ハイアットデリを食べた!
子どもができてからというもの、めっきりと外食が少なくなりました。6ヶ月くらいまでは、まだ連れていくこともできるのです。つーのは、6ヶ月くらいまでは、まだまだ子どもは寝てることが多いし、万が一おきていても、あんまりうるさくしないので。
でも、6ヶ月をこえるとシンドイね。下記のようになるわけです。

食べている間でも、
やめてー(絶叫)、それ触っちゃ、ダメー(再度絶叫)
6ヶ月をこえると、子どもは、キャーキャー叫ぶわ、テーブルの上のものを、バシバシと下に落とすわで、全く、油断もスキもあったもんじゃないんです。むしろ、親をあざ笑うかのように。
常に子どものいたずらを「制止」しながら、食べるという感じになる。食べると中断され、中断されては、また食べ。他人の視線も気になるしね。全く、「食った気」がしないのです・・・。あべし。
ということで、最近我が家では「やっぱ自宅がいいよね」ということになっています。もちろん、ほとんどは、自宅で自炊なのですけど、たまにはスペシャルな気分を味わいたい。
そんなときには、デリがいいね、と。これなら、プチスペシャル感があじわえます。しかも、家なので、気兼ねはいらない。子どもが少々騒いでも、全く問題なしということです。ダハハ。
昨日は、我々の結婚記念日でした。7年目。
嗚呼、もう7年目なんですね。結婚記念日も3回目あたりから、カウントするのが難しくなって(面倒くさくなって?)、「おい、今年、何年目だ?、オレ、なんで結婚したんだっけ?」、という感じになりますけれども(笑)。ともかくめでたい日だったわけです。
毎年、記念日にはレストランでお食事だったんですけど、今年は無理みたいです。ということで、新宿のパークハイアットでデリを買ってきて、おうちで食べることにしました。
この日買ってきたのは、こんな感じです。

エビのカクテル

ペンネのトマトソース

イカとセロリの炒め物

ナスとフォアグラの炒め物

季節の焼き野菜

チキン
すべて、おいしゅうございました。さすがはハイアットデリ。やはり「素材の食感が違うな」という感じがした。イカはコリコリし、シュリンプはプリプリしている。フォアグラはまったりとしていて濃厚。チキンも肉本来のうまみに、よく香草があっている。
これでしめて7000円。まぁ、デリで7000円というのは高い感じもするけれど、パークハイアットの52Fニューヨークグリルのディナーを食べる思いをすれば、安いものです。大満足でした。
子育てをしていると、たまには、やはり「外のおいしいもの」を食べたくなりますよね、そんなとき、ハイアットデリはいいのではないでしょうか。おすすめです。
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最後にね、これ、僕からの教訓ですけど、子どもが産まれたあとに、もし、おいしいレストランに行きたい、とか、旅行に行きたいとか思っている人がいたらね、6ヶ月くらいまでにいっとくほうがいいと思うよ。それ超えると、マジでツライから。
何を食べても、食った気がしない
何で遊んでも、遊んだ気がしない
という状況になります。
まぁ、その頃から、罪深いことに、子どもは、ぐっと仕草が可愛くなるのですけれども。
投稿者 jun : 2007年07月31日 22:37 | トラックバック
「ボーネルンドあそびのせかい」に行ってきた!
前々から、TAKUを連れて行ってみたいと思っている場所が2つありました。
ひとつは、仕事のテーマパーク「キッザニア」。もうひとつが、「ボーネルンドあそびのせかい」。
キッザニア
http://www.kidzania.jp/
ボーネルンドあそびのせかい
http://www.bornelund.co.jp/news/050620_1.html
「ボーネルンドあそびのせかい」は、エアトラックやトランポリン、様々な遊具がそろった「都市型運動環境」ですね。おもちゃメーカーのボーネルンドが運営しています。で、先日、ようやくここを訪ねることができました。
「あそびのせかい」の中は、平日の午後だというのに、子どもでいっぱい。いわゆる「ガキの巣」です。

だいたい3歳から8歳くらいまでのたくさんの子どもたちが、ぴょーん、ピョーンと飛び跳ねたり、ダダダと走ったりしていました。ここあそこで、叫び声と笑い声が聞こえる。僕も思わずトランポリンで遊んだけど、たしかに、これ楽しいね。

TAKUは、最初、「環境の変化」「まわりの子どもたち」に「びびった」のか、「地蔵」のように固まっていました。だんだんと緊張がゆるんできて、トランポリンなどは楽しんでいましたけれど。

30分遊んで、子どもは600円。大人もしっかりお金をとられて1人200円。で、計1000円ですね。
TAKUの場合は、まだ小さいので活動に限界がありますが、立って歩けるようになったら、かなり楽しいと思う。てことは、絶対に30分で終わらない。あとは10分延長ごとに100円加算だから、たぶん、一回いくと最低でも2000円くらいは覚悟したほうがいいように思います。
チャリーン、チャリーン。結構な金額だね。
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それにしても、余談だけどさ、こういうのを経験すると「都市で子どもを育てることの難しさ」を感じてしまいます。
僕の故郷では、僕のおうちのすぐ近くに、無料で遊べる「ボーネルンドあそびのせかい」のような公共プレイジムがあります。あんまり人はいない。平日などは閑散としています。
なんで出来たのかよくわからないし、きっとまたバラマキの一環だと思うけど、それでも、そういう施設があるのは、市民としては大変助かるものです。子育てをしていると、雨の日にどこで遊ばせようかって結構悩むものですので。
施設利用料は片方は一回2000円で、片方は無料。なんかため息がでちゃうね。でも、そんなことを言っていると、「都市生活者には、都市手当があるだろ」と言われそうだけどさ。でも、そんなもの、家賃・住宅費の高さで全部ふっとんで、「ない」のと同じ(笑)。ポワワワワワーン。
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なんか暗い話題になってきたけど、まぁ、いいや(笑)。好きで都会に住んでいるわけですから。
とにかく、「ボーネルンドあそびのせかい」は楽しく愉快な場所でした。今度、もう少し歩けるようになったら、また行きたいと思います。
投稿者 jun : 2007年07月31日 07:48 | トラックバック
岐阜に嫁ぐつもりでやってきました:鈴木哲夫著「政党が操る選挙報道」
「天竜川をわたって、退路を断ちました、骨を埋めます、戸籍も移しました」
「この岐阜に嫁ぐつもりでやってきました」
これらは小泉首相の刺客候補が、数年前の選挙戦のさなか、連呼した台詞である。
彼ら自身が、「自分の頭」でこの台詞を生み出したわけではない。。膨大なデータをもとに、候補者は巧妙に「振り付けられ」、「演出」されていた。中央の自民党コミュニケーション戦略本部(コミ戦)という「演出家」によってである。
コミ戦の役割はそれだけではない。幹部らのテレビ出演の計画を立てたり、テレビ出演の前に「振り付け」をしたりもする。
さらには、「この選挙が、何をとう選挙なのか」、その位置づけを立て直し、二項対立の図式を見直すことも、彼らの仕事のうちである。
国民はわかりやすい言葉、二項対立の図式を好む。先の選挙では、自民党は「郵政民営化賛成か、反対か」を問い、民主党は「年金問題」を問うた。この二項対立がうまく国民の認識と合致すると、票がとれる。コミ戦は日々集まる膨大なデータをもとに、こうした問題に取り組んだ。
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鈴木哲夫著「政党が操る選挙報道」を読んだ。参院選の開票速報がテレビで報じられているさなかの読書であったので、「この選挙では、コミ戦がどういう風に機能しているのだろう」と想像力をたくましく働かせながら読むことができた。
僕は政治にはズブの素人であるから、詳しいことは全くわからない。が、もし万が一僕がコミ戦のディレクターであったら、きっと、今回の選挙では、下記の仕事が期待されていたのではないかと思う。
・選挙活動では、年金問題は積年の課題であることを強調し、その問題を解決する政権として現政権を位置づける
・憲法改正や教育再生など、本当に現政権が取り組みたいことは、あえて前面にださない。雇用創出などでイメージアップをはかる。
・選挙活動の終盤では、選挙で負けたとしても、政権交代しなくてもいいよう、首相の続投をイメージづける
先の選挙ではコミ戦が機能し、自民党は大勝した。今回の参院選ではどうだったろうか。
「年金問題解決のエージェント」「雇用創出の立役者」としての顔をもって、票を集めることができただろうか。そして、首相の続投に反対する声を、何とか封じることができただろうか。
決着は、明け方にはついているだろう。
投稿者 jun : 2007年07月29日 11:00 | トラックバック
男ざかりは、百から百から
先日、ある人からこんな話を聞いた。
「人間は25歳あたりから、精神的にはあんまり変わらないらしい。いつまでも、自分はまだ25歳のつもりなんだけど、見た目だけがどんどん年をとっていく」
うーむ、何となくわかるような気がする。
もちろん、精神的に変わらぬ人もいる一方で、見た目にも、精神的にも年をとっていく人はいる。
かのマッカーサーが愛したと言われるユダヤ詩人サムエル=ウルマンはこう詠む。
青春とは人生のある期間ではなく
心の持ち方をいう
薔薇の面差し、くれないの唇、しなやかな手足ではなく
たくましい意志、ゆたかな想像力、もえる情熱をさす
青春とは人生の深い泉の清新さをいう
青春とは臆病さを退ける勇気
やすきにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する
ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある
年を重ねただけで人は老いない
理想を失うときはじめて老いる
一方、107歳にして天寿を全うした彫刻家・平櫛田中はこううそぶいた。
今やらねば いつできる
わしがやらねば だれがやる
六十、七十は鼻たれ小僧
男ざかりは、百から百から
男ざかりが「百から」で、70歳でも「ハナタレ小僧」ならば、さしずめ、31歳の僕などは、まだ生まれたばかりの赤子である。ちょうど自分の8ヶ月の息子と同じくらいだろうか。
先は長いなぁ・・・。
やっと腰が据わったばかりの我が子を遠くに見ながら、そう思う。

