大学院授業「経営学習論」のシラバスができました!

 年度末の「バタバタ」と、年度初めの「ドタドタ」で、「ドタバタドタバタ」しています。毎日、新たに対処しなくてはならないことが、発生します。。。打ち返しているのですが、球はやみません。昨日、「過剰な前のめり(pro)」はいかんねー、反省しなきゃね、と言っていたばかりなのですが・・・うーん。

 4月からの大学院講義「経営学習論」のシラバスができました。今年は、初心にかえり、英語文献をみんなで読んでいくことにしようかな、と思っています。

 そして人生は続く。

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東京大学大学院 学際情報学府 2012年度
夏学期授業シラバス「経営学習論」
中原 淳
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■講義の概要
 人は、人生の一定期間、学校という場所「だけ」で
学ぶわけではありません。学校を「卒業」した後でも
、会社や組織の中で、新たな知識を獲得したり、他者
と知識を共有したりしながら、仕事に日々取り組んで
います。
 人は年をとっただけでは、学びをやめません。
人は、生けとし生きる限り、学び続ける存在なのです。

 本授業では、従来あまりスポットライトがあたるこ
とのなかった、学校の「外」の学習 - 「企業・組織に
おける学習」に焦点をあてます。

 2012年の講義では、組織社会化、経験学習論、職場学習論、
組織学習論、越境学習論など、「企業・組織における学習」の
先行基礎研究の読み込みを行います。 
 
 想定される受講者像としては、下記を想定しています。
・組織における知識共有、学習に関心のある方
・組織のおける人材育成、人間の成長に関心のある方
・組織変革や文化の構築等に関心のある方
 
 
■評価
 下記の3点から成績をつける。
1.コメントカード 30%
2.プレゼンテーション(全員からの相互評価30%)
3.最終プレゼンテーション(全員からの相互評価40%)

 なお、相互評価のポイントは下記の5点。
  1.スライド・配付資料のわかりやすさ( / 5)
  2.プレゼンテーション手法(声・身振り)( / 5)
  3.質疑応答の適切さ( / 5)
  4.理論の解説がわかりやすいか( / 5)
  5.考察がなされているか( / 5)


■場所・時間
 水曜日 4限より(14:50)
 情報学環 本館2F教室
 http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/access.php


■授業アーキテクチャ
 ・イントロダクション(中原:10分)
 ・プレゼンテーション(文献担当グループによる:35分)
 ・ディスカッション(グループで:15分)
 ・オープンディスカッション(クラス全体で:30分)
 ・ラップアップ(中原:10分)


■プレゼンテーションのやり方
・課題として設定された文献を購読し、内容を要約
する。「ひとつのストーリー」を構成する。

・プレゼンテーションはパワーポイントで行う。

・プレゼンテーションの構成には下記を必ず含めること
 ・各文献の要約をまとめた内容
 ・今回の文献で興味深かったところ/面白かったところ
  現場で役立ちそうなところ
 ・今回の文献の課題、問題点
 ・グループとして考察したこと
 ・今回のプレゼンテーションの各人がどのような
  役割を担ったか?

・配付資料は人数分用意し、各自で印刷すること。

・配付資料は「パワーポイントの配付資料」を用意する。
印刷は各グループで行うこと。

・プレゼンテーションの時間は35分。その後質疑応答
があるので、どのような質問にも答えられるようにし
ておくこと。
 
 
■参考文献
・中原淳(2010)職場学習論. 東京大学出版会


■授業内容

●オリエンテーション
 ・講義概要
 ・授業の流れ
 ・グルーピング&自己紹介&連絡先交換
 ・名簿づくり
 ・スケジュールの確認と担当決め
 ・プレゼンテーションの準備と方法

●組織社会化
・Ashforth, B. E., Sluss, D. M. and Harrison, S. H.(2007) Socialization in organizational context. Hodkinson, G. P. and Ford, J. K.(eds.)International review of industrial and organizational psychology. Vol.22 pp1-70

■組織社会化
・Fang,R., Duffy, M. K. and Shaw, J. D.(2011) The Organizational Socialization Process: Review and Development of a Social Capital Model. Journal of Management. Vol.37 pp127-152

●組織社会化
・Gundry L. and Rousseau, D.(1994) Critical Incidents in communicating calture to newcomers. The meaning is the message. Human relations. Vol.47 No.9 pp1063-1088

●グループワーク

●経験学習
・Kolb, A. Y. & Kolb, D. A.(2009) Experiential learning theory : A Dinamic holistic approach to management learning, education and development. Armstrong, S. J. & Fukami, C. V.(eds) The SAGE handbook of management learning, education and development pp42-68 SAGE.

