【拡散希望】新刊「人事よ、ススメ!」が予約販売はじまりました!:人材開発のすべて、その最前線へ!?

 2年の歳月をかけて創り上げられた拙編著の新刊「人事よ、ススメ!」が、AMAZONにて予約を開始しました。

 中原は編著をつとめ、松尾睦先生、難波克己先生、守島基博先生、久保田美紀先生、アキレス美知子先生、金井壽宏先生、妹尾大先生、高尾隆先生、曽山哲人先生、長岡健先生など、人材業界の第一人者の方々を著者に迎えた、440ページの大著です。

 正式名称は「人事よ、ススメ! ―先進的な企業の「学び」を描く「ラーニングイノベーション論」の12講」で、3月11日より碩学舎さんから発売になります。

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 著者でもあり、かつ、人事領域を先導なさる守島先生、金井先生から御両名からも、下記のような推薦文章を「帯」にいただきました。この場を借りて心より感謝いたします。

【人材開発の未来像がここにある】
  一橋大学大学院 商学研究科教授 守島基博

【これからの人事はどこへ「ススム」のか】
【学びのイノベーションへ、ようこそ!】
― 神戸大学大学院 経営学研究科 教授 金井壽宏

 この本は、中原が主任講師をつとめる「人材開発の専門知識・スキル」を学ぶことを目的にした、慶應丸の内キャンパスで行われている社会人向け講座「ラーニングイノベーション論」の2年前の授業を、紙上実況中継した本です。

 「ラーニングイノベーション論」は、企業の人事・人材開発担当者が、半年のセッションを通して「人材開発の基礎理論・知識・事例」を学び、それらを活かして、自社の「人材開発のあり方」を改善する提案を最後に行う、アクションラーニング型の授業を特徴としたコースで、2年前の講義では、今回の著者を含む各領域で活躍する研究者、実務家がリレー講義をしてくださっています。

 講義のあとは、中原がファシリテーションをつとめるディスカッションやワークショップ。このコース自体が、インタラクティブであることに徹底的にこだわったつくりになっています。

「人事よ、ススメ! 」は下記のような目次・章立てとなっております。人材開発の基本を1冊でまるごと学べる内容となっています。

<目次>
(1)経験学習とOJT研究の現在 ~育て上手のマネジャーの指導法
 北海道大学大学院経済学研究科 松尾睦

(2)「非日常のアドベンチャー」を通し、「できる自分」に出会う
 玉川大学学術研究所・心の教育実践センター准教授 難波克己

(3)日本型戦略人的資源論とはなにか
 一橋大学大学院商学研究科教授 守島基博

(4)やる気をひきだすマネジメント~社員自ら創り育てるわたしたちの働く場
 スターバックス コーヒー ジャパン (株)人事本部人材開発部部長 久保田美紀

(5)ネットワーカーとしての人材開発部門のあり方
 SAPジャパン(株) 常務執行役員人事本部長 ほか アキレス美知子

(6)提供価値(デリバラブル)と支援を手かかりに人材開発部門のあり方を考える
 神戸大学大学院経営学研究科教授 金井壽宏

(7)「職場の学び」を科学する
 中原淳

(8)知識創造理論の現在 ~知識創造をめざす「場」のデザインとは
 東京工業大学大学院准教授 妹尾 大

(9)創造的なコラボレーションを生む~インプロビゼーション(即興演劇)の展開
 東京学芸大学芸術・スポーツ科学系音楽・演劇講座演劇分野 准教授 高尾隆

(10)研修のデザイン~教えることを科学する
 中原淳

(11)成長するしかけ"を創る
 (株)サイバーエージェント 執行役員 人事本部長 曽山哲人

(12)特別対談 ラーニングの現在 ~企業に「実験室」はあるのか
法政大学経営学部教授 長岡健 × 中原淳

 3月11日には発売になりますが、すでに先行予約がはじまっており、先だっては予約カテゴリー1位をすでにいただきました。ぜひ、ご高覧いただければ幸いに思います。

 特に、後述するように、僕はこの本を、東京都内・関東近郊の方はもちろんのこと、それ以外の、それぞれの地方で志をもって人材開発に携わる方に対して、記したいという思いで編著を行いました。

