会議は「文化」を「語る」

 先日、ある本(出現する未来)を読んでいたら、その中に、エドガー・シャインのこんな言葉が引用されていた。

「組織の文化を理解したいなら、会議に出るに限る」

 誰かが発言し、誰が発言していないのか、誰の話が聞かれ、誰の話が聞かれていないか、どの話題が取り上げられたか、どれが無視されたり笑いものにされたりしているかは、その組織の実態を知るうえで有力な手がかりとなる、という。
 
 
 なるほどなぁ、と思った。

 人間関係、特にある場に存在する権力関係というのは、invisible(不可視)なものである。

 しかし、

 誰が「発言権(フロア)」を手にするか
 誰の発言が「採用」されうるか

 という外部から観察可能な事象は、その場にいる人間の関係や組織の文化を代表する指標になりえると思う。

 そういう目 - エスノグラファー的視点 - で見てみると、仮に退屈な会議に参加しなければならない場合でも、オモシロク参加することができませんか?

 たかが会議、されど会議、ですね。

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