●経験学習
McCall, M.(1988)Developing executives through work experience. Human resource planning. Vol.11 No.1 pp39-49

●職場学習
・Fenwick, T.(2010) Beyond indivisual acquisition : Theorizing practice-based collective learning in HRD. Woerkon, M. V. and Poell. R. (eds.) Workplace learning : Concept, measurement and application. Routledge. Pp11-25

●職場学習
・Billet, S.(2004) Workplace participatory practice : Conceptualizing workplaces as learning environments. Journal of workplace learning. Vol.16 No.6 pp312-324

●グループワーク
 
●海外勤務と学習
Black, J. S. and Mendenhall, M. and Oddou, G.(1991) Toward a comprehensive model of international adjustment : An integration of multiple theoretical perspectives. Academy of management review Vol.16 No.2 pp291-317

●海外勤務と学習
Mendenhall, M. E., Dunber, E. and Oddou, G. R.(1987) Expatriate selection, training and career-pathing : A review and critique. Human resource management. Vol.26 pp331-345

●越境と学習
・Engstrom, Y.(2004) New form of learning in co-configuration work. Journal of workplace learning. Vol.16 No.1/2 pp11-21

●越境と学習
・Engstrom, Y.(2009) Wildfire activities: New patterns of mobility and learning. International journal of mobile and blended learning. Vol.1 No.2 pp1-18

●グループワーク

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●2012/03/26 Twitter

  • 07:02  ブログ更新。「聴くことができない、前のめりな人々」です。鷲田清一さんの書籍「聴くことの力」、ヴァレリー・ヤウの「オーラルヒストリーの理論と実践」、阿川佐和子さんの「聞く力」の紹介などです。今週は「聴くこと」に集中しようと思います(笑)。 http://t.co/9j8pvP89
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投稿者 jun : 2012年3月27日 10:50


「聴くこと」ができない「前のめりな人々」

「聴く」ということに、僕は、興味があります。

 経営学習論(Management Learning)の中心的概念になりつつある「他者に内省(リフレクション)をうながす」ということの本質が「問い詰めること」ではなく(と、誤解されているところもあるようです)、まずは「聴くこと」からはじまるということも理由のひとつかもしれません。

 また、ここ数ヶ月、著書執筆のために、たくさんの方々にインタビューをさせていただいているからかもしれません(中原の拙いインタビューにお答えいただき感謝です!)。

 はたまた、自分が、常に「前のめり」の人間で、どちらかというと、「聴くこと」に苦手意識をもっているから、かもしれません。「聴くこと」の重要性を、「頭」ではわかっていても、僕自身が「よい聞き手」になれないことから、「聴く」ことに興味があるのかもしれません。

 うーん、きっと、最後の理由だな。
 僕は「聴く」のが苦手だもんな。

  ▼

 例えば、ひとつ事例を引用して考えてみましょう。
 臨床哲学を標榜する鷲田清一先生が、ご著書「聴くことの力」の中で、こんな有名な事例をだされています(鷲田 1999)。

 場面は、末期医療の研究者による質問紙調査の質問項目でした。

 あるガン患者が、

 わたしは、もうだめなのではないでしょうか?

