NHK大河ドラマ「功名が辻」最終回

 一年間、毎週楽しみに見ていたNHK大河ドラマ「功名が辻」が、今日、最終回を迎えた。

 数々の戦を生き延び、土佐の一国一城の主になった山内一豊。千代と夫婦手に手をとり、功名を追い求めた果てに、ようやく、高知城の天守閣にたつ。

 千代は一豊にいう。

「多くの命を費やして立ちましたこと、お忘れななさいますな」

 その2年後、闘病生活の果てに、山内一豊、卒去。千代は、豊臣家の最後を見届け、2年後に卒去。まさに激動の時代を生き抜いた人生であった。

 自分たちが奮闘した結果は、自分たちが享受するのではない、という不条理が何ともいえない。それは、その子どもたちに受け継がれる。

 山内家は、明治維新まで250年続くことになり、明治以降は華族の資格を与えられるのだという。

 功名とは何か。
 誰(た)がための人生であったのか。

 まだ消化できていない。

追伸.
 下記は、山内千代の肖像画。仲間由紀恵との落差に、一瞬汗がでた。

山内千代の肖像画
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/db/Kenshoin_Chiyo_portrait.jpg