投稿者 jun : 2007年07月29日 08:37 | トラックバック
夏のお寿司 : 渋谷でシンコを食らう
先日、蛇の健寿司にいってきました。「夏のお寿司」を堪能させていただきました。
まずは白魚。プリプリとしていて、口の中ではじけるような食感。

驚いたのは、鮟鱇のキモ。鮟鱇は市場に出回っているのは、ほぼ中国産だそうですが、きょうは国産のものが入ったとのことで、早速いただきます。

基本的に、僕個人は、キモとかフォアグラとかは、「臭い」が苦手であまり好きではないのだけれど、これはそんなことはない。新鮮かつクリーミーで、どんどんと酒が進みます。
寿司は、おまかせで。夏の風物「シンコ」から中トロ、ハモ、イカ、泪、などを。シンコですよ、もう夏ですね。


珍しいところではアロエなども。

どれも大変おいしゅうございました。酒は3人で痛飲し、だいたい1人8000円。ふつうに飲めば、6000円から7000円くらいだと予想します。
また機会を見つけて行きたいね。
蛇の健寿司
東京都渋谷区道玄坂1-20-4
TEL:03-3461-4288
http://maps.google.co.jp/maps?q=%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E6%B8%8B%E8%B0%B7%E5%8C%BA%E9%81%93%E7%8E%84%E5%9D%821-20-4
投稿者 jun : 2007年07月29日 07:00 | トラックバック
TREEワークショップ&シンポジウムが終わった!
夏恒例のイベント「TREEワークショップ&シンポジウム」が終わった。今年は、ワークショップとシンポジウム合計3会場あわせて、のべ160名の学内、学外の方に参加いただいた。本当にありがとうございました。


最後に、ワークショップ&シンポジウムの実施のために、協力してくれたすべての方々に、特に学生アルバイトを含む、TREEオフィスの裏方スタッフの方々、学務課の方々に、御礼いたします。お疲れ様でした&ありがとうございました。
さぁ、夏だ。
投稿者 jun : 2007年07月27日 18:00 | トラックバック
教材開発、シャバの悲哀、認知的道具
大学院授業「デジタル教材設計論」、今日は、産業能率大学の古賀さんを招き、「企業・組織で利用されているデジタル教材」について、講義をしていただいた。

制作プロセスで利用される絵コンテなどをお持ちいただいて、「実際の現場では、どのように教材を開発するのか?」について、詳しい話をしていただいた。制作現場の現状についても、話がきけた。
---
デジタル教材設計論は、教材のデモンストレーションと教材の背後に流れる設計思想を体験する授業。しかし、実際の教材開発は、「設計思想」だけでなされるわけではない。
ポイントは2点。
ひとつ。教材設計のプロフェッショナルは、教材の設計思想と同時に、様々な制約(古賀さんの言葉でいうと、シャバの悲哀)の中で教材を開発していること。「制約」と「設計思想」のはざまで、何とかかんとか教材をつくるのだということ。
ふたつ。教材設計には、絵コンテ、シノプシスなどの様々な認知的道具が必要だと言うこと。実際の開発とは、そうした認知的道具を開発のプロセスでもある。教材を生み出すための様々なテンプレートなどを様々に開発して、それを利用、修正していくプロセスでもある。
机上の空論で、アタマの中の妄想で、教材がつくられるわけではない。教材とは、認知的道具を開発し、そこに実際に描いてみては消し、書き記してみては直し、行きつ戻りつして開発されるものである。
古賀さんには、お忙しいところ本当に無理を言って、ご出講いただいた。この場を借りて感謝いたします。ありがとうございました。