 とあなたに語りかけてきます。
 あなたなら、何と答えるだろうでしょうか。

1.「そんなこといわないで、もっと頑張りなさいよ」と励ます
2.「そんなこと心配しないでいいんですよ」と答える
3.「どうしてそんな気持ちになるのと聞き返す」
4.「これだけ痛みがあるとそんな気にもなるよね」と同情を示す
5.「もうだめなんだ・・・と、そんな気がするんですね」とかえす

 さて、上記の質問に対する、あなたの答えはどれでしょうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 調査の結果、精神科医をのぞく医者、および医学生は1を選ぶひとが多かったそうです。
 看護師の場合は3。精神科医が選んだのは5だlったそうです。
 皆さんは、いかがでしょうか?
 僕ならば、たぶん「2」を選んでしまうような気がする。

 言うまでもなく、5は、患者の語りかけに対して何も「答えていません」。1のように「励ます」わけではなく、2のように「示唆」を与えるわけでもありません。また3のように「理由」を問うわけでもないですし、4のように「同情」を示すのでもないのです。ただ単に「受けとめる」だけなのです。

 受け止める、かぁ・・・。
 なかなかできないなぁ。
 僕は、たぶん「示唆」を与えてしまうな。

 かくして、「聴く」に興味があるわけです。
 自分として、苦手なのでね。

 ▼

 ところで、あまりにも月並みですが、「聴く」ということは、まことに難しいことです。

 なぜなら、それは一見「受け身な行為」でいて、それを「能動的に担う」必要があるからです。
 かつて、社会学者のアーヴィング・ゴフマンは、「聴くこと」を「積極的な自己呈示」であると位置づけました。つまり、「わたしは受け身の立場で聴いている」という自己の役割を他者に対して、積極的に呈示していくことが、「聴くこと」の本質であるということです。

 この一見、トレードオフな関係を実現することが、いかに難しいかは、想像に難くないですね。とにかくとにかく受容しつづけ、話し手に不信感を抱かれたり、つい能動性が前にでて、話し手を問い詰めたりしてしまうことが起こりがちです。

 うーん、聴くことは難しい。

 ▼

 この週末は、2冊の本をゲットしました。
 いずれも、「聴くこと」に関する書籍です。

 ひとつは「オーラルヒストリーの理論と実践―人文・社会科学を学ぶすべての人のために」という研究書です。オーラルヒストリーの研究方法論である「インタビュー」について、インタビューの技法、法的な問題・倫理のクリア、インタビューにおける対人関係のつくりかた、など、様々な観点から、基本を論じています。インタビューに出かける前には、少し目を通しておきたい書籍のように感じました。

 印象的だったのは、英国の社会学者・アン=オークレが語ったとされる、下記の一文です

「インタビューは、結婚とよく似ている。それが何であるかは、誰もが知っていて、実に多くの人が経験しているにもかかわらず、閉ざされたドアの向こうには"秘密の世界"が存在する」

 "秘密の世界"がつい知りたくて、研究者としての小生も、インタビューを重ねているのだなぁ、と思いました。

  ▼

 もう一冊は、阿川佐和子さんの「聞く力」です。こちらは、先ほどの書籍とは、打って変わって、わかりやすい一般書です。この本のことは、カミサンから教えてもらいました。「聴くこと」があまりに苦手な小生に、それとなく「示唆」を与えようとしたのかもしれませんね。えらい、間接的な説教やなぁ。

 「聞く力」は週刊文春において、1000人近い人々にインタビューの記事を書き続けてきた、阿川佐和子さんが、インタビューに答えてくれた著名人のエピソードをまじえ、インタビュー・聴くことの極意をつづっておられます。

 阿川さんといえば、名エッセイスト。語り口は優しく、自然体のインタビュー論のように読めました。阿川さんがインタビューを行っている著名人の方々の個性が強く、エピソードも愉しく読むことができました。

  ▼

 かくして、先週末は「聴くこと」の重要性を噛みしめる週末!?になりました。

 今週のテーマは「聴く」で行こう!?と思います。
 ふだんの会議などで、もし、僕が「聴けて」なかったら、「中原さん、今、話、聴いてないでしょ」「話をちゃんと聴きましょうね」とフィードバックをいただけると、誠に嬉しく思います。

 嗚呼、そういえば、小生は、昔「生へんじゃー(生返事をする人)」と揶揄されていたことを思い出しました。
 しかし、それは10年以上も前の話です。
 僕も進歩しているはずだ。