 お一人でお読み頂くこともまことに嬉しい事ですが、どうか、それぞれの地域で、志のある方々と勉強会などがさらに発展したとしたら、さらにうれしいことです。結局、地域を元気にする試みは、それぞれの地域の、それぞれの現場にいらっしゃる、志ある人々が立ち上がるかどうかにかかっています。本書が、その一助となることを願っています。

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 なお、ラーニングイノベーション論は常に変わり続ける、人材開発の最高峰のカリキュラムをめざしています。今年のカリキュラムも、昨年、2年前とはかなり変わっていますが、先日、募集を開始しました。この13回で、人材開発の基礎基本を「最先端の話題」で学ぶことができます。

ラーニングイノベーション論 2015(慶應丸の内シティキャンパス)
http://www.keiomcc.com/program/lin/

 もしご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、どうか受講をご検討いただけますようよろしくお願いいたします。
 募集はまだはじまったばかりなので、まだ「残席」がございますが、どうかお早めにご検討をお願いいたします。まずは話から聞いてみよう、ということでももちろん大丈夫です。どうぞよろしく御願いいたします。

ラーニングイノベーション論 2015
(ご登壇いただく講師の先生方:心より感謝いたします)
松尾 睦先生(北海道大学大学院)
難波克己先生(玉川大学)
木村滋樹先生(ヤマト運輸株式会社)
守島基博先生(一橋大学)
服部泰宏先生(横浜国立大学)
金井壽宏先生(神戸大学)
島村公俊先生(ソフトバンクモバイル株式会社)
髙木晴夫先生(法政大学)
高尾隆先生(東京学芸大学)
中村和彦先生(南山大学)
吉田毅先生(ヤフー株式会社)
曽山哲人先生(株式会社サイバーエージェント)
中原 淳(東京大学)

 最後に、「人事よ、ススメ! ―先進的な企業の「学び」を描く「ラーニングイノベーション論」の12講」の冒頭に僕が書いた「はじめに」と「終わりに」を掲載させて頂きます。どうぞご高覧いただければ幸いです。

 最後になりますが、執筆者の松尾睦先生、難波克己先生、守島基博先生、久保田美紀先生、アキレス美知子先生、金井壽宏先生、妹尾大先生、高尾隆先生、曽山哲人先生、長岡健先生には、講座出講に加えて編集等に貴重な時間をたまわり、心より御礼申し上げます。

 また、この書籍の出版に御協力いただきました碩学舎の松井剛先生(一橋大学)、水越康介先生(首都大学東京)、構成・編集プロセスをすすめてくださった森旭彦さん、中央経済社の浜田匡さん、慶應丸の内シティキャンパスの城取一成さん、保谷範子さん、井草真喜子さん、調恵介さん、石井雄輝さん、そして、装丁・カバー・内部の図版を作成してくださった松浦李恵さん、大石サヨリさんに心より感謝いたします。本当にありがとうございました!

 そして人生は続く!

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【はじめに】
 本書は、慶應丸の内シティキャンパスで実施している半年間の授業「ラーニングイノベーション論」の講義の様子を収録した本です。
 ラーニングイノベーション論は、僕が主任講師をつとめる「人材開発の専門知識・スキル」を学ぶ講座です。企業の人事・人材開発担当者の方々が、半年13回のセッションを通して「人材開発の基礎理論・知識・事例」を学び、それらを活かしつつ、自社の「人材開発のあり方」を改善する提案を最後に行う、いわゆるアクションラーニング型の授業になっています。
 毎回のセッションは、それぞれの領域のトップランナーの研究者の方々、実務家の方々を招き、最先端の講義や実習をしていただくことになっています(僕自身が講義を行うセッションもあります)。すべての講師の方々が、第一線の研究者・実務家です。お忙しい中、このセッションに貴重な時間をいただいていることを、心より感謝いたします。
 僕の役割は、多くの場合、ご提供いただいた講義を、実務や人材開発の観点から解説したり、クラスディスカッションをファシリテーションしたり、ラップアップと称したミニレクチャーをしたりすることです。毎回約3時間の講義は、あっという間に終わります。

