留学して語学をものに出来る人と、そうでない人の違いとは何か!?

 昨日、海外の仕事経験の長い方と、ひょんなことから、お話をする。機会を得ました
 海外で長いこと仕事をしていると、比較的短期間、海外赴任してくる日本人、海外に学びにくる学生をたくさん見ることになり、いろいろなことを思うのだそうで、そのことを中心に、その方とはいろいろなことをお話しました。

 僕には、いつも疑問に思っていたことのひとつで、しかしながら、確認してみたいことがございましたので、これを機会に伺ってみることにしました。

 それは、

「留学して語学をものにできる人と、できない人がいますよね。その差は、ワンワードでいうと、何によって生まれますか? あげつらえば、いろいろあるんだろうけど、敢えて敢えて1つだけにしぼって、1つだけあげるのだとすると、それは、何ですか?」

 その方曰く
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「目的です」
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「つまり、英語を使って、何をしたいのか。何をしたくて、外国にきたのか。それがあるか、ないかは語学の習得にとって大きいと思います」

 あまりにシンプルなお答えでしたが、しかし、そのお答えは、僕が長年思っていることと、重なるところが多いような気がしましたので、「やっぱりな」と思いました。

 ちなみに、僕の答えは、

「(英語を道具として使って)成し遂げたい何かがあるか、どうか」

 です。

 英語を学ぶことが「目的」なのではなく、その英語を使って何をしたいのか、そういう「目的」が明瞭で、かつ、そこに関する思いの強い人は、僕は、語学に習熟できると思っています。ま、「わたしの教育論」ですが(笑)。

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 今日の日記は、少なくとも僕に関して言えば「英語の非専門家」が述べる「わたしの教育論」なので、軽く読み飛ばしていただいてまったく結構です。
 今日の問いに対する答えは、あげつらえば、いろいろあるんでしょうし、その多くが正解でありうるのでしょう。その判断は、読者の方々に任せます。

 しかし、これに関して、先だって、ある会社の新人育成担当者の方と話していて、伺った話が忘れられません。

「今は、留学が"ブーム"だから。でも、留学して何を得たかは千差万別。中には外国に出かけただけの人もいる。留学して何かしてきた人もいる」

 願わくば、「成し遂げたい何か」をもって、外国に出たいものです。これから出られる方は、ぜひ、そのことを意識なさるとよいのかもしれません。
 いやー、ていうか、僕も、今すぐ、もう一度、留学したいよ(笑)やりたいことだらけで、まじで困る(笑)。
 ま、英語がうまくなるかどうかはわからないけれど。

 そして人生は続く