今年最後のブログ記事!:2013年もNAKAHARA-LABをありがとうございました!

 本日27日をもちまして、本年のブログ更新の最終とさせていただきます。本年の仕事、まだすべて終えているわけではないですが、今日から移動等がおおくなりますので、更新が滞る可能性があります。本年も、NAKAHARA-LAB.NETブログをご覧頂き、まことにありがとうございました。

 振り返ってみれば、本年は、僕にとって「第二の創業期」でした。ちょうど、一年前くらい前、2013年1月1日のブログに、僕は下記のようなことを書いています。

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 今年の僕のテーマは「アクチュアリティ」です。「なんで、新年早々、カタカナなのよ」というツッコミがきそうですけど、まーいいじゃない。気にしないでください(笑)。

「アクチュアリティ」とは、「現在進行している現実」であり、「関与している人が自分自身のアクティブな行動によって対処する以外ないような現実」のことをいいます。もともとはラテン語の「Actio(アクチオー)」に起源をもつ言葉です。

 そして、今年は、この「アクチュアリティ」を前面にかかげた活動を行っていきたいと思います。「経営と学習」、いわゆる「人材育成」の領域、また高等教育の教育現場で、人々が「まさに今」悩んでいる問題に、現場の方々とともに、答えを模索していくような「生々しい活動」をしていきたいと感じます。今年は、「今まさに、多くの方々が格闘している問題」と取り組みたいと思います。「誰もが今悩んでいること」を、アカデミックな切り口で、なるべくわかりやすく、平易に、分析し、語ること。これが今年の目的です。

(中略)

 というわけで、今年2013年の中原の活動は、「3年後」「5年後」に必要になること、というよりは、「今まさに起きている問題」に焦点をしぼっていきたいと考えています。

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 この目的のもと、今年も様々な新たな活動に励んできました。その成果は、2月、3月、4月、6月と立て続けに出版される書籍でご覧頂けることになると思います。2013年現在、実務の現場で悩まれている問題に対して、現場の方からの声をまじえ、そこに科学的知見を踏まえつつ、何とか書籍を編んできたつもりです。どうぞおたのしみいただけますと、幸いです。

 また、ほぼ毎日ブログを書いたのも今年の特徴でした。それは、現場のアクチュアルな問いに悩む方々に、何かしらのコンテンツを日々お届けしたい、という願いからはじめました。
 数日間は体調不良などの理由でやむなく書くことができませんでしたが、ほぼ毎日書くことを達成できましたことは、応援してくださったみなさまのおかげです。ありがとうございました。なお、2013年は、全部で316万PV、121万人Visitでした。ありがとうございました。

 2014年の目的は既にたっています。その詳細は、元旦1月1日に発表させていただきますが、今年とは、またひと味違ったかたちで、新たなことに挑戦してきたいと思います。
 来年は、30代最後の年です。
 キャリア論でよく言われるように、40歳は「人生の正午」に喩えられます。人生の正午を、新たなかたちで迎えることができるよう、来年は大きく研究の方向性を拡張したいと思っています。

 それではみなさま、よいお年を!
 NAKAHARA-LABを今年もありがとうございました。

 そして人生は続く!

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追伸.
 先日より、Yahooニュース個人に記事転載しています。過去の記事で比較的アクセスが多かったものを当面のあいだ、こちらに転載させていただく予定です! どうぞよろしくご笑覧ください。

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YAHOO個人 中原 淳のページ
http://bylines.news.yahoo.co.jp/nakaharajun/