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「ラーニングイノベーション論」がこの世に生まれたのは2009年、そして、この講座の立ち上げを企画していたのは、2008年のことだったと思います。

 2008年の冬、慶應丸の内シティキャンパスの城取一成さん、保谷範子さん、そして現在は慶應義塾大学におつとめの井草真喜子さんらが、東京大学の僕の研究室を訪れたことから、その歴史ははじまりました。ラーニングイノベーション論のコンセプト、そして、その講義名すらも、彼らとのディスカッションの果てに生まれたものです。

 ラーニングイノベーション論を企画するにあたり、僕たちは、以下のような思いを、この講座に込めました。

 まず、私たちはラーニング(学ぶこと)を「自分自身が行動やものの見方を変え、さらには、他を変えること」と定義しました。一般に俗世間では「学ぶこと」といえば、「有能な人からありがたい知識やスキルを伝達してもらい、脳の中に記憶すること」と考えられがちです。こうした考え方にたつと、ラーニングイノベーション論の講座のカリキュラムも、著名人の講義を「一方向的」に拝聴する、ことという風になってしまいます。

 確かに、人生のある局面では、先達のつくった知識やスキルを継承し、記憶していくことが求められます。しかし、企業の人材育成・人材開発が、働きかけの対象にするような「成人の学び」の場合はどうでしょうか。成人は、すでに義務教育、中等教育、高等教育機関をへて、すでに様々な知識を身につけ、様々な業務経験をもっています。そうした人々の背中を押すときに求められるのは、知識・スキルを獲得することに加えて、具体的な行動や視座の変革をなすこと。そして、そのことを通して、周囲にある物事・事業・職場・組織を変えていくことです。

 ラーニングイノベーション論は、そうした「成人の学び」を生み出すために、人事・人材開発担当者にどのような知識・スキルが必要かを考え、編み出されました。ラーニングイノベーション論の受講生自らが「自分自身が行動やものの見方を変え、さらには、他を変えること」に挑めるようにカリキュラムをつくりました。

 次に配慮したのは、人材開発にまつわる「理論的知識と実務的知識のバランス」「経営にまつわる知と学習にまつわる知のバランス」をとることです。

「人材開発」という営みを仕事として達成していくときに必要な理論・知識・事例・スキルは、本当に多岐にわたります。その仕事を効果的に為すためには、まずは、理論的知識と実務的知識をバランス良く所持し、それらを関連づけることが求められます。

 リフレクション研究で名高いフレット・コルトハーヘンは、理論的知識を「大文字の理論(Theory)」、実務的知識を「小文字の理論(theory)」と名づけ、学びを生み出す側には、この二つの「Theory」と「theory」の融合を果たすことが重要であることを主張しています。

 また「経営にまつわる知と学習にまつわる知のバランス」も、大切なことです。人材開発とは、単に「大人の学びを促せばよい」というわけではありません。また、「経営のためだけに存在している」というだけでもありません。人材開発を効果的になすためには、「経営にまつわる知と学習にまつわる知のバランス」を適度にとって、その知を習熟していくことが求められます。

 ラーニングイノベーション論のカリキュラムをつくる際には、こうした点に配慮がなされました。登壇する講師の方々を選定する際には、実務家、理論家、組織に強い人、学習に強い人、それぞれの領域からバランス良く選ぶことにしました。
 
