人は見かけで

 ここ1年で格好が変わりましたね・・・とよく言われる。

 たしかに前研究所で助手をやっていた頃は、基本がジーンズ+Tシャツ、冬だったら、ジーンズ+パーカーという格好が多かったんだけれども、最近はめっきり変わった。

 東京大学に着任してからというもの、ジャケットにパンツというのが基本になりった。全学の会議、外の人たちが参加する会議が多く、さすがにパーカーでは、自意識過剰なのかもしれないが、「なんか、オレ、ういてるなー」と思うようになったのである。もちろん、会議とか、外の企業の方々とあうことがない日は、相変わらずラフな格好で登校している。

 僕のように、その日によって毎日のようにファッションを変えていると、その違いによって、周囲の人たちの対応も違うことに気がつく。そういうのに僕はとても敏感だ。

 たとえばパーカールックで、ある企業の中間管理職の人にあったとする。「誰だこの若いやつは」という感じで、自己紹介しても、あまり反応はない。「若い人は手を動かしてくださいよー、なんかフレッシュな考えはないんですか?」くらいに振る舞われちゃったりする。
 ところが、数ヶ月後、同じ人にスーツをきてあう・・・学会会場などで。そうすると、全く対応が違うから笑える。ほとんど同じコトをしゃべっていても、全然反応が違う。

 人は、「まず」は見かけで判断される。

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投稿者 jun : 2006年2月17日 13:06

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