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「が」を接続詞に使わない!

 「が」を接続詞に使わない。

 これが、僕が意識している文章作文技法(プチテクニック)の中で、もっとも確かなことのひとつです。「が」を接続詞に使った文章とは、どういうものでしょうか。下記に例を示してみることにしましょう。

親の関与が子どもの学習によい影響を与えることは、アカデミックな心理学の研究知見ではわかっていたのであるが、日本のテレビ番組の制作場面では、そうした有用な知見が、全くいかされずにプロダクションが進行していた。

 こういう文章です・・・あー長ぇ。ワタクシメ、査読などをずいぶんとしていますが、こういう文章に出会うことが本当に多いのですね。

 これは、

親の関与が子どもの学習によい影響を与えることは、アカデミックな心理学の研究知見ではわかっていた。
しかし、日本のテレビ番組の制作場面では、そうした有用な知見が、全くいかされずにプロダクションが進行していた。

 という風に、1)2つの単文に分ける、2)逆接の接続詞でつなぐことで、よりわかりやすくなるはずです。

 本人にとっては、あんまり変わらなく思えるのかもしれないけど、少なくとも、読者にとっては読みやすさが違うのです。コントラストがハッキリするというのかな。

 要するに「がでつなぐ文章」というのは、多くの場合、

 1)2つの単文にわける
 2)よりメリハリのきいた接続詞(たとえば逆接・順接)

 を使えば、置き換わることが多いのですね。

 ぜひ、試してみて下さい。運がよければ、今、お書きになっている論文がシャープになるかもよ。

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追伸.
 論文脱稿したぜ、ザマーミロ、ケケケ。誰に毒づいているのかしらないけれど、毒づきたいんだよね、きっと、ストレスで。マジできつかったもん、早朝に作業をするのは。
 脱稿に至るまでには、望月さん、西森さん、山口さん@宮崎大学の温かいサポートを受けました。ありがとうございました。

 あー、疲れた。次は、山口さんの番だね。

  

投稿者 jun : 2006年06月20日 17:00

コメント

論文お疲れ様です。
「が」が逆接の接続詞として使われていたらまだよいのですが(笑)、単に説明の意味で使われることも多いですね。
「AはBを象徴したものですが、これはCの作といわれています。」とか。

投稿者 ひでや : 2006年06月20日 21:02

 ご無沙汰です。「が」を使わない件、僕も気を付けています。清水幾太郎『論文の書き方』(岩波新書、1959年)もこれについて書いており、それを読んで以来です。

投稿者 oxyfunk : 2006年06月20日 22:17

清水幾太郎『論文の書き方』(岩波新書、1959年)は、読んだことがないのです。読んでみます。

なかはらじゅん

投稿者 なかはらじゅん : 2006年06月22日 08:56