 最後に配慮したのは「ラーニングイノベーション論」の授業進行やファシリテーション、カリキュラムの構築の仕方、事務局のあり方が、学習者の方々に「見て、そのまま真似して、学んで頂けるようにすること(観察学習といいます)」でした。

「人材開発のあり方」や「成人の学習」に関して講義を行うものは、その学習者からも常に「問いかけられる覚悟」をもつべきです。

 あなたは、学びを変革しろという
 あなたは、インタラクティブに授業をしろという
 あなたは、グループワークを工夫しろという
 
 そういうあなたはどうなんだ?
 
 あなたは、自分の授業を「変革」しているのか?
 あなたは、インタラクティブに授業をしているのか?
 あなたは、グループワークを放置していないのか?

 哀しいかな、我が国の人材開発や成人の学習を語る言説の「主体」の多くは、この問いに対して「沈黙を守る」か、ないしは、この問い自体を「なかったこと」にしてきました。

「ラーニングイノベーション論」を生み出す私たちは、そうしたアプローチをとりません。こちら側で「ラーニングイノベーション論」を生み出そうとする人々全員が、実践者として「見られる存在」であることに腹をくくることにしました。

 もちろん、どんなに頑張っても、わたしたちには「不足」はあるし、「至らぬ点」もあります。「改善点」も多々あるでしょう。しかし、そうしたものを最大限なくす努力をしたうえで、さらに生じた「不足」「至らぬ点」「改善点」には、真正面から向き合う。常に「ラーニングイノベーション論」自体のあり方をリフレクションし、改善を行っていく。受講生に向き合い、場から逃げない。ラーニングイノベーション論が6年たち、ラーニングファシリテータが保谷範子さんから調恵介さん・石井雄輝さんに変わっても、このことだけには6年間こだわってきたつもりです。
 
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 このたび、碩学舎様より「ラーニングイノベーション論」を書籍にする機会をいただいたことには心より感謝しています。この書籍のご担当をいただいた松井剛先生(一橋大学)、水越康介先生(首都大学東京)、そしてすべての講座に立ち会い原稿をつくってくださった森旭彦さんには、心より感謝いたします。

 個人的には、この書籍科企画を前に進めたかったのは、東京以外の地域にすむ人々にも「ラーニングイノベーション論」の知をお届けし、それぞれの地域で、それぞれの風土にねざした人材開発施策を生み出して頂きたかったからです。

 ラーニングイノベーション論をはじめるようになって以降、僕のもとには、地方にお住まいの方から、時折、メールなどをいただきました。曰く、

 「ラーニングイノベーション論に出たいけれど、東京までは行けない。地方に、これに似たコースはないだろうか。もしあったら教えて欲しい」

 しかし、こうしたメールに対する僕の答えは、まことに心苦しいものでした。まず、人材開発の世界、業界はかなり都市に偏在していている現状があります。また、哀しいかな、我が国の高等教育機関には「企業・組織における人材育成」や「人材開発のあり方に関する研究」を行っていく研究者は非常に少ないのが現状です。そして、そのことは、そうした高等教育機関では、人材育成や人材開発に関する最新の知識や理論を学ぶことが難しいことを意味しています。今後、僕自身は、こうした問題に、生涯をかけて取り組んでいこうと思っていますが、このことにずっと心を傷めていました。

 俗には、よく「地方分権」とか「地方の時代」と言われます。しかし、地方が主体的にかつ自主性をもって動いていくことのできる時代というのは、「動く地方」と「動かぬ地方」のあいだの格差が拡大してしまう可能性のある時代であることも意味します。地方と都市をめぐる知識格差の問題は、何とか解消しなければならぬ問題でしょう。こと「人材開発」に関する問題は、都市であろうと、地方であろうと「みんなの課題」なのですから。

