インテレクチャルカフェ:知の融合の場

 去年開催した「ワークプレイスラーニング2007」でも話題になりました。

 みんながアタリマエにもっている「メンタルモデル(Senge 1985)」、組織文化の中に埋め込まれた「因習」、「既存のビジネスモデル」をアンラーニング(unlearning:学び壊す)して、新たなイノベーションを起こすことのできる人材は、どのように育成すればいいのか?

 それに関係する?ような記事を見つけました。
 経済産業省では、「知が融合する場」を「インテレクチャルカフェ」と呼んで、その促進をはかっているそうです。

「知」創出へ異分野交流のセミナーを開催
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20080127-OYT8T00754.htm

 記事には

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 東京大学では、さまざまな分野の若手研究者らが交流できるカフェスペースを設けたところ、バイオマスエタノール製造の共同研究に発展するなど、実績を上げている例があるという。

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 とありました。いったい、どこのことなんだろう? 工学部2号館のサブウェイ前?

 まだざっとしか見ていませんが、プロジェクトのWebページには、事例紹介などのドキュメントがありました。

「インテレクチャルカフェ」プロジェクトのWebページ
http://www.intellectual-cafe.jp/home.html

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 下記、思ったこと。

 インテレクチャルカフェは、明らかに「知識創造理論」や「実践共同体理論」などを下敷き、あるいは参考ににしている事業だと思います。

 が、その名前をプロジェクト名に冠せず、より人々が理解しやすい「メタファ」で - つまりはこの場合は「カフェ」のメタファで - 普及させようとしているところが、なるほどな、と思いました。

 先日訪問させていただいた富士ゼロックスでは、「バーチャルハリウッド」と呼んでおりました。