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動機が金になる

 「やる気業界」が、今、大流行である。

 やる気業界というのは、僕の造語。そんな言葉はないんだけど、わかりやすいんでそうよぶことにした。「やる気をだすことを支援するソリューション(コンサルティング、研修、調査)を提供する会社」ってことです。

 たとえば、一番有名なのは、リンク&モティベーションですね。ガイアの夜明け?でも紹介されたから、知っている人も多いのではないかと思います。学生の就職人気調査でも、常に上位。何かと話題になっている会社ですよね。

Link and motivation
http://www.lmi.ne.jp/

 ここは「モティベーション・エンジニアリング」というコンセプトをだしていますね。動機工学・・・「動機を工学する」ってのは、なかなか難しいとは思うのですが、ネーミングがキャッチーですね。キラリと光るコンセプトです。

 先日北村さんに教えてもらったのは下記。

JTB Motivation
https://www.jtbm.co.jp/index2.html

いろんな会社があるんですね。ここでは「やる気キャンデー」とかも売っているみたいです。

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 先日、企業教育プロフェッショナル本の執筆メンバーと話していたことなのですが、「動機をあげる」みたいなコンセプトの研修って、もともと歴史は深いし、それほど新しくない。

 それこそ1960年代・・・高度経済成長時代の日本企業にはおびただしい量がありましたね。精神修行系というのかな、はちまきをして、エイエイオーなんてやっちゃう系。

 寒中水泳とか、夜通し議論とかやって、最後には抱き合って泣き出しちゃうみたいな。ちょっといかがわしいにおいがプンプンしちゃう系ね(こういう研修を受けたことのある方は、是非、その様子を教えて頂けませんか?僕はビデオでしか、それを見たことはないのです)。

 たぶん、そこで行われているエッセンス、つまりは動機を向上させる方法、手続きなんて、それほど、今と昔で変わっていないのに、それが新しく見えるのはなんでだ、ということで話が盛り上がりました。

 いくつか理由はあるんだけどね、きっとひとつには徹底的なブランディングがあると思います。コンセプトの新しさ、オフィスの開放的なデザイン、それらひとつひとつの要素が、よい方向に作用しているのではないでしょうか。

 あとは、たとえばリンク&モティベーションなんかそうなんですが、「自社の従業員でメソッドの有効性を明示している」ってのがあると思うんです。

 もともと、モティベーションを向上させるってのは、目に見えるわけじゃないから、なんとかして、その善さをわかってもらうためには、テストベットが必要だと思うんですね。で、自社の従業員に対する教育、動機管理、内定者教育を徹底することで、それを例証してしまう。うまいな、と思ってしまいます。

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 いずれにしても、この業界はのびていきそうですね。学習意欲感格差(インセンティヴ・デバイド)が進行しているのが、今の日本ですから。

 人々の「やる気」が失われる国ほど、「やる気」が商売になるのです。

  

投稿者 jun : 2005年07月18日 07:28

コメント

水ごり研修は今も推進者がいます。経営評論家の佐高信が批判していた研修です。彼は労使対決の観点で批判しているのでしょう。最近ある会合で私は「日本企業でファシリテーションって進んでいるの?」と質問されました。私は「結構、推進者がいますよ。『でもしか』ファシリテーションという傾向が見えますが」と回答しました。水ごりもファシリテーションも、講師がそれ以外の教育手法を知らなさそうだと、うさん臭いのです。講師こそもっと勉強すべきことがあるだろう、と思ってしまいます。

投稿者 君島浩 : 2005年07月17日 11:17

君島さん

あれは、「水ごり研修」というのですか、勉強になりました。

>水ごりもファシリテーションも、
>講師がそれ以外の教育手法を知
>らなさそうだと、うさん臭いのです

確かにそうですね。

投稿者 なかはらじゅん : 2005年07月17日 17:15