仕事のやりがい

 拙編著「企業内人材育成入門」をお読みいただいた方々に、いろいろなところでお会いすることがある。

「参考になりました」
「ここの部分の解説を、もう少し増やして欲しかった」
「ちょっと説明が浅すぎる」

 頂くご意見は様々であるが、どの意見も真摯に受け止めて、次に活かそうと思っている。

 たまーにであるが、こんな話を聞くことがある。

「この本を読んで、少し研修体系を見直して、○○の部分を改善してみました」
「ワークプレイスラーニングの考え方を、来年度からは導入することにしました」

 こんなときは、自分の仕事に最も「やりがい」を感じる。自分たちが生み出した知的生産物がきっかけになって、教育の現場にほんの少しでも「変革」がもたらされるのなら、そして、その「変革」に間接的にでも貢献することができるのなら、これほど嬉しいことはない。

 次はどんな本を書こうか。そして、そこにどんな主張を込めようか。それを考えると、眠気も覚めるから不思議である。

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