2歳児とプラモデルづくり

 昨日、TAKUZOとプラモデルをつくりました。

 2歳児とプラモデルづくりが可能なのか?・・・訝しがる方もいるかもしれません。
 あのね、もちろん無理です。特にTAKUZOは、僕に似ちゃって(そんなところは似なくてもいいのに)、不器用なので、ヒャクパー無理でしょう。
 キットをそのまま渡せば、がちゃがちゃにされて、部品をなくして、「ピキーッ、あべし」というのが目に見えております。

 そこで! 一応、小生、教育が専門ですので、プラモデルをTAKUZOにとって「適切な課題」に編成することにしました。
 こう書くと「コ難しそう」ですが、なんてことはありません。前もって、TAKUZOができるレベルまでプラモデルを部分的につくっておく、というだけです。TAKUZOに渡しても、組み立てることができるレベルまで、つくりこんでおくのです。

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 まずハコをあけます。うーん、やっぱり、このままでは、無理です。

pramo1.jpg

 TAKUZOが、おそらく現在可能なのは「片手ではめる」という動作であろうと推測しました。そこで、そのレベルの作業になるように、前もって、がしがしとパーツを組み立ててしまいます。

pramo2.jpg

 これは、TAKUZOがお昼寝中にやってしまいます。で、最初から、その状態であったかのように、こっそりと、キットをハコの中に戻しておく。

pramo3.jpg
 
 お昼寝から起きたTAKUZOは、早速プラモデルにチャレンジ。20分ほどかかりましたが、自分で何とか組み立てることができました。2歳児でもできるんですね。

pramo4.jpg


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 おそらく、世の中で、プラモデルを子どもと一緒にしたい、というお父さんは少なくないのではないか、と思います。
「前もって作り込んでおくのは邪道」かもしれませんが、適切なレベルまで支援(scaffolfing)してあげるのは、もしかすると必要なことなのかもしれません。
 自信をつけて自分でできるようになれば、支援のレベルを解除(fading)していけばよいのかもしれません。

 というわけで、明日は、完成したプラモデルをもって遊びに行きます。

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  仕事の経験を積み重ね、内省する
  持論と棄論を積み重ねる
●経営学と教育学の交差するところに何が生まれるのか?

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