ゲーム業界と教育業界のマリアージュ

 「いつ、誰がはじめるか」と業界内で言われていた、「シリアスゲームに関するベンチャー起業」が、ついに現実のものになったようですね。

スクエニと学研が「教育ゲーム」の会社を設立
http://www.asahi.com/business/update/0322/144.html

学びをゲームに
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0603/22/news065.html

 単なるベンチャーではなく、ゲーム系と教育系の民間会社のジョイントベンチャー誕生ということになります。北米において「シリアスゲーム」という概念で広まっている「ゲームの教育利用の動き」が、いよいよ日本にも本格的に動き出すのでしょうか。

 ニュースによりますと、初等中等教育、通信教育、生涯学習など、学習にかかわるすべてのコンテンツがシリアスゲームの対象ととらえれば、1兆円をこえる売り上げが見込めるのだそうです。

 最初にだすソフトウェアが、どの市場をターゲットにして、どのようなつくりになるかが、非常に楽しみですね。前に日記で述べたように、「ゲームの教育利用」は非常に歴史がある教育手法です。
 ですが、これがきっかけになって、いわゆる「eラーニング」の一般的なイメージや概念が再構築されるとよいですし、「教育の情報化」に新たな波紋が生まれると愉快ですね。

 とにかく1本目、最初の事例が非常に注目されると思います。

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