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今日は、TREEワークショップ&シンポジウム。僕は司会者を仰せつかっている(おそらくもっとも苦手な役目だろう)。
考えてみれば、今週は毎日スーツ&ネクタイだった。今から考えてみても、イベント続きの激しい、怒濤のような一週間だった。
あと一歩だ。
投稿者 jun : 2007年07月27日 07:13 | トラックバック
地方教員養成系大学・学生の都市への大量流入:NHKクローズアップ現代
数日前のNHKクローズアップ現代では、「地方教員養成系大学の学生が、都市に大量流入している」という内容を扱っていた。
事例として出ていたのは取り上げられていたのは、秋田県。
今年の秋田県の教員採用数はわずか16名。対して、東京都は1600名。地方で教員になることを夢見ていた学生も、東京、川崎などの大都市での試験にのぞむことが増えているのだという。
どうして、このようなことがおこるのか。そのキーは「団塊世代の大量退職」にあるのだという。
地方も都市も、団塊世代が大量退職することは変わらない。しかし、もともと人口の少ない地方では、大量退職よりも、子どもの数の急減のスピードの方がはやい。対して、人口の多い都市では、大量退職したあとの補充をすぐに行わなければならない。
かくして大量の教員採用をすぐに行わなくてはならない「都市」と、教員採用を手控えたままでいられる「地方」という構図が生まれる。
この問題、「大人のための教育学」の研究が近年増えている僕としては、やはり気になるのは首都圏で大量に生まれる若手教員の熟達の問題である。彼らをどのようにサポートし、力量の形成を行うか。悪いことに、大量退職で熟達者は抜けている。
深刻な問題が生まれようとしている。
ちなみに、NHKクローズアップ現代では、かつて大阪大学大学院で一緒だった姫野完治准教授がコメントを述べていた。
寿司屋で寿司をつまみながら番組を見ていて、「なんか聞いたことがある声だなー」と思って、振り向くと、姫野君だった。
何だか訳もなくうれしかった。
投稿者 jun : 2007年07月26日 08:09 | トラックバック
食事、掃除、かんなくず
昨日の講演、無事、終了しました。実は、リコーヒューマンクリエイツさんから、秋葉原で開催されたRHCフォーラムの特別講演のご依頼を受けていたのです。おかげさまで無事、終了。
今回の講演では、プロフェッショナルの育成にからむ諸課題、特に、1)概念的知識の構造化、2)メタ認知の育成、3)定型的熟達と適応的熟達、4)ワークプレイスラーニング、などについて、事例をまじえながら話をしました。
昨日のブログで3分の1は、聴衆に喋っていただくと張り切っておりましたが、それに関しては、ちょっと失敗。
最初のエクササイズ課題で張り切りすぎて、時間を食ってしまい、最後のディスカッション課題を飛ばさざるを得なくなってしまいました。
嗚呼、1時間20分というのはあっという間ですね。反省至極です。修行します。
---
今回のRHCフォーラムでは、メインの講演として宮大工棟梁の小川三夫さんがいらっしゃいました。
宮大工というのは、「完全無欠の徒弟制=十数年にわたる住み込みの修行」で、弟子育成をするのですが、その話がとても興味深かったですね。
小川さんによると、宮大工の世界では、新弟子に入ると「一年かけて見極める」そうです。見極めるといっても、「大工仕事」をさせて、そのクオリティを見るわけじゃない。
まだ入ったばかりの新参者ができることといえば、先輩や親方に「食事の用意」をすることと、「掃除をする」ことくらいです。来る日も来る日も、最初は「食事の用意」と「掃除」をさせる。
でも、これは、シゴキとかでやっているわけではない。
「食事の準備」には「思いやり」「段取り力」というのが、如実にでてしまう。「掃除」をさせれば、その人の「丁寧さ」がわかる。そうやって、一年かけて、弟子の性格を十分見極めた上で、少しずつ本格的な仕事に従事させるのだそうです。
この話、聞いていて、とても「うらやましいなぁ」と思いました。だって、人を見極めるのに、それだけの時間がかけられるということです。
今の時代は「即戦力」の時代ととかく言われますね。みんなスピード、スピードと言っている。なかなかそんな風に時間的余裕のある業界はないよなぁ、と。うらやましいなぁと思いました。
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来る日も来る日も「食事の用意」と「掃除」。そればかりずーっとやっているのは、弟子にとっては精神的にツライですね。
オレは、めしたき、掃除のために、修行してんじゃねー
とちゃぶ台をひっくりかえしたくなる(のかどうかは知らないけど・・・)。
半年くらいやっていると、弟子の方も、いてもたってもいられなくなるそうです。先輩のつくる綺麗な「かんなくず」をみて、自分でも、やりたくてやりたくてしかたがなくなる。
でも、その一瞬なのだそうです。そこまで、「かんな」を与えない。はじめて、その一瞬が訪れたら、「かんな」を与える。
そうすると、弟子は、「柱すべてを削ってしまうほど」、かんな削りに熱中するのだそうですね。
これも「いじめ」でやっているのではなくて、ちゃんと意味があるそうです。
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小川さんに、あとで楽屋ですこしだけ話をうかがったところによると、こんな厳しい修行をへても、「宮大工として一人前になるのは10年、棟梁になれるのは全体の1割」だそうです。
前者は、熟達者研究のエリクソンのいう「10年ルール」を地でいくような回答にびっくりしました。
後者は「そんなもんだよなぁ」と思った。
プロフェッショナルは、全員が目指せるわけではない。そんな甘い世界ではないですね。
厳しい下積み、基礎的知識や技能の習得、地味な雑用をこなすことをいやがるのは論外。そんなやつは最初から無理です。しかし、どんなに頑張っても、本人の向き不向きがある。最後には「結果」だけが問われる。厳しい世界なのですよね、プロフェッショナルの世界は。
・・・と、こんな感じで、非常に興味深い話題でした。
最後になりますが、リコーヒューマンクリエイツ株式会社のMさん、Kさん、当日アテンドをしてくださったMさんには大変お世話になりました。この場を借りて御礼いたします。ありがとうございました。
投稿者 jun : 2007年07月25日 09:17 | トラックバック
「喋り過ぎない講演」をめざす
講演では、なるべく「喋りすぎない」ようにしています。
そう言ったら、奇異に感じる方もいらっしゃるかもしれません。一般には「喋ること」イコール「講演」ですので、「喋らない講演」というのは、どこか変に聞こえるかもしれない。
でも、実際、僕はなるべくそうするようにしています。もちろん、「全く喋らない」わけではありません。時間数にして、自分が喋る時間を3分の2くらいに押さえようとしているのです。
残りの3分の1は、講演を聴いてくださっている参加者の方が、お近くの参加者の方と「喋っていただく時間」にしています。簡単なディスカッションですね。で、数分時間をおいて、僕がマイクをもって、「どんな話がでたか」を聞きにいくようにしています。
---
なぜ、こういうスタイルにしているのか。それは2つの理由からです。
1つめは、「一方向的に喋る講演」の学習効果が低いことを、研究者として僕自身が、よく知っているから。
一般に、半年時間をおいた遅延テストでは、7割から8割の参加者が、当該講演で語られた内容を、すべて忘却すると言われています。人間は「忘却する動物」といわれていますが、このレートをなるべく下げたい、と思います。それには、僕が「喋りすぎないこと」が重要なのです。
ふたつめは、その方が「参加者の満足度があがる」から。
もちろん、これは賛否両論があります。「僕が喋り続ける講演」を望まれる方も、少なくありません。
しかし、割合を見ると、「僕が喋り続ける講演」よりも、「参加者自身が喋る講演」の方が、評価が高いことが多いのです。みんな、実は講演の時間に、「聞く」よりも「喋りたかった」んだね。
---
僕が、このスタイルをとったのは、米国留学から帰国した2004年の秋からです。それまでの僕の講演は、かなりOne-wayスタイルでした。
オモシロイというか、皮肉だよね。だって、喋っている内容は、当時の自分の専門であった「協調学習」だったりするわけじゃないですか。でも、喋っている内容は「協調」なのに、「講演のスタイル」は「アンチ協調学習スタイル」だったりする。これにまず矛盾を感じました(笑)。おいおい、矛盾しちゃってるぜ>自分。
あと、米国留学時代、いろんな方の発表をむこうで聞いて、やり方によっては、いわゆる「講演でもインタラクティヴにできる」ということを学びました。
で、思い切って、というか、おそるおそる、それをやるようになったのです。で、今に至っている。もちろん、今もおそるおそる、だけど。
というのは、インタラクティヴにするってのは「怖い」んですよ。何がでてくるかわからないし、タイムマネジメントも難しい。よっぽど、機関銃のように喋った方が「楽」に感じます。だから、今も、おそるおそるです。
---
今日の午後は、講演です。それも300名規模。
これまで150名規模の講演では、インタラクティヴにやってきましたが、300名ははじめてです。成功するのかどうかわかりませんが、頑張ります。
そして人生は続く。
投稿者 jun : 2007年07月24日 07:15 | トラックバック
「研究」と「事業」のあいだの「死の谷」
今年春から、僕らの研究成果の実用化検討が、密かに行われている。僕は監修者としてこのプロジェクトに関わり、自分たちの研究成果をなるべく事業として結びつけられるよう、知恵を絞っている。
どのようなプロダクトが生み出されるかは、まだ内緒だ。プロダクト云々より以前に、僕自身、このプロセスの中で、かなり多くのことを学んでいる。
一般に、
事業と研究のあいだには、デスバレー(死の谷:The Valley of Death)が横たわる
と言われている。「魔の川」という人もいるらしい。要するに、「研究」から「事業」に結びつける困難さをたとえた言葉である。
一般に、研究されたものが事業化されることはマレであるし、事業が要求するものが研究開発の現場から生まれることもマレである。その深い溝は、「死の谷」に似ている。
なぜ死の谷が生まれるのか? それは、「研究」と「事業」で追求されるクオリティ、フォーカスポイントが、それぞれビミョーにズレているからである。さらにタチの悪いことに、このフォーカスポイントやクオリティには、それを生み出す「人」がからむ。
研究としての論理や筋は通っていても、いざ、事業として位置づけるためには、コストや工数などのこと、いろいろ勘案しなければならない。しかし、コスト削減を重視しすぎて、研究の知見を見失ってはいけない。要するに、これら両者の関係は、とてもビミョー。用意周到、かつ丁寧なマネジメントが求められる。
自分の研究は、かなり実用に近いと思っていたけれど、それでも、まだその溝は深い。しかし、僕の研究で、多くの人々に使われたり、知られたりすることを夢見ない研究はない。だとすれば、これは、僕が渡らなければならない「谷」であろう。
まだまだ学ぶべきことが多い。
投稿者 jun : 2007年07月23日 07:46 | トラックバック
今週がヤマ
昨日は、知り合いのCさん夫妻、Aさん夫妻が、お子さんたちをつれて我が家に遊びにきてくれました。
ランチを一緒にしましたが、あっという間の4時間でした。楽しい時間を過ごせました。ありがとうございました。



