英語学習は、ダイエット、栓のない風呂に似てる?

 先日、某大手民間企業で英語教育のサービスを立ち上げている方々とのミーティングがあった。その中で、ある方がおっしゃっていた言葉がとっても印象的だった。

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 英語は、ダイエットと同じなんです。ビジネスモデル的にいえば、「失敗する参加者」によって成立しています。

 なぜ失敗するか?
 その要因のひとつは、習慣形成ができないからですよ。

 コツコツと地道に食事改善するのはつらい。だから人は、どこかに新しいダイエット法ができたときけば、そこにとびつく。それで失敗すると、また違う方法にとびつく。そうやって、いつまでたっても痩せられない。それと同じです。

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 ボイスレコーダをもっていたわけではないので、正確には覚えていないが、だいたいこんな内容だったように思う。

 これは僕の認識とほぼ同じである。
 僕も英語が苦手な一人ではあるけれど、第二言語として英語を使いこなせるようになる、ということは、「ある決まった学習目標を短期的にクリアする」というよりも、「長期的な習慣形成、行動変容をすること」に似ているような気がする。専門家ではないので無責任に言い放つけど。

 以前、日記で書いたけれども、僕がボストンに留学していた頃(すげー昔に感じるぞ・・・)、ある人に、こんな話を聞いたことがある。

 日本人にとっての英語っていうのは、「栓のないお風呂」に、水を入れているようなもの。蛇口から水をだすのをやめたとたんに、英語をすぐに忘れちゃう。

 英語はだからつらい。

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 仮にもし英語の克服が、長期の習慣形成にあるのだとしたら、これをいかにテクノロジで支援できるかっていう問題は、かなりチャレンジングな課題だと思う。

 そして、この技術は応用範囲がとっても広い。長期の習慣形成が必要なのは、糖尿病などの生活習慣病もそうだからね。

 なんか、「クリエィティブの神様」が降りてきそうな予感。

 つーか、週末は休みたいから、火曜日以降に来てくれ。