日経主催、ASTD日本支部・立ち上げシンポジウムが終わった!

 日本経済新聞社主催、ASTDグローバルネットワーク・ジャパン運営委員会共催のシンポジウム「産官学・人材開発国際シンポジウム2008」のパネルディスカッションに、コーディネータとして参加した。大手町・日経ホールでの開催。

産官学・人材開発国際シンポジウム2008
http://www.nikkei.co.jp/events/astd2008/

 今回のパネルディスカッションのテーマは「新・人材育成部門には何ができるか?」。

「研修企画」と「研修実施」に注力してきたかつての人材育成部門とは異なり、「コミュニティによる人づくり」「ワークショップによる人づくり」などに着手している先端的な企業事例を紹介することが目的であった。富士ゼロックスの天野さん、日本IBMの間宮さん、松崎さんに、パネラーとしてご登壇いただく。

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 まずは、両会社から、それぞれの取り組みについてプレゼンテーションを頂く。

 天野さんは、富士ゼロックス社内のコミュニティである「バーチャルハリウッド」について紹介。そこでの活動が、社員の成長に与える影響を報告しつつ、いくつかの新たなサービスを生み出す土壌になったことを指摘した。

バーチャルハリウッド
http://www.vhcouncil.org/org.html

 間宮さんは、現場の要請を受けて人事部が実施している「気づきを促すワークショップ」について解説。将来のリーダーが、部下との接し方、職場のマネジメントの方法などを、リーダー同士の対話の中から導いていく様子が非常に興味深かった。

 プレゼンテーションのあとは、フロアをオープンにして、恒例の「突撃!ご近所ディスカッション」を20min。参加者の方々は、自然と立ち上がり、非常に活発な議論がなされた様子であった。

 そのあとは、Q&Aのコーナーへ。フロアから携帯電話で質問をメールで寄せてもらって、多い質問の中から10個程度を、間宮さん、天野さん、松崎さんに答えていただく。中にはキワドイ質問もあって、個人的には非常に面白かった。

 最後は、僕が「まとめ」を行い、無事パネルディスカッションは予定通り終了。及ばずながらであるが、何とか大役を果たした。

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 今回のパネルディスカッションを構成するにあたっては、かなり前から富士ゼロックスの天野さん、日本IBMの間宮さん、松崎さんにご協力いただいた。また、ヒューマンバリューの高間さん、人財ラボの下山さんにも、年末の忘年会シーズンの超忙しい時期に、ご相談にのっていただいた。本当にありがとうございました。おかげさまで、とても楽しかったです。

 また、日本経済新聞社の坪﨑哲夫さん、駒野洋さんにも、大変お世話になった。このパネル企画が本格化したのは、年末の押し迫った時期。年末、年始ともに、僕は非常にスケジュールが立て込んでいた時期で、僕の都合にあわせてお二人には打ち合わせにご同行いただいた。

 特に、ふだんメールや携帯でやりとりをしていた駒野さんは、僕からの様々なリクエストを(スミマセン・・・段取りが悪くて)、非常に素早く、かつ的確にご検討いただいた。
 駒野さんは、メールをしてから1時間以内にレスがかえってくる。非常に気持ちよく仕事をさせていただいた。本当にありがとうございました。

 そして人生は続く。