カミサン、料理、大変だったと思う。お疲れ様でした。
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先日ゼミが終了。大学院授業の方は、あともう少し。来週は、スーツを着なければならない日が3日間・・・うーん、多い。講演、セレモニー参加、イベント司会です。
学会原稿の提出も控えているし、忙しさとしては、今週がヤマかな。このヤマをこえれば、無事、梅雨も終わって、「夏本番」であると・・・と願いたい。
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TREEワークショップ&シンポジウムの方も、ワークショップ1の方は、参加を締め切りましたが、シンポジウムはまだ参加を受け付けております。ぜひ、お早めにお申し込みください。
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TREEワークショップ&シンポジウム2007
- 大学生とメディアの"今"を探る -
2007年7月27日(金)東京大学駒場キャンパス
主催:東京大学 教育企画室
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■趣旨
TREEプロジェクト (Todai Redesigning Educational
Environment:東京大学教育環境リデザインプロジェクト)
は、「ITを活用した東京大学の教育環境の改善」を目的と
する全学プロジェクトです。
教育企画室の企画のもと、各学部、研究科、教育部に
よって推進されています。
TREEプロジェクト
http://tree.ep.u-tokyo.ac.jp/
TREEプロジェクトでは、2005年のプロジェクト開始
以降、毎年シンポジウムを開催し、学内外から200名程
度の方々のご参加をいただいております。
今年は「大学生とメディアの"今"を探る」という統一
テーマのもと、
1)教育の情報化の最新動向
2)教育コンテンツの著作権処理、開発の実務
3)大学生のメディア利用の実態
などを扱うワークショップとシンポジウムを企画し
ました。
「大学生をとりまくメディア環境の発展のスピード」は、
教育の情報化の進展よりもずっと早く、いまや日進月歩
です。TREEワークショップ・シンポジウム2007
では、大学生を取り巻く教育メディア環境の「今」の実像
をあますところなくお伝えすることができると思います。
本ワークショップとシンポジウムは、大学において
教育情報環境の整備に従事なさっている方、教育の情
報化を推進している方、大学生をとりまくメディア環
境のトレンドについて知りたい方をメインターゲット
にしております。
入場は無料です。
ふるってご参加いただければ幸いです。
東京大学 教育企画室長 岡本和夫
東京大学 TREE会議議長 藤原毅夫
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■日時と場所
○7月27日(金曜日)10時 - 12時
【TREEワークショップ1】
・駒場アクティブラーニングスタジオワークショップ
・東京大学駒場キャンパス 17号館 2F
http://www.c.u-tokyo.ac.jp/jpn/kyoyo/map.html
○7月27日(金曜日)10時 - 12時
【TREEワークショップ2】
・教育の情報化 著作権処理ワークショップ
・東京大学大学院 数理科学研究科 演習室(B1)
http://www.ms.u-tokyo.ac.jp/access/index.html
※ワークショップ1と2は同時にパラレルで開催されます
※ワークショップ1はすでに締め切りました
※ワークショップ2は学内のみです
○7月27日(金曜日)13時 - 17時
【TREEシンポジウム】
・「大学生とメディアの今をさぐる」
・東京大学大学院 数理科学研究科 大講義室(B1)
http://www.ms.u-tokyo.ac.jp/access/index.html
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■参加費、および募集定員
参加費は無料です
懇親会は3000円を申し受けます
・TREEシンポジウム 学内・学外 200名
※ワークショップはメディアの取材はご遠慮下さい
※参加申し込みは一番下のフォームに必要事項を
お書きの上、tree_symposium@tree.ep.u-tokyo.ac.jp
まで7月15日までにご返送下さい
※ワークショップ1はすでに締め切りました
※ワークショップ2は学内限定です
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■TREEワークショップ1の内容
「駒場アクティブラーニングスタジオワークショップ」
主催:東京大学 教育企画室
共催:東京大学 教養学部附属教養教育開発機構
企画:東京大学 大学総合教育研究センター
マイクロソフト先進教育環境寄付研究部門
協力:東京大学大学院 情報学環
コーディネータ:望月俊男(大学総合教育研究センター)
山内祐平(情報学環)
サポーター:林一雅(教養学部附属教養教育開発機構)
○ご挨拶
浅島誠(東京大学 副学長理事)
○企画趣旨
(10:00-10:15)
○ラーニングスタジオ型教室の現在
(10:15-10:30)
○ワークショップ
(10:30-12:00)
駒場アクティブラーニングスタジオ教室


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■TREEワークショップ2の内容
「教育の情報化と著作権ワークショップ」
主催:東京大学 教育企画室
企画:東京大学 大学総合教育研究センター
TREEオフィス
共催:東京大学 産学連携本部
司会:西森年寿(大学総合教育研究センター)
サポーター:類家利直(大学総合教育研究センター)
○企画趣旨
(10:00-10:10)
○教育と著作権(レクチャーとディスカッション)
末吉亙(弁護士・東京大学 法科大学院 客員教授)
(10:10-11:10)
○東京大学における著作権処理の実際
山本恵美(教育企画室)
(11:10-11:30)
○東京大学におけるコンテンツ開発の実際
重田勝介(大学総合教育研究センター)
(11:30-11:50)
○全体質疑
(11:50-12:00)
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■TREEシンポジウムの内容
「大学生とメディアの今を探る」
主催:東京大学 教育企画室
企画:東京大学 大学総合教育研究センター
TREEプロジェクトチーム
コーディネータ:中原淳(大学総合教育研究センター)
サポーター:神谷真紀(大学総合教育研究センター)
○ご挨拶
岡本和夫(大学総合教育研究センター)
(1:00-1:15)
○特別講演
清水康敬(独立行政法人メディア教育開発センター)
(1:15-2:05 : 質疑10分こみ)
○休憩
(2:05-2:15)
○仮想環境「セカンドライフ」に出現した教育環境
三淵啓自(デジタルハリウッド大学院大学)
(2:15-2:55 : 質疑10分こみ)
セカンドライフ

○iTunes U:携帯型音楽プレーヤを活用した教育リソースの配信
坂本憲志(アップルジャパン 教育プログラム推進)
(2:55-3:35)
iTunesU

○休憩
(3:35-3:45)
○日本社会の情報化の特徴と高等教育
木村忠正(東京大学大学院 総合文化研究科)
(3:45-4:25)
・・・大学生のSNS、blog利用調査などの側面から
○東大での取り組み1
知の構造化センター
松本洋一郎(東京大学大学院 工学系研究科)
(4:25-4:55)
○東大での取り組み2
TREEプロジェクト
藤原毅夫(大学総合教育研究センター)
(4:55-5:15)
○懇親会
司会:岡本和夫(大学総合教育研究センター)
(5:45-7:30)
〆申込書・ココカラ---------------------------------
TREEワークショップ&シンポジウム2007
参加申し込みフォーム
下記の必要事項をご記入のうえ、
tree_symposium@tree.ep.u-tokyo.ac.jpまで
メールください
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1.TREEシンポジウム 参加希望
「大学生とメディアの今を探る」
2.TREE懇親会 参加希望
(懇親会参加は当日3000円を申し受けます)
〆申込書・ココマデ---------------------------------
*今回いただいた個人情報につきましては、TREEプロジェクトから
ご案内を差し上げる以外の目的で利用することは一切いたしません。
また、ご本人の同意なく、第三者に提供することはございません。
■本ワークショップとシンポジウムに関するお問い合わせは
tree_symposium@tree.ep.u-tokyo.ac.jp
投稿者 jun : 2007年07月22日 09:03 | トラックバック
組織開発ワークショップが終わった!
昨夜は、Learning bar@Todaiでした。今回のLearning barのテーマは「組織開発」。オーセンティフィック・アソシエイツ代表の中土井僚さんをお招きして、「組織は本当に変わるのかワークショップ」を開催いたしました。
今回のワークショップの目的は2点です。
1.組織開発についてアタマでわかること
2.組織開発の実際の手法について、カラダで実感すること
昨夜のワークショップでは、後半、アプリシエイティブ・インクアイアリーという組織開発手法の「ディスカバリー」というセッションを全員で体験してみました。
ディスカバリーセッションは、「個人の過去の記憶に埋もれている体験を、二人1組になって聞き取りあうこと」ことからはじめます。
その後、それらをグループで持ち寄りディスカッションします。ディスカッションを通して、複数のメンバー体験から、全員に共通する価値(ポジティブ・コア)を見いだしていきます。最後に、ポジティブ・コアを、オブジェなどで表現します。
要するに、「我々が何者なのか」「組織の中心的な価値とは何なのか」を帰納的に見いだしていくプロセスということでしょうか。
---
まずは腹ごしらえ。