 そして今週を生きる

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追伸.
 鷲田さんは、別の雑誌記事でこんなこともおっしゃっています。現代社会がいかに「前のめり(Pro)好き」かに反省をうながすひと言です(鷲田 2009 in DBHR 超MBAの思考法)。

 現代は、社会も企業も学校も、あらゆる活動が「前のめり」です。そこあるのは「Pro(前)」という概念です。
 たとえば、会社の業務について考えてみると、あちこちに「Pro」がついていませんか。
 プロジェクト(Project)を立ち上げる、そのために利益(Profit)の見込み(Prospect)を確認する。
 見込みがついたらプログラム(Program)づくりに入り、計画書ができたら生産(Production)体制を整えて、販促(Promotion)する。そして、進歩(Progress)の度合いで、昇進(Promotion)が決まる。

 みなさん、「前のめり(Pro)」過ぎてはいませんか?
 猛省>自分

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■2012/03/25 Twitter

  • 21:39  インタビュー論といえば、小生は、個人的に、永江朗さんの「インタビュー術」が好きです。後半、古今東西のインタビューを評論していらっしゃいます。面白いですね> 永江朗「インタビュー術」http://t.co/H7mjx4q0
  • 21:36  1000人近くのインタビュー経験をもつ著者が、インタビューの極意を語る。自然体のインタビュー論。インタビューを受けた著名人らのエピソードも面白い>阿川佐和子(2012)「聞く力」読了。 http://t.co/uiN3HpPT
  • 10:52  TAKUZOプール教室。合間にシラバス作成・登録完了。学際情報学府夏学期「経営学習論」水曜日4限(14:50)。情報学環本館 2階・教室。組織社会化、経験学習、職場学習、海外勤務と学習、グローバルリーダーと学習、越境学習などの基礎文献を読みます。
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■2012/03/24 Twitter

  • 19:25  ほほー。RT @yuuhey 「アメリカの大学の70%がFacebookを入学者選考における重要な参考資料ととらえている。」 http://t.co/nICrLVhr #beat2011  [in reply to yuuhey]
  • 19:20  代官山・蔦谷書店。面白そうな本を発見。インタビューの入門。「オーラルヒストリーの理論と実践」: http://t.co/Pnn5F7o3 http://t.co/QdLDtrw8
  • 10:32  スターウォーズの絵本とかないのかな。子どもにわかるように、あらすじを紹介したいのですが、なかなか難しくてね。「共和国って何?」って言われてもなぁ。。。
  • 10:31  朝っぱらから叩き起こされ、スターウォーズepisode1をビデオでTAKUZOと見ました。最近、TAKUZOがハマってる。朝から晩まで、スターウォーズの話ばかり。ある意味すごいよなぁ・・・1977年の映画に、現代の子どももハマルなんて。無敵コンテンツだね。
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投稿者 jun : 2012年3月26日 06:54


ワークショップ・オン・ワークショップ!?:【fʌ'n】第三回「写真撮影講座! 学びの魅力を伝えよう!」が終わった!

 先日、3月19日、テアトロフォーラムが開催されていたちょうど同時刻、同じ場所で、実は、もうひとつのワークショップが開催されていました。

mikipicture1.jpg

 同時開催されていたのは

【fʌ'n】ワークショップ「写真撮影講座! 学びの魅力を伝えよう!」
 
 です(NPO法人 Educe Technologies主催)。

【fʌ'n】(ファン)は、ワークショップファシリテータや、ラーニングデザイナー、ラーニングプロデューサーをめざす人々の小さなコミュニティです。特に、「ワークショップのコンテンツ」に関して勉強するのではなく、どのようにして、自分のワークショップの魅力を、全く、その価値を知らない人に「伝えていけるのか」に関して、学ぶ機会をもとうとしています。これまでにも2回開催されてきました。

