ダイアログ・イン・ザ・ダーク

 先日、ある方と「学習と対話」についてメールでやりとりをしていたら、下記のようなワークショップをご紹介いただいた。

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Dialog in the Dark Japan
http://www.dialoginthedark.com/

ダイアログ・イン・ザ・ダークは、日常生活のさまざまな環境を織り込んだまっくらな空間を、聴覚、触覚、嗅覚、味覚など、視覚以外の感覚を使って体験する、ワークショップ形式の「暗闇のエンターテイメント」です。

<アテンド>の声に導かれながら暗闇の中を進み、視覚以外に集中していると、次第にそれらの感覚が豊かになり、それまで気がつかなかった世界と出会いはじめます。

森を感じ、小川のせせらぎに耳を傾け、バーでドリンクを飲みながら、お互いの感想を交換することで、これまでとはすこしちがう、新しい関係が生まれるきっかけになります。

(Webより引用)

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 上記Webによると、もともとは

「ウィーンの自然誌博物館で開催中の「闇の中の対話」と題する特別展が、人気を集めている。日常生活を取り巻くさまざまな環境を織り込んだ真っ暗な会場を回ることで、盲人の世界を体験してもらおういう珍しい展覧会だ。」
(日本経済新聞 夕刊 1993年4月27日)

 という経緯ではじまったものらしい。
 視覚に障害をもった方が、一筋の光さえみえない暗闇空間で、参加者たちをアテンドしてくれるらしい。「自分がいかに視覚中心の生活に浸りきっているか」が自覚できるのだという。

 ぜひ一度体験してみたい、と思った。