ワークショップがはじまります。最初は「組織とは何か」「変革とは何か」「組織開発とは何か」についてのレクチュアでした。

いよいよ、いわゆるワークショップのはじまりです。二人1組になって「過去の体験の聞き取り」を行います。

それらをグループで持ち寄って・・・

自分たちに共通する価値、考え方、つまりは「組織のコア」を見いだして、カタチに表現していきます。





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今回、ワークショップが進行するのを傍目に見ながら、僕はいろいろなことを考えていました。最後に、それをご紹介します。
まずひとつ思ったのは、「組織観」と「知識観」の問題です。
思うに、どうも、通常の人がもつ組織観には2種類があるようですね。そして、それは興味深いことに、いわゆる「知識観」と連動している場合が多いように感じます。
ひとつめは、「機能主義的組織観」とでもいったらいいのでしょうか。この組織観のもとでは、「知識(戦略・価値観)は伝達できるもの」であり、「組織メンバーは上のつくった戦略・価値に従うこと」が前提にされています。
もうひとつは、「構築主義的組織観」と形容してもよいかもしれません。この組織観のもとでは、「知識(戦略・価値観)はつくるもの」とされます。そして、メンバーたちは、自分たちのつくった価値にコミットメントを高めていきます。
昨今、「組織において価値の伝達やら共有」といったことが主張されていますが、後者の立場にたった考え方が、がもっと注目されてもよいのではないか、と個人的には思っていました。今回のワークショップを通して、その重要性を再確認しました。
もうひとつは、Constructionismの「The Object to think with」の考え方です。今回のAIを活動レベルで見直してみると、通常のワークショップを構成する活動とそれほど差があるわけではありません。話し合いながら、モノをつくって、語り合う、という形式です。
でも、最後にカタチとしてまとめるから、具体的に心底話すことができたりしますね。カタチがあるから、組織のコア、メンバーに共有する価値、といった抽象的なものに具体的に関与できるのではないかな、と思いました。こちらも、その重要性を再確認したといった感じです。
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最後になりますが、このワークショップを支えてくれた東京大学大学院の中原研究室、山内研究室の大学院生諸氏、Educe Technologiesの坂本事務局長、そしてお忙しい中お越し頂いた中土井僚さんにこの場を借りて感謝いたします。本当にありがとうございました。
投稿者 jun : 2007年07月21日 08:20 | トラックバック
夏学期のゼミが終わった!:カール=ベライターの夢
昨日、前期の大学院ゼミが終わりました。「納涼会」ということで、本郷で一献。非常に楽しい時間でした。
それにしても、早いよね、1学期がたつのって。さぁ、はじまったと思ったら、すぐにゴールデンウィーク。それが終わって、そろそろ油がのってきたな、と思ったら、もう終わりです。「ブレーキのないジェットコースター」に乗らされているような感覚でしょうか。
夏学期のゼミでは、トロント大学の研究者カール=ベライタのEducation and Mind in Knowledge ageという本を、みんなで読みました。
カール=ベライタといえば、教育心理をやっている人ならば、文章産出の研究者として有名ですし、僕のような領域だと、「ネットを使った協調学習」の草分けであるCSILEの開発者として有名な方です。「ザ・大御所」「御大」という感じですか。
で、この本なのですが、緻密な議論をするというより、カールが、教育界のいろんな人、いろんな言説に「吠えてまくっている」本です。
ベライタさんが今までやってきたことを背景にして、ポパーのワールド1、ワールド2、ワールド3の議論を参照しながら、デューイにかみつき、エングストロムにかみつく。で、「学校がどうなるべきか」を論じている。
通読した感想としては、正直にいうと、僕個人としてはついていけない部分も多い。教育工学の悲しい性なのかもしれませんが、どうしても「そうはいうけど、実現可能性を考えるとなぁ」という感覚を最後まで棄てきれませんでした。
「べき論」と同時に、「どうやって既存言説、対抗言説、既存組織の関係を組み替えたり、編み直したりして、それを実現するか」というところがやはり気になりました。「一本釣り」もいいけど、どう「寝技」で落とすか考えようよ、ということでしょうか・・・余計わからんな。
もちろん、ベライタの今の学者としての立ち位置と、この本を出した意味を考えると、「それを言っちゃおしまい」なのかもしれませんけれど。
でも、この人が実は背後に持っている感情は、何となくわかるような気がしました。深読みしすぎなのかもしれませんが(だから、僕は、国語が苦手だった)、それは、
「知識社会における学校の役割には期待しつつも、それを変革するプロセスが、学校や教育の内部論理によって進むことは期待できない」
という感覚なのかもしれないなと思いました。「期待しつつも、期待しない」というこのアンビバレンツな感情が、印象的です。ベライタさん、複雑だね、乙女だね。
---
来学期は、ガラッと変わって、「熟達化」の論文をガシガシと読みます。
なぜこの本を選んだかというと、本当にコンパクトにまとまっているんですよね、熟達化研究の知見が。
最初は、熟達化の有名な論文を30編くらい選んで、それをみんなで読もうと思った。「嗚呼、図書館いって集めなアカンな」、と思っていたら、もうハンドブックになって、まとまっていたんですね。で、これを選びました。
熟達化研究って、内容も僕はオモシロイと思うんだけど、方法論も学べると思うんですよね。質的にも迫るし、量的にも迫る。それがいいんでないの、と思った。内容だけでなく、そうした形式も学べるのではないか、と。
来学期のゼミは10月です。それまでどうやって、ゼミの皆さんに購読してもらうか、少し考えてみます。
今のところ、前期とのバランスを考えると「多読・要約読み」かな、と思っているのですけれど。レジュメのページ数を4pとかに決めて、全訳はしない。で、要点をまとめて報告し、最後にインプリケーションをまとめるみたいな感じかな。できれば1日2本くらい読みたいと思うのですけど、、、。
しばらく悩みます、、、モンモン。
投稿者 jun : 2007年07月20日 07:16 | トラックバック
文献検索のキモとは何か?
山内先生が文献検索の方法について、おすすめのやり方を、ブログにお書きになっている。非常に参考になると思った。
魔法の文献検索
http://blog.iii.u-tokyo.ac.jp/ylab/2007/07/post_28.html
本学の大学院入試は、願書提出の時期をむかえている。研究計画の策定に苦労している人はいないだろうか。文献検索は研究計画策定時に必要なコア技術である。
上記に加えて、もうひとつおすすめの方法があるとすれば、それは、実際に、自分の足で図書館や本屋さんに出かけて、関連する書棚を眺めることである。あまりに愚直かもしれないが、これが結構きく。
あと僕がよくやるのが、最初の文献検索で何となく、「関連しそうな学術雑誌」がわかったら、その雑誌の5年分くらいのアブストラクトを図書館でパラパラと斜め読みしてみる、という方法である。
いずれにしても、予想外のキーワードを見つけたり、予想外の本に出会ったりして、より豊富なリソースにあたることができる、と思う。
結局、文献検索のキモは、デジタルとアナログをフルに使い倒す、ということなのかもしれないな、と思う。
投稿者 jun : 2007年07月18日 17:00 | トラックバック
アルバイト、FD、安田講堂でのカンファレンスのこと
最近、オモシロイと思っていること。あるいは、密かにオモシロがって企画していること。
---
ひとつめの「オモシロがり」。
先日、来研したHさんに頂いた論文集の中で、下記の論文が興味をひいた。
見舘好隆(2007)顧客接点アルバイト経験が基礎力向上に与える影響について―日本マクドナルドに注目して―. Works review. Vol.2
http://www.works-i.com/flow/survey/download.html#140
本論文は、マクドナルドで働くアルバイト学生、フリーター諸氏が、どのような能力を、どのような契機で獲得したのか、を明らかにしたもの。マッコールの「Quantum leap experience=一皮むける」の概念を用いて、コンパクトにまとめている。
分析の結果、学生やフリーターは「建設的・創造的な討議」と「主体的行動」といった「能力」をアルバイトを通して向上させていた。この能力向上に寄与したイベントとは「同僚」と「顧客からの視線」が関係している・・・。
本論文のユニークなところは、通常は能力形成という文脈で論じられることが非常に少ないアルバイトを、その土俵に引き込んだこと。また、exective educationの方法論として開発されたマッコールの方法論を、そこに適応したところだろうか。
特に、マッコールの方法論は、あまり教育学においては利用されることが少ない。「これ、こんな風にも使えるんだ」と思った。
---
ふたつめ。
今、9月にある公開ワークショップの企画を密かに練っている。テーマはFD!(ファカルティディヴェロップメント)。
通常は、「授業のカイゼン」というコンテキストで語られるファカルティディヴェロップメントを、「様々な大学内メンバーによる教育価値の共創活動」と位置づけ直す、というお話である。
エティエンヌ=ウェンガーの提唱したコミュニティ・オブ・プラクティス(実践共同体)の概念を活用し、それにチャレンジしている。
FDは、今、「旬」である。大学学部、大学院とFD義務化の話が、教育行政では盛り上がっている。FDとは、そもそも何なのかをもう一度考え直す契機になれば、と思っている。
こちらの方は、CFP(Call for participation)ができあがり次第、またこの場で募集いたします。某大学からステキな方をお呼びいたします。
---
みっつめ。
9月には、実は、もうひとつ大イベントを企画している。キャッチコピーは、
安田講堂をジャックせよ!

