Web2.0時代、消費行動が変わった!?

 朝はスポーツジムで3時間ほど運動。1時間ランニング、2時間エクササイズ。トレーナーには、「中原さん、最近、カラダの調子がよくなってきたんじゃない?」と言われる。「いいところに気がついたね」とかえす、談笑。

 昼、大学へ。プロジェクトのための資料づくり。

 午後2時、BEATの「Web2.0セミナー」へ参加。
 久松さんの講演では、Web2.0の関連知識を「おさらい」させてもらった。下記のようなサイトが、「目をつぶりながら腕立て伏せしているうち」にできてしまうそうです。スゴイ。

直島MAP
http://www.artmap.jp/naoshima/

 ニールセン・ネットレイティングスの荻原社長の講演の中で、Web2.0時代になって「消費行動モデル」が変わってきた、という話は面白かった。

 かつての消費行動は、いわゆる「AIDMA」。

1.Attention(注意)
  ↓
2.Interest(興味)
  ↓
3.Desire(欲望)
  ↓
4.Memorize(記憶)
  ↓
5.Action(購買)

 でしたね。マス広告をうって1と2を獲得する。で、3と4がブラックボックスになって、5につながる。これが大量消費時代の消費行動だった。

 ところが、Web2.0時代になると下記のように変わるんだって。「AISAS」です。

1.Attention(注意)
  ↓
2.Interest(興味)
  ↓
3.Search(探索)
  ↓
4.Action(購買)
  ↓
5.Share(共有)→CGM(Contents Generated Media)

 マス広告で1と2を刺激するのは変わりません。その後、興味をもった消費者は、Webを探索しはじめる。今は型番とか入れれば、容易に「クチコミ」が手に入りますよね。で、それで散々学習したあと、購買に走る。

 で、ここからがオモシロイんだけど、これで終わりじゃないんだ。最後には、今度は自ら自分が「クチコミ」に参加する。そのときに使われるのが、CGM(Contents Generated Media)とよばれる、BlogやCoI(Community of Interest)、Mixiなどのsocial networking serviceです。

 ちなみに、日本でもっとも「一人あたりの利用時間が長いWebサービス」はMixiだそうです。約4時間30分。20代を中心にそんだけ、使われてるんだって、驚きですね。

 考えてみたら、僕もそういう消費行動をとっていますね。何かを買えば、NAKAHARA-LABで紹介しているし、何かを食えば、やっぱり紹介してる。

 ---

 とても面白かったんだけど、この後、人にあうので中座。
 なんだか週末も忙しいなぁ。

 そして人生は続く。

  

投稿者 jun : 2006年6月24日 16:50

【前の記事へ移動: コンサルティングファームもpodcast!? 】  
【次の記事へ移動: 居酒屋のワタミ、介護の専門大学院を設立へ 】

このリストは、次のエントリーを参照しています: Web2.0時代、消費行動が変わった!?:

» Web技術は学習環境を変えられるか? from 0x0a :: ja :: svslab
今月のお題は「『イケてるWeb』と学習」. 私は「集合知は権威を超える」といういわゆる「Web2.0」的な見方に対してどうも懐疑的になってしまう.集合知は... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2006年6月26日 08:19