 慶應丸の内シティキャンパスで開催されている「ラーニングイノベーション論」は、「東京・丸の内」のど真ん中という、非常に特殊な空間で展開されているものです。ここで展開されている「知のエッセンス」を、本書を通じて、より多くの人々にお届けできることができたとしたら幸いです。

 もちろん、本書だけで人材開発の知識・スキルを獲得することは難しいでしょう。しかし、本書は、「人材開発の奥深い世界の入口に立とうとする人々」に、その面白さと広がりを伝える役割は果たしうるのではないかと思っています。

 2009年にはじまった「ラーニングイノベーション論」は、過去6年間、約180名の卒業生(アラムナイ)を世に送り出してきました。
 卒業生の中には、人事・人材開発の領域で活躍なさっている方、経営層になられた方、人にまつわることに興味関心はもちつつも今は事業部で活躍なさっている方など、様々な方々がいます。
 アラムナイのメーリングリストは、ときに活発に動き出し、卒業生の誰かがラーニングイベントや読書会、勉強会を開催しています。ラーニングイノベータは、今日も変わり、そして、動いています。

 この本を、

 自ら変わり
 他を変えていく
 志ある人々へ

 自らが動き
 周囲を動かす
 熱意ある人々へ

 お贈りします。
 本書はあなたに問いかけます。
 さぁ、ラーニングイノベータの仲間になろうよ、と。

 Come on and join us!

 2014年11月7日 秋、昼下がりの本郷キャンパス
 中原 淳

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【終わりに】

 本書を終えるにあたり、「ラーニングイノベーション論とは何か?」を改めて自らの心に問うたとき、真っ先に思い浮ぶことのひとつは「これは自分だけのものではない」という思いです。

 思うに「ラーニングイノベーション論」とは「共創の時間」でした。それを喩えるならば、講師ー事務局ー参加者が「主客一体・相客一体」となってつくりだした「長編映画」のようなものであったな、と感じます。そして、同時に、その映画のディレクターでもありパフォーマーでもあった僕自身が、この「長編映画」の中で、様々な方々に支えられ「実務家の皆様に育まれてきたな」という、感謝に似た思いがこみあげてきます。
 今から考えますと、ラーニングイノベーション論を立ち上げたとき、僕は今よりもずっと若く、そして自らのキャリアを一心不乱に模索していたときでした。当時の僕は、前をみても曙光すら感じられず、後ろを向いても帰る場所すら見えないような道を歩んでいました。
 実務家の皆さんは、そんな僕を温かく迎えてくださり、また時に叱咤激励してくださり、また僕をここまで導いていただきました。そのことに心より感謝いたします。

 確かに「ラーニングイノベーション論」の主任講師は僕であり、すべてのカリキュラムに責任を負っているのは確かです。至らぬ点の一切の責任は、僕にあります。
 しかし、僕だけの力で、この「長編映画」が成し遂げられたわけでは全くありません。第一線を走っておられる講師の先生方、そして慶應丸の内シティキャンパスのラーニングファシリテータの皆さん、そして参加者の皆さんに支えられ、助けられ、ラーニングイノベーション論は、変わり続け、ここまで続けることができました。

 そうした思いのもとに、今何を為すべきかを考えたときに、すぐに浮かんだことは、「ラーニングイノベーション論のエンドロール」を創ることです。
 ラーニングイノベーション論という長編映画のそれぞれのシーンに登場してくださった講師の先生、事務局の皆さん、そして、参加者の皆さんが、同じ時代に、同じ場所で、同じ経験を「共創」し、共有できたことを喜びつつ、今、それをここに記そうと思います。

 ーーーエンドロールーーー

 今、エンドロールが流れ、「ラーニングイノベーション論」の第一幕が終わりました。次は何を為すべきか。どんなシーンを誰とともに創り出そうか。今日も、そんなことを考えて、僕は丸の内を急ぎ足で歩いています。

 2014年11月17日 紅葉進む丸の内にて
 中原 淳