食事

 前にも書いたかもしれないが、うまいものを食べられる機会は、そう多いわけではない。人生は短いのである。

 仮に不健康きわまりない僕が70歳まで生きられたとして(健康には人3倍気を遣っているが、人の3倍ほど体調が悪い・・・トホホ)、残りは14600日。

 そのうち、毎日毎日うまいものが食べられるわけではないので(財力もあるし、貧乏ひまなし共働き家庭のうちの場合、それほど一緒に食事ができるわけではない・・・)、仮に1週間に1度と考えると、2085回。

 そう、残りはたったの2085回なのである。なんか少ない気がしないか。

 こういうしょーもない計算をしてしまうと、どうも、なんか1回1回の食事が大切なもののように思えてくる。まさに一期一会の精神だ。一回だって無駄にはしたくない。

 それなのに、ここ1ヶ月、海外出張が続いたせいか、たとえば機内食などでファーストフードな食事をずいぶんしたように思う。あー、もったいなかった。

 あと数時間で東京につく。

 今日の夕食は、和食をつくってくれているらしい。今はリハ中だから、きっと夜に長い時間をかけてつくっているんだろう(笑)。楽しみである。

 今日は、久しぶりに2085回分の1を味わうことにしよう。それは素朴であるかもしれないが、今の僕が、一番求めているものである。

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追伸.
 とはいいつつも、いわゆるアメリカンなファーストフードの食事がすべて辛いわけじゃない。特にサラダとベーグルだけは、圧倒的に日本のそれを超えていると思う。

 カリカリとクリスピーなものと、新鮮な歯触りのよい野菜がまざったアメリカのサラダを食べるとき、はたまた、モチモチとした弾力のあるベーグルをかじるとき、僕は、アメリカに一生住んでもよいかな、と一瞬だけ思ってしまう。

 ほんの一瞬だけ。