育児の中で学んだ教訓は、仕事に活きるか?

「育児をすること」と「リーダーシップの発達」の関係をさぐる

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 そんな奇想天外?なテーマのもとに研究をすすめておられるのは、僕の指導大学院生の浜屋祐子さんです。

 浜屋さんは、「家庭で育児をすること」に含まれる成分?ー物事のプライオリティを決めること、関係を調整すること、様々なステークホルダーとかかわることなどが、いかに「仕事の現場のリーダーシップ行動」に関連をもたらすのかを、研究なさっています。要するに「育児をすることで得られる教訓が、仕事の現場にいかに役立つか?」ということですね。

 かくいう僕も、浜屋さんの研究テーマの対象者のひとりですので、その研究の進展を興味津々と伺っています。研究領域的には「ワーク・ライフ・エンリッチメント(仕事と生活の良好な関係)」に関連する研究ということになるのでしょうか。

 研究を離れて、少し考えてみても、育児の中から学ぶことは少なくないような気がします。例えば、すぐに思いつくのは「我慢」とか、「その気にさせること」でしょうか。
 今日も爆走赤ちゃんKENZOの朝の様子を見ながら、つくづく思いました。まだ言葉のわからない子どもに対してできることは「その気にさせること」と「我慢すること」ですよね。少なくとも、僕は、今、親として、そんなことを学んでいるような気がします。

 それが「仕事の現場」に活かされているとは、はたして「謎」ですが。。。

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 アカデミックベンチャー「中原研究室」は(?)、今日も爆速です。
 所属の大学院生は、みな、自分の研究を前にすすめようと奮闘しています。

「脳がちぎれる」ほど、研究を愉しんで欲しいものです。