9月7日 東京大学・安田講堂で、「ワークプレイスラーニング2007 - 変革するミドルを支援する」という700名規模のカンファレンスを開催します。
ワークプレイスラーニングとは、「研修と職場における仕事経験を連携させた学びの姿」。本カンファレンスでは、「変革するミドルの支援」をテーマにかかげ、研修と仕事経験を接合することをめざす人材育成事例とそれに付随する理論(組織学習理論、教育学理論)をご紹介したいと思います。
こちらのカンファレンスは、リクルートさん、日本能率協会さん、産業能率大学さん、ダイヤモンドさんのご協力を得まして、企画を進めてまいりました。アカデミズムからは、僕と産能大学の長岡先生が企画に参加しています。ようやく実現にこぎつけそうな予感です(笑)・・・。もう少しですね、もう少し。
こちらの方も、情報が確定次第、このblogでお知らせいたします。ぜったい、オモロイよ。ぜひ、今からスケジュール帳に書き入れておいてくださいね。
そして人生は続く・・・
---
追伸.
オモシロがるのはいいんだけど、最近、困っていることに、眠りが浅いってーのがあります。ちょっと前まで「快眠君」だったのに、あまりに早く起きてしまう。オレはニワトリか。まいったなぁ・・・。仕事が進むのはいいんだけど。
投稿者 jun : 2007年07月18日 05:13 | トラックバック
うちの探検家
うちには「探険家」がいます。彼は、水曜スペシャルの川口浩隊長のように(古い・・・覚えている人いるだろうか?)、今日も、おうちのあちらこちらを「探険」しています。

そんな隊長の「ユニフォーム」の「おしり」の部分には・・・

彼のモットーが刻まれています。
「ほふくぜんしん」
今日も隊長は秘境を探しています。
投稿者 jun : 2007年07月17日 17:00 | トラックバック
【残席残りわずか】東大教育の情報化シンポ・・・セカンドライフ、SNS、blog、iTunesU
1粒で2度おいしい
ではないですけれど、TREEワークショップ&シンポジウムは、かなり多くの「最先端」にふれられる一日になると思います。iTunesU、セカンドライフ、SNS、blog・・・大学生のメディア環境の「今」をかいま見ることができるでしょう。
駒場アクティブラーニングスタジオ教室


