銀座 新富寿司

 今日は朝から論文を書いている。

 最初、自宅で集中して書こうと思ったけれど、僕は「意志弱男くん」である(いし・よわおくん、と読みます)。「ダラダラしてしまうこと」が容易に予想されるので、大学にくることにした。そのかわり、研究室の山本さんには「僕にはいっさい電話は取り次がないで」と御願いしてある(blogで研究室にいることを公言していては、あまり意味がない!?)。

 それにしても「論文を書く」とは精神的にキツイ作業である。
 このblogのように、思いつくことを、思いついたままに書き殴ることができれば、どんなにいいだろう、と思うけれど、それでは「子どもの書く絵日記」にしかならない。

 「あれも書きたい」「これも書きたい」という衝動を抑えて、禁欲的に、禁欲的に、ひとつの筋をおう。これが、なかなかツライ。「欲望丸出し」ではイケないのである。

 というわけで、今日はあまりにストイックな時間を過ごしているので、お昼はドドーンといくことにした。せめて「食欲」くらいは、「欲望丸出し」でいこうというハラヅモリである。一度行ってみたかった銀座の新富寿司にでかけることにした。

新富寿司
東京都中央区銀座5-9-17
TEL 03-3571-3456
FAX 03-3571-2356
営業時間 AM11:30-PM9:00 盆・正月を除く無休
http://www.ginza.jp/shintomi/

 新富寿司は威勢のよいかけ声とは無縁の寿司屋で、どちらかといえば店内は静まりかえっている。「落ち着いた雰囲気の中で食べられるように」という店の配慮らしい。

shintomi.jpg

 ネタ、シャリは、当然の事ながら、申し分ないものであった。というか、品のよい江戸前とはかくあるべしという感じで、銀座の寿司屋の風格を漂わしている。

 個人的には、スダチをぬったイカ、コハダ、ホタテあたりがおいしいなぁと思った。あと、最後に頼んだスフレのような玉子も、まるでデザートのように甘く、美味しかった。

 8カン+巻物で2600円。僕はそれにコハダとタマゴを、アラカルトで頼んだので、結局3600円くらいだった。まぁ、安くはないけれど、食欲は大いに満たせた! 欲望スロット全開!、ざまーみろ。喜々として大学に戻る。

 ---

 今の僕なら書けるはず!

 しかし、当然の事ながら道のりは険しい。今、シコシコと論文を書いている。書くのに詰まっては、となりの山内研のあたりをプラプラしたり、三四郎池に意味なくいってみたり。

 キャンパスを夢遊病者のように歩いている僕を見ても、石をなげないように。

 ・・・しばらく、こんな日々が続きそうだ。