「学び上手さん」と「学び迷子さん」を分けるものは何か?:皆さんの「学びの物語」を教えていただけませんか?

 今、これから書こうとしている本のひとつに「社会人の学び方」に関する入門書があります。山下津雅子さん(かんき出版)、渡辺清乃さんとの仕事で、毎回、あーだこーだいいながら、企画を煮詰めています。

 この本のコンセプトは、ワンセンテンスで申し上げますと、

 あなたは「学び方」を知っていますか?
 Do you know how to learn?

 です。

 一般に「学び方」を知っている人は、どんなに環境が変化しても、学び直すことができますが(理念的には)、「学び方」をしらない人は、「過去に学んだ内容」が色褪せてしまえば、そこで行き詰まりを感じてしまいます。

 しかし、このように大切だと思われる「学び方」なのですが、「学校の正規科目」ではありませんし、「明示的」に教えてくれる場所はありません。そんなの教えてくれるわけないよねぇ。

 ということで、この本は、そんな状況に「何とかならんのかいな!」と立ち上がった入門書です。「学び方、これぞ、極まれり!」というものを「どかーん、ババーン、ちゅどーん」と提示するというよりは、学び方を読書一緒に考えることができたらな、と思います。そのうえで、本を編むのなら、ぜひ、「地に足のついた企画・内容」にしたいと考えています。

 そこで!!!
 またかよ、と「便所スリッパ」でカンチョーされそうですが、このブログをお読み頂ける参加して頂ける「参加型企画」を思いついちゃいました。

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 ズバリ、みなさまに「ご意見」や「事例」を伺わせて頂きたいのは、

 どうか、あなたの近くの「学び上手さん」と「学び迷子さん」を教えてくれませんか?

 ということです。

 周囲の他の方でなくても結構です。
 もし、あなた自身の「学びの物語」を教えて下さることができたとしたら、これ以上、うれしいことはありません。

 お忙しいところ、まことに恐縮ですが、下記のWebフォームから、どしどし?と(どしどしって、どんな状況でしょうね?)、お近くの事例をお寄せ頂けませんでしょうか。

学び上手さん・学び迷子さん:アンケートフォーム
https://docs.google.com/forms/d/1c-4ldRn19ORCCdpM4fKnXaezznFyRWXBBzIJCeGTo9k/viewform

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 先ほども述べましたように、世の中には、「学び方」を教えてくれる場所は、そう多くはありません。ゆえに、大人は試行錯誤しながら、学ぶことを試みています。

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 しかし、その試行錯誤ゆえに、世の中には、悲しいかな「学び上手さん」と「学び迷子さん」が生まれているような気がします。

「学び上手さん」とは、「学ぶことが自分のキャリアや仕事に活かせている人(状態)」のことをさします。
 はたから見ていて、「着実に前に進んでいるような感覚」、「あのひと、学んだことを活かしてるね!」と思えることが、仮に「学び上手さん」の特徴だとします。

 一方、「学び迷子さん」は、ほんの少し残念な状態です。
「あれっ、学んでるその内容、そもそも大丈夫?」というようなものを学んでいたり、「学ぶごとに不安や葛藤に苛まれていったり」するのが「学び迷子さん」だとします。「生涯迷子」を自称している小生に言われたくないと思うのですが、そんな「学び迷子さん」たちを応援したいというのが企画の趣旨です。今の社会において「学び上手さん」と「学び迷子さん」を分けるものは何か?を最終的には考えたいなと感じています。

「学び上手さん」も「学び迷子さん」も学術用語では1ミリもありませんので、定義はこのくらいにしておいてください。それは個人の属性なのか? それとも状態なのか、とかいう細かいツッコミはなし。

 要するに、「学ぶことでポジティブな効果が得られている(状態)」のが「学び上手さん」。「ちょっと残念な状況が生まれている(状態)」のが「学び迷子さん」だと軽く、ゆるく、とらえておきましょう。

 みなさまにどうかお願いしたいのは、

 お近くの「学び上手さん」や「学び迷子さん」にはどんな人がいるのか?

 ということをぜひ、教えて頂きたいということです。ご自身の事例でも結構です。「学び上手さん」や「学び迷子さん」の事例は匿名で結構ですので、どんな年齢の人で、どんなことを学び、その結果、状況が生まれているのかを、ぜひご教示いただけないでしょうか、というのがお願いの趣旨でございます。
 もし、あなたが学びをきっかけにポジティブな効果や出来事を経験なさったとしたら、そのことをぜひ差し支えのない範囲で教えて頂くことはできませんでしょうか?

 本を編むのなら、「みんなの問題」をしっかりと真正面から向き合える本にしたいと僕は願います。そのことで、問題のすべては解決しないと思いますが、せめてうーん、うーんと、その問題を一緒に考えさせて頂きたいと思うのです。

 お寄せいただいた事例は、すべてを本に載せることはできませんが、収集分類したうえで、本書のテーマにあうもの+共通なテーマだと思われるものを、本書、ないしは、このブログなど著者に関連する講演等で取り上げさせていただきたいと思っています。またお寄せ頂いた事例は、匿名で表示させていただき、また、またクレジット表示はいたしません。恐れ入りますが、著作権等も放棄をお願いいたします。著作人格権の主張もどうか、お控えください。このことをご了承いただける方に、どうか御協力のほどお願いいたします。

 というわけで、皆さんのお近くの「学び上手さん」と「学び迷子さん」?
 どうか教えてくださいますよう、お願いいたします!

学び上手さん・学び迷子さん:アンケートフォーム
https://docs.google.com/forms/d/1c-4ldRn19ORCCdpM4fKnXaezznFyRWXBBzIJCeGTo9k/viewform

 そして人生は続く 

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追伸.
 ダイヤモンド・ハーバードビジネスレビューの最新号「オフィスの生産性」に、「オフィス改革とはコミュニケーション改革である」という小論を掲載して頂きました。もう発売になったようです。こちらは「学び迷子さん」とか言っていません。真面目な小論です。編集等をご担当いただいた前澤さん、井上さんには大変お世話になりました。心より感謝をいたします。
 オフィス改革を成功させるための組織力学含めたステップを論じたつもりです。もしよろしければ、どうぞご笑覧いただけますよう、お願いいたします。