【fʌ'n】第一回目「ラーニングデザインの未来を語ろう」UST前半
http://www.ustream.tv/recorded/19596699

【fʌ'n】第一回目「ラーニングデザインの未来を語ろう」UST後半
http://www.ustream.tv/recorded/21078791

【fʌ'n】第二回目「ラーニングデザインと著作権」が終わった!著作権、文化、そしてマネタイズ :
http://www.nakahara-lab.net/blog/2012/02/post_1829.html

 【fʌ'n】第3回目企画となる今回は、講師にプロカメラマンの見木久夫さんをお迎えし、撮影 - 内省を繰り返すワークショップを行って頂きました。
 参加者の方々に撮影いただいたのは、もうおわかりですね、同時期・同時開催されているテアトロフォーラムです。参加者の方々には、テアトロフォーラムの活動の雰囲気や魅力が伝わる写真が撮れるようになることをめざしておられました。

見木久夫さん
http://kenmoqp.com/Profile.html

テアトロフォーラム開催報告!
http://www.nakahara-lab.net/blog/2012/03/post_1840.html

 ワークショップには、計9名の方にご参加いただき、テアトロフォーラムの記録写真の撮影を行いました。
 集合は10時。
 はじめに撮影に入る前、見木さんから必要な知識と技術的なお話をしていただきました。

 次に早速練習です。
 自己紹介を行う班と、それを撮影する班に分かれて、お互いを交互に撮影していくというミニワークを行いました。

mikipicture2.jpg

 撮影する側と撮影される側が、交互に入れ替わります。

mikipitucre5.jpg

 時間は13時になりました。
 ここからがひたすら実践です。
 約4時間もの間、ひたすら撮影とリフレクションを繰り返しました。

mikipicture3.jpg

 カフェトークからポスターセッション、即興劇からダイアローグにリフレクションと、次々に変化するテアトロフォーラムの魅力を伝える「一瞬」をおさえるために、みなさん悪戦苦闘されていました。

mikipicture4.jpg

ワークショップの途中では、参加者の方が撮影した写真によるリフレクションムービーも作成し、フォーラムの会場で上映いたしました。こちらは現在、鋭意、最終作業中ですので、でき次第、公開させていただきます。上映されたリフレクションムービーには、テアトロフォーラムの130名の参加者から拍手が寄せられました。

 見木さんは、今回のワークショップの中で、同じ言葉を繰り返していたそうです。

 カメラマンはハンターである
 撮影はスポーツである

 参加者のみなさんは、活動の雰囲気や魅力を捉えるために、まさにハンターとなって、終始積極的に体を動かし、午前10時からはじまり午後5時半に終わるというとてもハードなワークショップにも関わらず、会場内を動き回わっていらっしゃいました。

 終了後に何人かの参加者の方々が、

 まさにスポーツ
 足痛いー

 と、おっしゃっていたのが、とても印象的でした。

 このたびは、ご指導いただきました見木さん、事務を引き受けてくださったEduce Technologiesの吉川さん、ご参加いただきました参加者の皆様、どうもありがとうございました。

 なお、撮影された写真は、整理が終わったものから、下記のフォトストリームにてさせていただいております。どうぞご高覧ください。

NAKAHARA-LAB on Flickr
http://www.flickr.com/photos/nakaharajun/


(以上文章:吉川・中原)

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追伸.
 いつか「ワークショップを写真にどう残すか?」という、あまりにニッチなテーマをかかげた「ワークショップ」をやりたい、と言っていたのが1年くらい前です。しかし「写真のワークショップ」は、撮影するワークショップがなくてはなりません。

 このたび、このようなかたちで「ワークショップ・オン・ワークショップ」が出来たことは、非常に嬉しい事でした。テアトロフォーラムの開催がすでに決まっており、これにアドオンするかたちで、【fʌ'n】写真講座の開催を決定いたしました。見木さんには、このような激しい企画にご参加いただき、心より感謝です。

 しかし、ワークショップ・オン・ワークショップの運営は、まさに過酷を極めました。もし、今後、やる方がいらっしゃいましたら、それはチャレンジングですが、腹をくくることが必要です。
 うまくいかなかった部分もありますが、それは十分リフレクションし、また次の機会につなげたいと思っております。