セカンドライフ

iTunesU

ワークショップは1の「スタジオ教室」の方が満員。学内公開のみのワークショップ2「著作権」は引き続き募集中です。シンポジウムは残席少なくなってきました。ぜひ、お早めにお申し込みください。
================================================
TREEワークショップ&シンポジウム2007
- 大学生とメディアの"今"を探る -
2007年7月27日(金)東京大学駒場キャンパス
主催:東京大学 教育企画室
================================================
■趣旨
TREEプロジェクト (Todai Redesigning Educational
Environment:東京大学教育環境リデザインプロジェクト)
は、「ITを活用した東京大学の教育環境の改善」を目的と
する全学プロジェクトです。
教育企画室の企画のもと、各学部、研究科、教育部に
よって推進されています。
TREEプロジェクト
http://tree.ep.u-tokyo.ac.jp/
TREEプロジェクトでは、2005年のプロジェクト開始
以降、毎年シンポジウムを開催し、学内外から200名程
度の方々のご参加をいただいております。
今年は「大学生とメディアの"今"を探る」という統一
テーマのもと、
1)教育の情報化の最新動向
2)教育コンテンツの著作権処理、開発の実務
3)大学生のメディア利用の実態
などを扱うワークショップとシンポジウムを企画し
ました。
「大学生をとりまくメディア環境の発展のスピード」は、
教育の情報化の進展よりもずっと早く、いまや日進月歩
です。TREEワークショップ・シンポジウム2007
では、大学生を取り巻く教育メディア環境の「今」の実像
をあますところなくお伝えすることができると思います。
本ワークショップとシンポジウムは、大学において
教育情報環境の整備に従事なさっている方、教育の情
報化を推進している方、大学生をとりまくメディア環
境のトレンドについて知りたい方をメインターゲット
にしております。
入場は無料です。
ふるってご参加いただければ幸いです。
東京大学 教育企画室長 岡本和夫
東京大学 TREE会議議長 藤原毅夫
-----
■日時と場所
○7月27日(金曜日)10時 - 12時
【TREEワークショップ1】
・駒場アクティブラーニングスタジオワークショップ
・東京大学駒場キャンパス 17号館 2F
http://www.c.u-tokyo.ac.jp/jpn/kyoyo/map.html
○7月27日(金曜日)10時 - 12時
【TREEワークショップ2】
・教育の情報化 著作権処理ワークショップ
・東京大学大学院 数理科学研究科 演習室(B1)
http://www.ms.u-tokyo.ac.jp/access/index.html
※ワークショップ1と2は同時にパラレルで開催されます
※ワークショップ1はすでに締め切りました
○7月27日(金曜日)13時 - 17時
【TREEシンポジウム】
・「大学生とメディアの今をさぐる」
・東京大学大学院 数理科学研究科 大講義室(B1)
http://www.ms.u-tokyo.ac.jp/access/index.html
-----
■参加費、および募集定員
参加費は無料です
懇親会は3000円を申し受けます
・TREEシンポジウム 学内・学外 250名
※ワークショップはメディアの取材はご遠慮下さい
※参加申し込みは一番下のフォームに必要事項を
お書きの上、tree_symposium@tree.ep.u-tokyo.ac.jp
まで7月15日までにご返送下さい
※ワークショップ1はすでに締め切りました
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■TREEワークショップ1の内容
「駒場アクティブラーニングスタジオワークショップ」
主催:東京大学 教育企画室
共催:東京大学 教養学部附属教養教育開発機構
企画:東京大学 大学総合教育研究センター
マイクロソフト先進教育環境寄付研究部門
協力:東京大学大学院 情報学環
コーディネータ:望月俊男(大学総合教育研究センター)
山内祐平(情報学環)
サポーター:林一雅(教養学部附属教養教育開発機構)
○ご挨拶
浅島誠(東京大学 副学長理事)
○企画趣旨
(10:00-10:15)
○ラーニングスタジオ型教室の現在
(10:15-10:30)
○ワークショップ
(10:30-12:00)
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■TREEワークショップ2の内容
「教育の情報化と著作権ワークショップ」
主催:東京大学 教育企画室
企画:東京大学 大学総合教育研究センター
TREEオフィス
共催:東京大学 産学連携本部
司会:西森年寿(大学総合教育研究センター)
サポーター:類家利直(大学総合教育研究センター)
○企画趣旨
(10:00-10:10)
○教育と著作権(レクチャーとディスカッション)
末吉亙(弁護士・東京大学 法科大学院 客員教授)
(10:10-11:10)
○東京大学における著作権処理の実際
山本恵美(教育企画室)
(11:10-11:30)
○東京大学におけるコンテンツ開発の実際
重田勝介(大学総合教育研究センター)
(11:30-11:50)
○全体質疑
(11:50-12:00)
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■TREEシンポジウムの内容
「大学生とメディアの今を探る」
主催:東京大学 教育企画室
企画:東京大学 大学総合教育研究センター
TREEプロジェクトチーム
コーディネータ:中原淳(大学総合教育研究センター)
サポーター:神谷真紀(大学総合教育研究センター)
○ご挨拶
岡本和夫(大学総合教育研究センター)
(1:00-1:15)
○特別講演
清水康敬(独立行政法人メディア教育開発センター)
(1:15-2:05 : 質疑10分こみ)
○休憩
(2:05-2:15)
○仮想環境「セカンドライフ」に出現した教育環境
三淵啓自(デジタルハリウッド大学院大学)
(2:15-2:55 : 質疑10分こみ)
○iTunes U:携帯型音楽プレーヤを活用した教育リソースの配信
坂本憲志(アップルジャパン 教育プログラム推進)
(2:55-3:35)
○休憩
(3:35-3:45)
○日本社会の情報化の特徴と高等教育
木村忠正(東京大学大学院 総合文化研究科)
(3:45-4:25)
・・・大学生のSNS、blog利用調査などの側面から
○東大での取り組み1
知の構造化センター
松本洋一郎(東京大学大学院 工学系研究科)
(4:25-4:55)
○東大での取り組み2
TREEプロジェクト
藤原毅夫(大学総合教育研究センター)
(4:55-5:15)
○懇親会
司会:岡本和夫(大学総合教育研究センター)
(5:45-7:30)
〆申込書・ココカラ---------------------------------
TREEワークショップ&シンポジウム2007
参加申し込みフォーム
下記の必要事項をご記入のうえ、
tree_symposium@tree.ep.u-tokyo.ac.jpまで7月15日までに
メールください
氏名:
フリガナ:
ご所属 :
メールアドレス:
※参加希望のセッションを下記よりお選び下さい。
参加を希望しないセッションについては、削除
をお願いします。
なお、ワークショップ1と2はパラレルで同時に開催
されます。両方参加いただくことはできません。
どちらかを選んでください。
1.TREEワークショップ1 参加希望
「駒場アクティブラーニングスタジオワークショップ」
2.TREEワークショップ2<学内限定> 参加希望
「教育の情報化と著作権ワークショップ」
※ワークショップ2参加希望の方へ:
教育と著作権に関して、事前に
具体的な関心や質問についてコメントいただければ幸いです。
質問や関心:( )
3.TREEシンポジウム 参加希望
「大学生とメディアの今を探る」
4.TREE懇親会 参加希望
(懇親会参加は当日3000円を申し受けます)
〆申込書・ココマデ---------------------------------
*今回いただいた個人情報につきましては、TREEプロジェクトから
ご案内を差し上げる以外の目的で利用することは一切いたしません。
また、ご本人の同意なく、第三者に提供することはございません。
■本ワークショップとシンポジウムに関するお問い合わせは
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投稿者 jun : 2007年07月17日 07:00 | トラックバック
子連れ(親子)で行けるレストラン:表参道「真々庵・青山本店」
子ども連れで出かけることのできるレストラン
ファミレスを除くと、数が、そう多いわけではありません。特に本格的なレストランは、「子連れは遠慮」、というのがほとんどです。
でも、子どもを持ってみると、そういうレストランの存在がいかにありがたいものか、わかります。
日々、自宅で子育てに翻弄され、「自分の食べるもの」などは「二の次」になっている親にとって、たまには外食し、普段は食べられない手のかかった食事をしてみたい。それは、「ささやかな願い」なのです。
---
カミサン、TAKUと一緒に、表参道にある懐石「真々庵」にでかけました。ここは、赤ちゃん、障害をもった方々でも利用できるよう、施設が完全バリアフリー対応になっている珍しいレストランです。
真々庵
http://www.shinshinan.com/
エレベータ、個室、オムツ替えをする台、子ども用メニューを用意しています。これだけあれば、無敵です。
僕らが出かけたのはお昼のミニ懐石。メニューは下記でした。
先付
いちじくごまクリーム 花穂
白瓜かみなり干し
椀
かぼちゃすり流し
ほしオクラ
造
河岸あがり三種盛り
妻色々
焼物
福子塩焼き
たて酢
煮物
夏鴨ロース煮
なす
京揚げ
水菜
食事
鮎おこわ朴葉蒸
香の物
赤出汁
水物
シャーベット


すべておいしゅうございました。久しぶりだね、少しずつお皿がでてくるところで食事なんて。特に、お造り・烏賊の隠し包丁、煮物の鴨ロース、焼物には柏手でした。ブラボー、いいぞ。
値段は一名3800円。ランチで3800円はプチ贅沢ではありますが、一応懐石の基本をすべて食べて、この値段ならそう高くはないと思います。おすすめです。
---
食事は1時間半ほど(もし子どもがグズるようであれば、ペースを早めにだしてもらえます)。レストランを出て、表参道のナチュラルハウスで買い物。その後、渋谷の東京都児童会館に立ち寄ることにしました。
東京都児童会館
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/jidou/index.html

ここは子どもにとっては、パラダイスだね。いろんな遊具、おもちゃ、絵本なんかが、たくさんそろえてあります。しかも利用料は無料。この日も、本当にたくさんの親子連れが、遊んでいました。無料だもんね、無料。
でも、ここでの遊びは、少しTAKUには早かったかもしれませんね。いろいろ遊具はあるのですが、お座りができるようになってからくると、より楽しく遊べるなぁ、という感想を持ちました。また来よう。
---
てなわけで、連休は、久しぶりに家族で過ごすことができました。よかった、よかった。


