研究室遊泳≠オフィスアワー?

 今年のゼミが終わり、2月頃でしたか、ゼミの大学院生に、「来年のゼミのあり方」に関する意見をだしてもらいました。いうたら、ゼミのEvaluation(教育評価)ですね。

 かたっぽで、「教育やったら、評価せなあかんどー」と偉そうに言っていて、「自分の研究室」や「自分の授業」に関してはそれをしない、ってのは「ウサン臭い」ですね。

 まぁ、そうすると、でるわ、でるわ。皆さん、いろいろと言いたいことあったのね。出来る限り、できるものは改善しましょう。教育活動だから、全部が全部、学び手のリクエストが反映できるわけではないけれど、改善できるところはしたほうがいい。

 一番多かった要望は、「もっと話をする時間をつくってください」でした(泣)。

 確かに、僕は、いつもいない。
 いても、心はそこにいない(笑)。
 確かに、いつも、忙しくしてる。
 これは改善しなければなりませんね。

 というわけで、来年4月からは、ゼミのある日、4時から5時までを「オフィスアワー」と名付けて、時間を確保することにしました。この時間は予定をいれず、研究室にいることにしたのです。研究室のみんなには、そう伝えました。

 でも、どこかで「不安」でした、まだやってないけど(笑)。誰も学生オフィスアワーに来ないんじゃないか、と。

 大学教員同士で話していると、よくこんな話になるのです。

「大学からはオフィスアワーをもうけるように言われて時間を確保して、研究室で待っているけど、人っこひとり、学生がきやしねー、ブツブツ」

 でも、よーく考えてみると、「待っている」から「不安」なんだよね、で、「来ない」から「ブツブツ」なんだよね。
 だったら、「自分から大学院生の研究室にいけばいーじゃねーか」と気づきました。てめーが、動けばいいんだよ、てめーが。

 というわけで、「オフィスアワー」はやめます。まだやってないけど(笑)。

 かわりに「遊泳」と名付けて、学生の研究室まわりをフラフラすることにしました。「遠山の金さん」みたいでいいかな、と。

 というわけで、中原研究室学生諸君、研究室にフラフラと出かけるので、よろしく。

 邪険に扱わないでね。

  ---

"学習・成長する個人"から"変化する組織"へ
ダイアローグ・チェンジ・・・

中原淳・長岡健著「ダイアローグ 対話する組織」発売中!
職場単位でご購読いただいているようです!

様々なブログに、読後の感想が掲載されています! ありがとうございます!