「恋チュン・社員ダンス」をどう考えることができるのか?:雑誌プレジデントでの連載記事

 雑誌「プレジデント」さんの連載記事に「恋チュン社員ダンスをどのように解釈するのか?」ということに関する記事をまとめさせていただきました。プレジデントオンラインでも、Web公開されておりますので、どうぞご覧下さい。

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プレジデントオンラインの記事「恋チュンダンス」
http://president.jp/articles/-/11359

 わたしはタイトルなどは決められないので、それが「職場活性化の特効薬」かどうかはわからないですが!?、「組織」にひきつけて解釈すると、こういう感じになるのかな、という感じです。こちらは、編集者・九法さん、ライター・井上さんとの仕事です。

 興味深かったことは、私たちの取材のなかで、現場の方々が口にした言葉です。

「職場の連帯感が生まれた」
「普段はあまり話さない同期と話ができ
 仕事のモチベーションが上がった」
「今まで話したことがなかった人と話すことができた」
(神奈川県庁)

 興味深いですね。

 そして、ダンスは国も超えます。サイバーエージェントのジャカルタオフィスからは「PVに参加したことで、現地社員のグループ内での一体感が増した」という声も聞かれたそうです。

 先だってブログで紹介したように、「非日常性」と申しますものは「常態化」しますと「効果が限定的」になってしまいます。

先だってのブログ記事
http://www.nakahara-lab.net/blog/2013/10/pv_1.html

 この動きがいつまで続くのかわかりませんが、いずれにしても、組織の目的やつながりが、ともすれば、失われやすく、またグローバルに仕事が分散してなしとげられる現代においては、いずれ、それに替わるものが求められるのも事実なのかもしれません。それにしても、「やれされ感満載の社員ダンス」があったのだとしたら、痛々しいね。

 そして人生は続く。