ソフィー=ミルマンを聴く

 ソフィー=ミルマンは、ロシア生まれのジャズ・ボーカリストである。

 ホリー=コール、ダイアナ=クラール、ノラ=ジョーンズ的な力強い歌声。彼女は、最近、僕がすっかり魅了されている歌い手である。

   

 彼女のデビューアルバムである「ソフィー・ミルマン」には、彼女のfavorite songsが数多く収録されている。ジャズ、ロシア民謡など、そのジャンルは多岐にわたっている。

 下記にてReal playerで視聴もできるので、ぜひ聞いてみていただきたい。タイトルは知らなくても、一度は耳にしたことある曲が多いと思う。

おいしい水(Real player)
http://smil.jvcmusic.co.jp/naviram?cd=SE9-24128&sid=ATVE

MY BABY JUST CARES FOR ME(Real player)
http://smil.jvcmusic.co.jp/naviram?cd=SE9-24131&sid=ATVE

バラ色の人生(Real player)
http://smil.jvcmusic.co.jp/naviram?cd=SE9-24136&sid=ATVE

黒い瞳:ロシア民謡(Real player)
http://smil.jvcmusic.co.jp/naviram?cd=SE9-24138&sid=ATVE

 ソフィーの音楽は、正統的なジャズではないかもしれない。ロシアのウラル山脈に生まれ、イスラエルで育ち、カナダに移り住む。ロシア語とヘブライ語と英語のトリリンガルな彼女。僕は、彼女の「正統的ではない」歌声が好きだ。

 どうも、僕には「正統的なもの」よりも、むしろ「異端なもの」を好む傾向がある。そういう意味では、ダイアナ=クラールよりも、僕はソフィー=ミルマンに心惹かれる。

 生まれながらの「悪い癖」かもしれない。しかし、もうこの年になっては、人はそう簡単に変わらない。「悪い癖」は、それとして胸に抱えて生きる他はない。

 今の「修羅場」を超えたら、ジャズでもゆっくり聞きたい。そんな日がいつになったら来るのかはわからないけど、心待ちにしている。

 明日、というか、今日、また日は昇る。