---
追伸.
ちなみに、最近は、「子ども連れ」にターゲットをしぼった既存施設のリノベーションが増えているそうです。たとえば、かつて、ワカモノで賑わった代官山は、子ども連れ施設が増えているらしい。その当時、通りを歩いていたワカモノたちが、子どもをもつようになったそうです。
投稿者 jun : 2007年07月16日 19:57 | トラックバック
南の血がさわぐ
自分の体には密かに「南国の血」が流れてんじゃないか?
たまにそう思うことがあります。というのは、常日頃から、やたらめったら「南国」に心惹かれるのです。
ハワイアンや沖縄民謡を聞くと血が騒ぐし、「南の島に移住したい人向けの雑誌」や「南の島のロングステイ関係の書籍」なんか時間を忘れて、何度も何度も読んでいます。
(下記雑誌は、僕の愛読雑誌)
沖縄スタイル
http://www.sideriver.com/ec/html/item/001/020/item19361.html
「そうか、南国では、朝起きたら、波の音をBGMに、コーヒーをダバダーと飲んで、新聞を読んじゃうのね」
なんて感じ。ポワワワワーンと妄想がふくらんでる。
理由はわかんないんだけど、とにかく「南の島で過ごす時間を増やしたい」と思っている。生活をすべて南国に移すのは難しいと思うので、ロングステイなどでいいから。
まぁ、もちろん難点がないわけではなくて、一番つらいのは、「金」がない(笑)。
「しこたま借金こさえて、何が南国だ、バカこくでねー」
っちゅう感じです。おお、オマエのことを忘れてたよ、住宅ローン(泣)。
まぁ、「金」に加えて「時間」もないけど、「時間」っつーのは、無理矢理つくるものです。でも、いかんせん、「金」がないのは、どうしょもない。どっかから降ってくるわけじゃないしね、、まぁ、これ言ったら、身も蓋もないけど。
もうひとつ困ったことは、「南国は虫がでかい」ということです。大の「虫嫌い」としては、困った。ゴキちゃんとか、めちゃくちゃでかいそうです。確かに、こないだいったら、ハエがでかかったわ。これはちょっとねー、難点ですね。
まぁ、しばらくは、おうちで「白昼夢」を見ていることにします。南の島の音楽を聴きながらね。
ポワワワワーン。
---
追伸.
下記おもしろかった記事。
スーパークレーマーはお断り
http://toshio.typepad.com/b3_annex/2007/07/sprintnextel.html
ある携帯電話会社が、1200人のスーパークレーマーのサービスを停止したという記事。
これら1200人がお客様相談窓口に電話してくる比率は、平均の40倍以上。でも、どうせ何をしたところで、満足度は上がらないと判断したらしい。
「スーパークレーマーに対応する企業のコストは、結局、ほかの一般顧客が間接的に負担している」という話が面白いなぁと思った。
世の中、「困ったちゃん」は一定数いる。さらに市場化が進めば、消費者の欲求は過剰に肥大化する。通常は、その「欲求」を何とかかんとか「やりすごす」方法を考えるんだろうけど、もっともドラスティックな対応がこれだろう。
さぁ、どうするスーパークレーマー。訴訟かな?
投稿者 jun : 2007年07月16日 07:16 | トラックバック
大学を囲い込め!
マイクロソフトとGoogleが、無料Webサービスを大学に提供し始めているそうです。先日、ある先生に教えてもらいました。
マイクロソフトとGoogle
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20070709AT1D0503Y06072007.html
直接対決ですね。
投稿者 jun : 2007年07月15日 11:18 | トラックバック
松尾睦著「内部競争のマネジメント」とピエール=マルコリーニ
仕事の中でつちかったノウハウや経験を通して、自分の業績をあげ、目標を達成する。自分以外はすべてライバル。通常、営業現場においては、内部競争が激烈になる。
常識的に考えれば、内部競争が激しくなればなるほど、組織内部の知識の共有、知識の創造は進まない。
なぜか?
せっかく蓄積した自分のノウハウや知識を、誰が好きこのんで、ライバルの他人に公開するだろうか。そんなことは、自分のアタマで考えな、である。そりゃ、そうだと考えてしまう。
しかし、皮肉なことに、営業現場とは、知識創造や知識共有をもっとも必要とする現場である。かつての「ご用きき」的営業は、なりをひそめ、新しい知識、新しいサービスを、ソリューションとして提案することに、営業のスタイルがシフトしている。
それでは、この矛盾をいかに解消するか?
---
松尾睦先生の著書「内部競争のマネジメント」を読んだ。理路整然とひとつひとつ論を積み重ねていくスタイルは、近著「経験からの学習」同様、非常に読みやすかったし、大変勉強になった。
同著は、松尾先生の博士論文をもとにしたものであるそうだが、博士論文の書き方を勉強する意味でも、非常に参考になると思った。
---
追伸.
お隣さんのCさんが、お子さんを連れて夫妻で、うちに遊びにきた。外は台風でとんでもない天気だけれども、大変楽しい時間だった。
下記はCさんが持ってきてくれたアイスクリーム。
僕は不勉強であったので知らなかったけれども、グラシエ(アイスクリーム職人)のピエール=マルコリーニのものだそうだ。銀座にお店があるらしい。
この日はアーモンドミルクとチョコレートを食べたけれども、クリームの濃厚さには驚いた。でも、濃厚でいて、あとで水を飲みたくなるような甘ったるさはなかった。ブラボー。空気を混ぜながら食べるというスタイルもおもしろい。ねっとりとした感じでよかった。
Cさん、ありがとう。

投稿者 jun : 2007年07月15日 08:18 | トラックバック
日経 人事・就職フォーラム
日本経済新聞社 人事・就職フォーラムというイベントに、パネリストとして参加した。
大手町の日経ホールには、足下の悪い中、400名の参加者があったという。内訳は、300名の企業関係者、100名の大学関係者だった。
「失われた10年」「就職氷河期」といわれた頃は、この比率が逆転していたというのだから、いかに現在の状況が「採用バブル」なのかがわかる。
パネリストの一人、某大学のキャリアセンター長の方のお話が、とても印象的だった。
「キャリアセンターに相談にきた、ある男子学生がこう言うんです。企業が僕を選ぶんじゃない。僕が企業を選ぶんだ」
失われた10年世代、またの名を貧乏くじ世代の僕としては、信じられませんね・・・。わずか数年前までの、就職の苦労は何だったんだ?
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僕のパネリストとしての仕事は無事に過ぎた。話の展開がやや強引すぎたかもしれないが、そこはお許しいただくとして。
それにしても、パネル、無事過ぎてよかった、よかった。いや、話をするのが苦手とかそういうのじゃなくて。
僕、実は、パネリストとして登壇するとき、いつも緊張するのです。想像を絶するくらい「お手洗いが近い」ので、いつも1時間半から2時間耐えられるかなぁ、と気が気じゃないんですね。
パネルの場合、まさか途中で壇を降りるわけにもいかないしね。「生き恥をさらすような最悪の事態」だけはごめんこうむりたいしね。
昨日は、お昼前から水を飲まずに我慢して、無事尿意もよおさず終了。はぁ、よかった、よかった。
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最後になるが(なんちゅう話の展開だ)、日本経済新聞社の山野さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。大変気持ちよく仕事をすることができましたし、勉強になりました。
投稿者 jun : 2007年07月14日 08:53 | トラックバック
WISEの意義
昨日の大学院授業「デジタル教材設計論」では、CSCLの代表格のひとつ「WISE : Web based Inquiry Science Environment」を扱いました。
WISEとは、一言でいうと、「オーサリング機能付きのWeb科学教育カリキュラムシステム」。
教師は「身近にある素材を使ってできる科学実験」を中心としたカリキュラムを、簡単にWeb上につくることができる。子どもたちは、そのカリキュラムに従って、協調学習することができる、というものです。
WISEで目指されているのは、Knowledge Integration、つまりは「様々な既存の知識を一貫して説明することができるようになる」ということです。実験を通して得た様々な知識を持ち寄って、最後には、大きなコンセプトを自分のアタマの中につくることが求められている。
これだけ聞いてしまうと、「ふーん、あっそ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、WISEが開発されたのは、Web2.0という言葉も、ブロードバンドという言葉もなかった頃です。その頃から多くの学校で使われ、ものすごい量のデータを蓄積している。本当にスゴイプロジェクトです。
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授業では、45分のプレゼンテーションのあと、いつものように、ディスカッションをします。授業の最後には、「そのとき扱った教材のインパクト」について僕がラップアップをするのですが、今回は結構悩んだ。
WISEがもたらしたインパクトはひじょーに多い。どれが一番なんだろう、と考えた。結局、わかんなくなって、授業では思いつくかぎりのすべてを喋っちゃったけど(笑)。
でも、今になってふと考え直してみると、教育学的に一番大きかったのは(学習科学的にではない)、「WISEを利用する教師のコミュニティをつくったこと」そして、そこに適宜、科学者を参加させ、「学校と学校外のつながりの中でカリキュラム構築をめざすこと」をプロジェクトの中で保証したことかな、と思います。
ともすれば、学習科学者に閉じた心理学的言説が支配的なCSCL研究で、この点は異色だったのかも知れない、と思いました。
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次回のデジタル教材設計論は、「脳イメージング」、次は「企業人材育成」そして「セカンドライフ」、、、最新のトピックが続きます。
感動(!?)のフィナーレへカウントダウン?
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追伸.
最近、スパムが非常に多くて困っています。コメント機能、トラックバックの機能を停止します。はぁ。
投稿者 jun : 2007年07月13日 07:12 | トラックバック
勘弁してくれ
幼い頃の僕は、他人によく「女の子みたいだねー」と言われたそうです。
それもそのはず。昔の自分のアルバムをめくると、白いタイツをはいていたり、スカートをはいていたり、髪の毛をしばっていたり・・・。幼い頃は顔が童顔だったこともあって、どこから見ても、女の子です。
そんなただでさえ、女の子に間違えられそうなワタクシメに、さらに女の子チックな服をきさせたのは、ハッキリ言って、母親の趣味。本人としては、アルバムを見るたびに、勘弁してくれ、と思ってしまいますけれど(笑)。
それから30年・・・またひとり「犠牲者」が生まれました。我が息子、TAKUです。たまに、「フリフリ」を着せられたり、お花をアタマにつけられたりして、写真を撮られています。もちろん、僕じゃない、カミサンの趣味。


30年後、この子もきっと自分のブログでボヤクでしょう。
勘弁してくれ
投稿者 jun : 2007年07月13日 06:37 | トラックバック