 テアトロフォーラムと【fʌ'n】写真講座、いずれにしても、ご参加いただいたみなさま、まことにありがとうございました。心より感謝いたします。

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■2012/03/22 Twitter

  • 21:08  寿司屋にありました。。。いつ落とした?RT @satoshi_hashimo 誰か捜索を。案外、椅子の裏とかにあったりして。RT 小生のiPhone、行方不明。あんた、今、どこにいるの?"  [in reply to satoshi_hashimo]
  • 21:07  こちらこそ素敵な時間を感謝です!どうぞよろしく!RT @takaotakashi ふつうの人たちがよりよく生きていくために演劇という道具を手渡すことを考えたのがボアール。中原さんと学生の時以来、再会してから一緒にさせてもらっている仕事は本当に楽しいです。今後ともどうぞよろしく  [in reply to takaotakashi]
  • 18:38  ほほー。TAKUZO、今日は君の将来について語ろう。RT @yuuhey 「勉強しなさい」の声かけより、「親子で将来や進路について話をする」ほうが、子どもの学習意欲を高める効果 http://t.co/BiogdaJh  [in reply to yuuhey]
  • 11:11  知識伝達はeですまし、対面の場ではアナログなインタラクションを愉しむ RT @shigejam iPadで簡単にKnan Academyのような教育ビデオを作れるアプリ"ShowMe"。誰でもオープンに「教え手」になるための情報環境 http://t.co/F7IT94FF
  • 11:04  小生のiPhone、行方不明。絶対に研究室にあると思っていたのに・・・ない。iCloudに移行してなかったので、探せず。電話をしたら、留守電の応答はある。あんた、今、どこにいるの?
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■2012/03/21 Twitter

  • 21:28  いずれにしても予断を許さない事態ですね。RT @shigejam 秋には入学できる見込みもあるようですが、そのためには州の増税が必要 http://t.co/Ggk7ldVb RT カリフォルニア州立大、新入生受け入れ凍結: http://t.co/nQATjQuc  [in reply to shigejam]
  • 18:58  えっ!>カリフォルニア州立大、新入生受け入れ凍結 財政難: http://t.co/nQATjQuc
  • 11:52  テアトロフォーラムを無事終えることができました!(開催報告)ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。関係者のみなさま、お疲れ様でした: http://t.co/noRy8e3N
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投稿者 jun : 2012年3月23日 06:28


テアトロフォーラム - 人材育成の未来をACTする - を無事終えることができました! (心より感謝です)

 3月19日、テアトロフォーラム(日本生産性本部 × 東大中原研究室 × 内田洋行)を無事終えることができました。

 テアトロフォーラムは、1)コンセプトカフェ(コンセプトに基づいたカフェトーク)、2)ギャラリーウォーク(ポスターセッション形式による研究発表)、3)インプロ(即興劇)、4)ダイアローグとリフレクションを組み合わせた、全く新しい!?アカデミックイベントです。このたび、「職場学習の探究」に収録された諸論文を「学びの素材」「対話の素材」にして、皆さんで、「人材育成の未来」について、ともに考える機会をもたせていただきました。

会場は、内田洋行さんのご支援をいただき、下記の素晴らしい空間をプロデュースしていただくことができました。この場を借りて、心より感謝いたします。ありがとうございました。

内田洋行 ユビキタス協創広場 CANVAS
http://www.uchida.co.jp/company/showroom/canvas.html

zentai_no_yousu.jpg

  ▼

 会は、まず、最初に中原のイントロダクションからはじまりました。

nakaharaprezen.jpg

 テアトロフォーラムは、

 1.聞く
 2.聞く
 3.聞く
 4.帰る
 
 ことを行う会ではなく、

 1.聞く
 2.考える
 3.対話する
 4.演じる
 4.気づく

 ことを皆さんの「卒意」で実現する会であることを、お伝えしました。
 この趣旨にのっとり、下記のアクティビティを体験していただくことにしました。

 1)コンセプトカフェ(コンセプトに基づいたカフェトーク)
 2)ギャラリーウォーク(ポスターセッション形式による研究発表)
 3)インプロ(即興劇)
 4)ダイアローグとリフレクション

