屋根の上のバイオリン弾き

 先日、仕事をおえたあとで、ミュージカル「屋根の上のバイオリン弾き」を見ました。

屋根の上のバイオリン弾き
http://www.toho.co.jp/stage/yane2005/welcome-j.html

 「屋根の上のバイオリン弾き」は、ロシア革命直前のウクライナに暮らす貧しいユダヤ人の家族の生活をおった話。

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 この土地に暮らす貧しいユダヤ人の父親テヴィエは、「しきたり」に厳格にしたがいつつも、5人の娘を育て、慈しんできた。しかし、娘たちは、「しきたり」よりも愛情を重んじ、次々と結婚して家を出ていく。「しきたり」を重んじようと必死に抵抗するテヴィエ。しかし、自分の好きな男性を見る娘のまなざしを見て、彼は思う。「そういうのもありだろう」。

 ツライことがあると、敬虔なユダヤ教徒である彼は、いつもカミサマに話しかける。「カミサマ、あなたはこんなに辛いことばかり、わたしにさずけなさる」。それでも、彼はカミサマに祈る。

 そうこうしているうちに、激動の時代に突入する。テヴィエの村にも、ユダヤ人強制退去の命令が・・・。

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 いやー、主演の市村政親さんの演技は、本当にスバラシイモノでした。歌を歌っても、せりふを回してもすばらしい。魅了されっぱなしの3時間半でした。

 これほど、声のとおる、そして間の取り方のうまい役者さんを僕は知りません。テヴィエといえば、古くは森重久哉さん、西田敏行さんが演じた役柄ですよね。僕は、昔は知らないけれど、彼のテヴィエは本当によかった。特に彼の歌う「金持ちなら(If I were rich man)」は、哀愁があって、ずっと数日たった今でも耳に残っています。

 聞けば、市村さんは今年で57歳だそうです。全くそんな年には見えないほど、エネルギッシュですけど。
 
 いやーよかった。
 彼の次の作品「ダンス・ウィズ・ヴァンパイヤ」も見に行こうと思います。

 あのね、学生さんたちは、このミュージカル、当日半額で見られるんですよ、3000円で。オトクだよねぇ・・・こういうのはどんどん増えて欲しいですね。

 ぜひ、勉強・研究に疲れたときには行ってみて下さい、もの悲しくも、必ず笑える。そして元気になるから。

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