西本智実さんのボレロ

 先日、AMAZONから西本智実さんが指揮するボレロのDVDが届いたので、昨日の夜は酒を飲みながら、これを愉しんだ。

 西本さんといえば、一般には「宝塚風の女性指揮者」としてメディアで取り上げられることが多いけれど、その指揮は非常に実直かつ誠実なものだった。

 華美な演出はない。むしろ、メディアによって付与されたイメージを払拭するような学究肌の指揮というのだろうか。

 ---

 よく知られているように、ボレロはイダ・ルビンシュタインの依頼により、スペイン風のバレエ曲としてモーリス=ラヴェルが書いた曲である。あるメロディが、169回にわたって繰り返され、クレッシェンドして爆発的な最後を迎える。
 西本さんの指揮は、クレッシェンドが着実かつ正確で、とてもリラックスして聞くことができた。

ボレロとはこんな曲です
http://www.interq.or.jp/sun/sin/bole.mid

 いいねー、クラシックのDVDは。酒飲みながら聞くのは最高だ。
 ちなみに、明日の演目は、帝王カラヤンである。