日曜日

 日曜日・・・TAKUZOと二人で一日を過ごす。

 アート系、デザイン系の本を探したいな、と思い、六本木・青山へ。おぉ、ふだんは目にしない本がある。これで、ゆっくりと本を眺められるかな、と思ったけれど・・・

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 TAKUZOをナメてはいけない(泣)。
 
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 TAKUZOにとって、大型書店とは「かくれんぼが思う存分できる場所」ということである。嗚呼、わたくしめとしたことが、そのことを、すっかり、忘れてた。

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 早速、「かくれんぼ」が始まった。
 いくら無視しても、ひっきりなしに、「もういいかい」「まーだだよ」「パパ、どこだ?」と大声でコールがはじまる(泣)。いくら「しーっ」と言っても、TAKUZOが聞くわけがない。

 もうだめだ・・・これ以上「だんまり」を決め込むと、他のお客さんに迷惑をかけてしまう。

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 本を読むことは諦めて、公園へ(泣)。

 この公園は多種多様な「滑り台」があることで有名。TAKUZO、滑り台を1時間30分ほど堪能する。まー、よく飽きないね。

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 滑り台のところには、いろんな国の子どもたちがいた。何度か、「ハロー」と声をかけられる。TAKUZO、何もわからず、「ハロー」を連呼してる。わけがわかってないと思うけれど、楽しそうである。

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 せっかく六本木にきたので、展望台に登ることにした。TAKUZO、高いところが好きである。大興奮は、なかなか冷めない。

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 加えて、せっかくなので、展望台で実施されているスカイアクアリウム(水族館)も堪能する。

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 水槽を「光」と「音楽」で演出すれば、いわゆる「水族館」も、あっという間に「大人の空間」になるのか、と勉強になった。

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 きっと、夜はたくさんのワカモノたちで賑わっているのでしょう。きっと素敵な「雰囲気」なのだろうね。

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 まぁ、TAKUZOにとっては、「雰囲気」なんてどうでもいい。要するに、「かくれんぼができるか、どうか」である。ここでも、空気を読まず、かくれんぼをしようとする。

 「もういいかい?」

 TAKUZOは、しつこい。

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 よほど疲れたのか、帰りの車の中では、ぐっすり眠る。
 寝顔は安らかである。
 パパもぐっすり眠りたい。が、運転中なので、そりゃ、さすがにまずい。

 そして、人生は続く。