モグラのように研究室に籠もる

 ここ1ヶ月、僕の時間は、強烈に「断片化」している。

 あることに集中しはじめたら、他のことが入ってくる。他のことに神経を集中していたら、また違ったことがあらわれる。次から次へと、モグラ叩きのように問題があらわれは消えていく。3月と4月を境に「変化すること」が多い。その処理に追われる。

 細かい事なんて気にしちゃいられない。右から左へと問題を処理し、左から右へと違った問題がやってくる。その繰り返しだ。

 年度末、そして年度始めというのは、どこの組織でもそんなものなのかもしれない。いくらやっても仕事が終わらない。

 そういえば、先日ホームパーティをやったとき、知人たちの帰宅時間は、そろいもそろって終電間際か、終電後だった。それよりはマシだな、と思った。少し胸をなでおろした。

 今年の僕のテーマは「整える」の「整」。今年は、新しいことには手をださない、と決めた。今のところ慎重に慎重にしているつもりである。

 何とかかんとか、じっくり腰をおちつけて勉強する機会をつくりたい。そういえば、昨日、ひとつ読みたい英語の本も見つけた。あと、近々、試してみたい分析手法もある。データを昨日わけてもらった。

 研究室の電気を消して、誰にも気づかれないように、モグラのように生活しようと思う。

 ほじくらないでね、僕の巣を。
 この場所で公言していては意味がないと思うけれども。