欲しいものは「親子プレゼンテーション」を通じてゲットせよ!?

 昨日は、TAKUZOが「習いごと」を変えたい、というので、親子で話し合う時間をもちました。

 TAKUZOも気づけば小学校4年生・9歳(笑)。
 学童保育の時間も短くなり、友達と自由に遊びたくて遊びたくてしゃーない年代に突入しています。

 幼い頃は、あれだけ「パパ、ママ、一緒に遊ぼう」と言っていたのに、小学校4年生にもなりますと「自分の時間的自由」を欲します。
 これまでTAKUZOはいくつかの「習いごと」に通っていたのですが、辞めるものは辞める、新たに行くものは行く、という整理がそろそろ必要になってきているのです。

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 昨日は「習いごと」を変えたいというので、敢えて「5分間のプレゼン」をさせました。
 TAKUZOは、どちらかというと、はっきりと物事を伝えられないところがあります。
 全く自分の意見を言えないわけではないのですが、時に「ごにょごにょ」と言ってみたり、伝わらない場合には「ごね」たりするところがあるのです。
 僕としては、常日頃から、何とか、それを変えたいと思っていました。

 そこで、今日は計をめぐらし、

 「習いごとをどのように変えたいのか」
 
 親の前でプレゼンテーションすることを求めました。

 いくら親子の間とはいえ、「他人」なのです。
 寅さん風に述べるならば、
 
 僕が芋を食って、
 TAKUZOのケツから屁がでるわけではありません

 二人は別々の人間なのです。

 他人であるならば、しっかりと考えを伝え、説得する。
 親子プレゼンテーションは、そのためのトレーニングです。

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 5分間のプレゼンにあたっては、まず下記にしたがって、自分の考えを整理しなさい、といいました。
 自分一人では無理なので、いくつか僕から質問をしながら、下記のように考えを整理させます。

1.とにもかくにも自分のやりたいことを、真っ先にはっきり述べること
 (やりたいことを一番最後に言うのではなく、最初に結論を述べること)

2.その後に「理由」を複数述べること
 (理由を様々な観点から用意しておくこと)

3.その選択肢を採用した場合、
  自分と聞き手にどんなメリット・デメリットがあるかを述べること
 (相手に判断の基準を渡すこと)

4.最初に述べた「やりたいこと」をもう一度繰り返してはっきり述べること
 (もう一度、だめ押しをすること。相手の行動が変えるように説得する。最後は相手に時間をもらったことを感謝する)

 まずは僕との会話で下記を整理しました。
 しどろもどろになりながらも、上記を自分の言葉で整理することはできました。

 そして、いよいよ「本番」です。
 今まで整理した内容をきっちりと相手に「伝える」段になります。

 正直に申し上げますと

 「できるかなぁ・・・途中でごにょごにょ言い出すんじゃないかなぁ」

 と思っていました。
 が、時折、しどろもどろになりましたが、何とかプレゼンを終えました(笑)。
 自分の考えを伝えることができました。

 その後は「質疑応答」です。
 質疑応答時間は3分間とりました。
 質疑応答では、僕から、かなり「スパイシーな質問」をぶつけます(笑)。

 時折、やはり、しどろもどろにはなっていましたが、それでも、何とか答えることができました。
 まぁ、ロジックは飛び飛びなところもありますが、「承諾」することにいたしました。

 かくして「親子プレゼンテーション」は終了です。
 
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 今日は「親子プレゼンテーション」のお話をいたしました。
 こんな育て方が「よい」とか1ミリも思いませんし、誰にもおすすめしませんが、個人的には、なかなか興味深い時間でした。

 欲しいものは「プレゼン」せよ!
 変えたい場合には「プレゼン」せよ!

 まぁ、準備をさせたり、本番をさせたり、なかなか大変なのですが、しばらく、ちょっと試してみたいなと思っています。

 そして人生はつづく