言うべき時に言うべきことを言う:堀川高校の荒瀬校長

 総合学習を中心とした「人間探究科」「自然探究科」を全国にさきがけて開設。京都大学をはじめとした国公立大学への合格者数を1年で百人以上増やした京都市立堀川高校。

 この「堀川の奇跡」の渦中にいた荒瀬校長が、先日、NHK番組「プロフェッショナル」で取り上げられていた。

 荒瀬校長のおっしゃっていたことの中で、下記の言葉が印象的だった。

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 やるべき時に
 やるべき場所にいて
 やるべきことをいう

 言うべき時に
 言うべき場所にいて
 言うべきことをいう

 それが難しいんです

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 教員のハシクレとして、荒瀬校長のお考えには深く共感する。思慮が浅い僕などは、

 言うべき時じゃないときに
 言うべき場所から遠いところで
 言うべきではないことを言ってしまう

 ことが、いかに多いことか・・・。

 あるいは、

 言い足りないか、言い過ぎてしまうこと

 がいかに多いことか・・・教えることは、本当に難しい。

 何事もタイミングが重要である。「空気を読むこと」に一番長けていなければならないのは、教員なのかもしれない。自戒をこめて、そう思う。