「毎日やること」と「数日おきにやること」の差

 先日、ある方から、ご質問をいただきました。

「中原さんは、なぜ、毎日ブログをかけるのですか?」

 うーむ、いいご質問ですね。
 心のどこかで「おれって、暇人だなと思われてるんだろうな」と思いつつ、その疑念を振り払い、僕が、お答えしたのは、

「毎日書くからです」

 というトートロジカルな答えです。

「なぜ毎日ブログを書けるのか?」という質問に対して「毎日書くからです」と答えるのは、誰が見ても明確に「答え」になっていません。でも、僕の認識ですと、それは「正しい」のです。

 執筆時間を毎日20分と決めます。そして、土日以外、毎日、必ず書く。
 それがもし万が一、「2日ー3日にいっぺん書くのでもいいのですよ」「数日にいっぺんやるのでいいですよ」、と言われたら、僕は、きっと書くことはできなくなる、書くことをやめてしまうと思います。
 ついつい、「今日は忙しいから、明日にしよう」「今日も忙しいから、あさってでいいや」というようになるでしょう。

 つまり「毎日やること」と「数日おきにやること」には明確な差があるのです。「毎日やること」には「言い訳」はききません。対して「数日おきにやること」は「無限に言い訳がきく」のです。そして、ずるずる伸ばし伸ばしにする。そして、やめてしまう。自戒をこめていいますが、僕は「弱い人間」です。「無限の言い訳」に僕はついつい頼ってしまいます。
 
 それに、一度動き出したものを、もう一度動かすためには、「初動負荷」がかかります。つまり、止まっているものを動かして、軌道にのせるのには、大変な労力を必要とする。
 しかし、一度動き出したものをとめず、そのまま動かし続けることには、それほど負荷がかかりません。だから、やめようと思うまでもなくなるのだと感じます。

 私見に関する限り、「毎日やること」と「数日おきにやること」には明確な差があります。そして、どうせやるなら「毎日やった方」が僕の場合は「楽」です。

 そして人生は続く