「ダイアローグ 対話する組織」 本日発売!

 OJTでの知識伝達がなぜかうまく進まない・・・どうしたらいいだろう?

 研修をやっても、なかなか行動につながらない・・・どうしてだろうか?

 パワポを使ったプレゼンが増えているけど、何となく腹に落ちない・・・何とかできないだろうか?

 フリーアドレス制のオフィスを導入したいと思っているけれど、本当に効果があがるのだろうか?

 若手社員が、なかなかキャリアが描けない・・・

 ナレッジの共有がうまく進まない。システムはかなり前に導入されているのに、なぜだろうか?

 最近、組織の理念が急速に失われている・・・何とかして「浸透」させたいのだが・・・。

 うちの組織はイノベーションを生み出すような人材がいなくて困っている・・・。

 社員寮や社内運動会を復活させようと思っているのだけれども、本当に、それで問題が解決するのだろうか?

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 そんな方におすすめです!

「ダイアローグ 対話する組織」
(中原淳・長岡健共著 ダイヤモンド社刊)

(思いっきり宣伝!)

 これらの問題の根幹には、「組織内におけるコミュニケーションと学び」の問題があると筆者らは考えます。

 本書では、社会構成主義とよばれる立場から、「導管メタファ」とよばれる「コミュニケーションのあり方」を見直すことで、問題の核心に迫ります。

 多忙化を極める終わりなき日常の中で、少しだけ乾いてしまった職場のコミュニケーションを見直しませんか? そこには、働く大人の学びと成長、組織の成長と変革のヒントが見いだせるかもしれません。

 早い本屋さんでは本日夕方、遅くとも週末には、店頭に並びます。AMAZONでは、今日から配本がはじまるようです。
 どうぞご一読いただき、感想などをおよせいただけると大変嬉しいです。

 あなたの会社には「学びのサードプレイス」がありますか?

 よろしくお願いします。

――――ダイアローグ 対話する組織 目次――――

■はじめに 「対話」のもつ可能性
 
 
■第1章「伝わらない」組織
 導管メタファーからの脱却に向けて

・なぜか「伝わらない」職場コミュニケーション
・組織が抱える悩みに共通する問題とは
 「わかるんだけど、腹に落ちない」
  一方通行のコミュニケーション
・「後はメールで」メール文化の危険性
・失われゆく企業文化
・ビジネスの現場を支配する導管型コミュニケーション
・導管メタファーというコミュニケーション観
・教育現場の原風景――導管型コミュニケーションの典型例
・情報化の進展に導管メタファーが果たした役割
・人の変化を起こすコミュニケーションとは
・導管メタファーでは「伝わらない何か」
・情報の移動から人の変化へ
・ストーリーテリングの効用と限界
・ストーリーで語ることで「伝わる」もの
・人間の知的活動とストーリー
・人はストーリーで理解する
・モノローグ・ストーリーテリングの限界
・組織における対話の重要性
・運動会と飲み会で思いは共有できるか
・緊密なコミュニケーション=よい職場、という幻想
・対話(ダイアローグ)というコミュニケーションの可能性
 
 
■第2章「対話」とは何か?
 社会構成主義的なコミュニケーションの理解と実践

・対話が求められるビジネス環境
・早く走る時代から、深く考える時代へ
・対話へのアカデミックな視座
・意味が人の行動を方向づける
・人はコミュニケーションの中で意味を紡ぐ――社会構成主義
・客観主義、主観主義・・・対話の位置づけ
・対話というコミュニケーション行為
・対話とは、聞き手と話し手が行うコミュニケーション行為
  「雑談」とは、どう違うのか
  「議論」とは、どう違うのか
・議論の限界と対話の可能性
 パブリックカンバセーションプロジェクト
・対話が生み出す理解の相乗効果
・他者に語ることで、自分自身が見えてくる
・自由なムードを保ちながら互いの違いを理解する
 
 
■第3章「対話」が組織にもたらすもの

・組織にとっての対話の意義 - 三つの効果
・協調的な問題解決が可能になる
・多様性に摩擦は付き物
 「議論」で協調的な問題解決は可能か?
 「問題解決」から「問題設定」へ
 「突貫工事のエキスパート」の悲劇
 「対話」による問題解決が根づくトヨタの事例
・知識の共有
 本当に必要な知識は流通しているか
 なぜ知識の共有は困難なのか
 知識共有と経験の語り合い
・知識共有はネットワークとして達成される
・対話による知識共有の意味
・ネットワーク構築が効果を発揮する
 アサヒビールの事例
・組織の変革
・組織を動かす見えない力
・組織文化は日常に根ざす
・語り合うことを重視するデンソー・スピリット
・変革を誘発することへの意識
・実践と対話を結びつける花王のワークショップ
・対話による組織変革にひそむ問題
 
 
■第4章「対話」による新たな学び
・対話をめぐる知的探求の旅
 から見えてきたもの
・対話による「変容のプロセス」こそが、学びの本質
・オープンなコミュニケーションの実現に向けて
・効率的なコミュニケーションと
 緊密なコミュニケーションの問題点
・価値観共有、主体性発揮、そして「第三の道」へ
・成熟した大人の学びの実現に向けて
・ビジネスパーソンにとっての学びとは?
・Leaning bar(ラーニングバー)での新たな学び
・学びのサードプレイスをつくる
・サードプレイス(第三の場所)という概念
・インフォーマルでパブリックな「学びの場」
・対話」による新たな学びの可能性を信じて


■おわりに――ダイアローグ・オン・ダイアローグ


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追伸.
 おかげさまで、Learning bar「みんなでやる気を科学する」は、募集1日にして、応募者200名を突破しました。この後も引き続き3月中旬まで募集を続けますが、抽選ということになりそうです。

 ご出講いただける先生方と協力させていただきながら、最高の「学びの場」にしたいと考えています。

 どうぞよろしくお願いします。