ラーニングフルな旅館「湯河原温泉・料亭小宿ふかざわ」さんにお邪魔しました!

 先だって、雑誌「人材教育」の「学びは現場にあり」の取材で、湯河原温泉「料亭小宿ふかざわ」を訪問させていただきました。いつもの珍道中、井上さん、西川さんとのお仕事です。

 知る人ぞ知る、料亭小宿ふかざわさんは、ミシュランガイド東京・横浜・湘南の2012年・2013年に掲載されている著名な旅館でもあり、かつ、稼働率8割から9割を誇る湯河原駅から徒歩数分の立地にある旅館です。僕は新幹線を経由していったので1時間くらいでしょうか。

fukazawa.png

 ふかざわさんの魅力は、その理念にも掲げられているとおり、「人の学び舎でありたいと願う旅館」であるということだと思います。その心意気や理念は、従業員の方々、すべての顔と氏名を明示した下記のWebページからもうかがい知ることができるでしょう。

ふかざわの理念:想いを共感する 傍楽(はたらく)仲間たち
http://www.ryokan-fukazawa.co.jp/staff.html

 近年は、女将さん、深澤里奈子さんは、旅館業という「枠」を超えて活動をなさっています。旅館内にて映画の上映会をなしたり、レトリートのためのワークショップスペースをおつくりになったり、まさに「コトを起こしていく旅館」、「旅館業を超える旅館」をめざしていらっしゃいます。後者のスペースは、企業のオフサイト合宿や、役員研修などでも、利用ができるのではないでしょうか。湯河原の温泉でひとっ風呂あびて、そのあと、対話とはまことに贅沢なものです(今回僕は時間がなくて宿泊かなわずでした・・・トホホ)。

SOYOGI
http://www.annei.jp/soyogi.html

 けだし「学び」は「教育業界の専売特許」ではないし、まして「学校」に限ったものではありません。
 マネジメントであろうと、ビジネスであろうと、旅館業であろうと、何であろうと、それは、いつだって、すべてに開かれていますし、ここ最近とみに重要だと思われています。
 わたしたちは、変化の激しい、そして、まことに生きにくい時代を生きています。そのような時代にあっては「学びを教育業界の専売特許」とせず、より広い視野から捉えていくことが求められていると僕は思います。
 いずれにしても、ふかざわさんのようなラーニングフルな旅館(Learningfulな旅館:学びに満ちた旅館)が、日本全国に増えていくことを願います。そうしたら、人も地域も、もっと元気になるんじゃなかろうか、そう願いたいのです。

 最後になりますが、本日の取材をお引き受けくださった、ふかざわさんのスタッフのみなさま、女将さんの深澤さんはじめ、百崎さん、山口さん、鎌倉さんに心より感謝をいたします。本当にありがとうございました。

 ちなみに、今回、ふかざわさんは、仕事旅行社さんからのご紹介でご訪問させていただきました。仕事旅行社様には、心より感謝いたします。みなさま、重ねましてありがとうございました。

仕事旅行社
https://www.shigoto-ryokou.com/

 そして人生は続く

 ーーー

追伸.
 ダイヤモンドオンラインで「ベテランの技術をいかに若手に伝えるか?」ということに関する特集記事が公開されています。

「背中を見て学べ」じゃ間に合わない!今ドキ若手育成:テーラー業界が直面した"高齢化ショック"
http://diamond.jp/articles/-/67028

 銀座テーラーさんというテーラーメードスーツの「仕事の現場」を訪問させていただいたときの記事です。どうぞご笑覧いただければ幸いです。