「お盆」にソーリー

 近況。

 12日 - 13日の「缶詰執筆会」は、某出版社 Mさん、Iさんのご協力により、無事終わりました。朝早くから夜までの会は、大変でしたが、とても有意義な時間でした。

 寒くなる前あたりには出版できる!?

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 14日。

 会議デー。午後には、新宿某社にて、研究と今後行っていくセミナーの方向感を打ち合わせ。
 それにしても、この日この瞬間まで「世間はお盆であること」をすっかり忘れていて、この日に、日程調整の候補を出してしまったことを、悔やみました。ご迷惑をおかけした皆様、本当に申し訳ございません。そういえば「お盆」でした。

 最後は、某新聞社のKさんと打ち合わせ。でも、TAKUZOのお迎えの時間が迫ってしまったため、電車の中での打ち合わせとなってしまいました。Kさん、ごめんなさい。ギリギリで保育園に駆け込み、セーフ。

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 15日

 原稿執筆+プレゼンテーション作成デー。
 そっとしておいてください。

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 来週からは、いよいよ夏のスケジュールが本格化します。

 17日 - 18日は、院生のY君の研究に立ち会い。
 長野県の某小学校で、「小学校の先生を対象にした組織開発のワークショップ」が開催されます。Y君の研究は、このワークショップの効果を定量的、かつ定性的に明らかにするというものですね。

 19日は、大学に戻って、大学院の修士論文中間発表。某プロジェクトの総括会。10月31日の安田講堂プロジェクトの打ち合わせなどなど。とにかく、一日中、会議。

 20日は、朝、企業ヒアリング。その後、大学にて某調査の実施前最終打ち合わせ。調査の趣旨は、「日本企業の人事教育部が、社内・社外で具体的にとっている行動特性とその効果を明らかにすること」です。

 21日は、一日中会議日。某雑誌の取材。東大で開催されるシンポジウムに参加し、その後、表参道にて1月のシンポジウムの打ち合わせ。

 22日は、朝から企業ヒアリング→会議→取材→会議→会議→取材→Learning barという感じです。

 23日は、朝早く岡山入りして、某学会参加。中原も共著者のひとりである某論文が、「論文賞」を受賞することになりました。ありがたいことです。その授賞式です。

 25日からは、一年でもっとも自由がない二週間。大学院入試ウィークのはじまりです。朝から夜遅くまで会議や面接が続きます。
 途中、いったん東京を抜け出して、滋賀で、「全国の地方公共団体の人材育成担当者」向けの研修をします。

「世間はお盆であること」を忘れ、やはり人生は続く。

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追伸.
 カミサンと一緒に、広尾のレストラン「ひらまつ」に食事に行きました。オーナーの平松氏は、日本にフランス料理を広めた代表的人物のひとり。

 まずはアミューズ。レモン風味のかき氷の上に、トマトのシャーベットとエシャロット。

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 前菜は、手長海老と鰻のゼリー寄せ。ねっとりと濃厚な手長海老と、鰻のの香ばしさが印象的でした。

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 メインは鶏胸肉のロースト。しっかりとした肉の味がする一本でした。

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 おいしゅうございました。
 それにしても、「食べる」っていいですね。
 僕にとって、これはストレス解消のひとつですね。

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追伸2.
 昨日のエントリーに対して、某社のKさんからお便りをいただきました。Kさんありがとうございました。

うちの組織にはビジョンがない
http://www.nakahara-lab.net/blog/2008/08/post_1313.html

 Kさんがかつて、日本企業40社弱のハイパフォーマーの方々を対象にして行った調査によると、「組織ビジョンの理解や認知」ともっとも相関が高かったのは、「個人が、自ら、目的・目標をもっているかどうか、あるいは、どの程度認識しているか」だったそうです。

 ここからはあくまで仮説ですが、個人として目標や志をもっていない人は、組織としてのビジョンを理解しようと自らさぐったり、意味づけたりする行動をとらないのかもしれません。

 こうしたテーマがアカデミックの現場で研究がなされているかどうかはしりませんが、もしないのだとすると、とても面白い研究テーマですね。
 研究テーマってゴロゴロしてますね、本当に。 
 僕らは本当に、「わからないことだらけの世界」の中にいる。