マイナス学習が起こった?:米国大学生の一般教養は落第!

 本日の朝日新聞朝刊に「米国の大学生の一般教養は落第」という記事があった。下記に一部を引用する。

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 全米50大学の学生の政治や歴史の基礎知識を調べたところ、4年生でも1年生と大差なく、エール大学など16校では逆に4年生の方が成績が落ちていることがわかった。

(中略)

 調査は新入生と4年生の計1万4千人を対象に昨年秋に実施。米国史、政府機構、国際情勢、経済の各分野の基礎知識に関する60の質問で、知識の習得度を調べた。

(中略)

 大学別では、4年生の正答率が新入生に比べて一番上がっているのがローズカレッジ(11.6ポイント)。逆に、在学中に知識を減らしている「マイナス学習」と判定されたのは、7.3ポイント下がって最下位だったジョンズホプキンス大学はじめ、カリフォルニアバークリー校、エール大学など、有名校を含む16校だった。

(以上、部分的引用)

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 この記事を読んで、今回のテストで測定された知識というのは、本当に、はかるに値する「教養」だったんだろうか、と思った。記事には独立戦争の文言などの例がでていたけど。

 でも、このテスト、新入生にも答えさせてるんだよなぁ・・・。てことは、大学になってはじめて学ぶような原典の知識ってことではなさそうだ。中等教育までにならうことってことかな・・・。

 4年間のあいだに、いわゆる知識は忘却したかもしれないが、新たな世界観や知の方法論を手に入れていた、といえるもしれないなぁ、とも思う。

 いずれにしても、詳細はわからないけれども・・・。

 それにしても、同様の調査が日本の大学で行われたら、どのような結果がでるだろうか。これが最も興味深い。
 僕の実感では、少なくとも僕の時代の学生よりは(ダメ学生は僕だけか?)、今の学生の方が、熱心に勉強しているように見えるんだけど・・・。

 まぁ、ジャスト印象論です。

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追伸.
 ちなみに、言い訳をしておくと、僕は1年生から2年生までのあいだは、あんまり勉強もしなかったし、「ひっきー」気味だった。3年生からは、生涯でもっとも勉強したと思う。