「思い切り遊ぶこと」で「夏休みの自由研究」ができちゃう方法!?

 愚息TAKUZOの自由研究が大詰めにはいっています。自由研究に関しては、ちょうど一ヶ月くらい前に、このブログでも記事を書かせて頂いておりました。

「夏休みの自由研究」とはそもそも「何」なのか?:テーマ選びの際に考えておきたい3つのポイント
http://www.nakahara-lab.net/blog/2015/07/post_2450.html

 その後、TAKUZOは無事、自分の「研究テーマ」を決め、日々、それにチャレンジしていたのです。今回、TAKUZOが選んだ研究テーマは、今、彼のもっともホットなトピックである「ベーゴマ」!。

 自由研究のテーマは、

 一日10回ずつベーゴマを投げていったら、どのくらい上手に投げられるようになるかを調べる

 というものでした。

 ご存じの方は多いかとは思うのですが、ベーゴマは、台の上の正しい位置で、それなりの回転数で、安定的に投げることができるようになるには、それなりの「練習」が必要です。
 自由研究では、その練習をかねてそれ自体を研究テーマにすることにしました。自分の好きなものしか続かないよ、結局。
 ふだん自分が取り組んでいる「遊び」をいかに「探究」にかえるか。この学齢なら、いいえ、うちの子なら、それが最も無理がないかなと思って、「遊びをそのまま自由研究にしてしまうこと」を考えました。

(ま、僕の研究テーマに近いので、指導がしやすいのですが・・・笑。でも、僕は、親が指導しやすい、無理しないってのも大事なポイントではないかと思っています。わかんないよ、わかんないこと言われても。

あと、指導していてつくづく思いましたが、事前に「自由研究とは何か?」をかなりしつこく教え、かつ、繰り返さなければ、この学齢の子どもが「探究」をすることなんか、相当しんどいよねと思いました、、、スーパーハイエンド系のチャイルド?は知りませんが、靴下ポイポイ系の、少なくともうちの子は。

もちろん、研究そのもの、作業そのものは僕は手伝いませんが、そもそもかなり研究の枠組みを示してあげないと、そもそも、探究ができません。自由研究を手伝うとは何か、について、なかなか考えさせられました。)
 
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 というわけで、ここから僕とTAKUZOの修行がはじまります。
 このクソ暑いなか、お外で、毎日ベーゴマをひーこらひーこらと投げ続け、かつ、その成功要因と失敗要因を記録するという「修行」です・・・蚊にめちゃめちゃ刺されながら(笑)。

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 本人の研究なので、結論をここでいうのは差し控えますが、なかなか面白いグラフができました。

 ちょっとだけいうと、「ベーゴマに熟達する」とは、まずはコントロールがよくなることからはじまり、それから回転数を確保できるようになっていきます。また、投擲回数70回を超えるあたりから、少しずつ変化が生まれ、成功確率があがっていくことがわかりました。

 グラフは、エクセルを使ってみました。
 エクセルは楽しいみたいです。
 ポンッとグラフができるので。

 ふぅ。
 データ収集と分析終了。
 何カ所、蚊に刺されたか・・・数えられへんわ(笑)。

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 さて、その次、ここからはママの出番です。
 ママは、メディア系の仕事をしているので、「表現すること」には長けています(笑)。
 で、今、手を変え品を変え、TAKUZOをその気にさせつつ、それをやっている。学童にもっていく弁当をつくったあととかに・・・。まことにお疲れ様です。
 
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 はぁ、、、ようやく自由研究にもメドがついてきました。
 次は本丸「読書感想文」です。
 こちらも、相当、難産が予想されますね。
 親はやることを促したり、一緒に向き合うことはできますが、結局、書くのは本人ですから。読書感想文に彼がきちんと向き合うまでが、一苦労です。
 
 夏休み、マジでキツイわ。
 そして人生は続く