「誰」が助けてくれるのか?:オンライン教育のメンタリング

「世はインターネット時代」というけれど、遠隔で動機を維持しながら学ぶことって、やっぱり難しい。

 だから、オンライン教育には、「遠隔で学習者の相談にのってくれる人=メンター」が不可欠である、と言われている。

 このメンターに関して、先日、T大学のY君に、こんな話を聞いた。

 オンライン教育を提供している英国オープンユニバーシティでは(日本でいえば放送大学?)、オンライン教育のメンターには、異性をつけるのだという。

 男性の学習者には、異性のメンターを。女性の学習者には、男性のメンターを。その方が、メンターへの学習相談が増し、結果として学習継続率が向上するのだそうだ。男性ばかりでなく、女性の学習者の場合も。

 学習理論云々で説明できる話ではない。でも、人間とは、そういうものなのだから仕方がない。

「誰」が助けてくれるかは、一見些末な問いのように思われるかもしれないけど、とても重要である。