 当日用いたプレゼンは - 誰も見たくないと思いますが(笑) - 一応、下記です。

 皆さん、こちらの趣旨をご理解いただき、まことに嬉しい事です。
 すでに、場があたたまっています。

bagaatatamaru.jpg

  ▼

 第一のアクティビティは、コンセプトカフェです。フードスタイリストの藤吉さんに「OJT」「グローバル」「上司の成長」といったテーマ(職場学習の探究の研究主題)のもとで、オリジナルのお菓子を創作していただき、それを皆さんで食べることにしました。

okashi1.jpg

 参加者の皆さんには、今回、お菓子をつくるにあたって藤吉さんにお願いしていた「テーマ」のことは、お知らせしてはいません。当日は、「このお菓子が何をテーマにつくられているか」をあててもらう、という「遊び」を実施しました。皆さん、どのお菓子がどのテーマなのか、かなり悩まれていました(笑)。

okashi2.jpg

 今回大変お世話になった藤吉陽子さん(o-kitchen)のチームです。どうもありがとうございました!

hujiyoshisanteam.jpg

o-kitchen 藤吉陽子さん
http://www.o-kitchen.net/

  ▼

 第二のアクティビティは、ギャラリーウォークです。大学院生の研究発表をポスターセッション形式で行わせて頂きました。

isebou_prezen.jpg

 参加者の皆さんは、自らの興味関心に基づき、ポスターを回遊していただきました。

postersession0.jpg

 皆さん、思い思いのポスターのところで、大学院生の発表に耳を傾けておられます。

postersessiondesu2.jpg

 様々なところで、ガチ議論が起こります。

postersessiondesu.jpg

 ふだんは学会等でプレゼンになれている大学院生も、社会人の方々相手のプレゼンは、はじめての人が多かったです。とても緊張したそうです。

tateno_prezen.jpg

 ギャラリーウォーク、お楽しみいただけましたでしょうか?

chichibu_wakimoto.jpg

 ▼

 研究発表については、心にとどめていただいたあとで、第三のアクティビティに向かいます。
 第三のアクティビティは、今、聞いたポスターの内容を実践する「インプロ(即興劇)」です。

inprodesu2012_2.jpg

inprodesu2012_3.jpg

高尾先生(東京学芸大学)、俳優の弓井さん・山本さん、そして、参加者の中からTさん(男性)、Yさん(男性)Yさん(女性)にご参加いただき、「もし、こんな場面が起こったら、あなたはどのように社内で、従業員や現場のマネジャーにお話ししますか?」というテーマで即興劇を行いました。

 あつかったテーマは、は3つ、下記のとおり。

1.会社を定時にでて、すぐに、社外の勉強会にいこうとする若者がいる。そのとき、マネジャーはどう振る舞うか? 職場の人は? 人事は?

2.自分は全く仕事をしないくせに、部下には「内省」を迫る上司がいる。そんな上司をどうするか?

3.OJT指導員は、OJTをどのように組織するか? 自分でやるか、人を巻き込むか? 理想のOJTのあり方を、人事は、現場のラインマネジャーに、どのように伝えるか?

inprodesu2012_4.jpg

 頭でわかっていることでも、身体を使って表現してみると、なかなか難しい。
 会場は、非常に盛り上がりました。

inprodesu2012_6.jpg

  ▼

 第四のアクティビティは、ダイアローグとリフレクション。

omoiomoi.jpg

 今日一日、どのようなことを経験したのか、どのようなことに気づいたり、したのかを、他者とともに語っていきます。

diarogu_desuna.jpg

 グループによっては、場所を変えて、気分を変えて、ダイアローグ。

dairogudesu.jpg

 参加者の方々が、それぞれの思いや印象を言葉にします。

diarogudesu2.jpg

 皆さん、今日の日を振り返り、それを言葉にしておられる様子です。

gachi_talk.jpg

 リフレクションタイムでは、企業で人材開発・経営にあたっておられる、ぐるなびの田中さん、キヤノンの本間さん、内田洋行の大久保さんにもご登壇いただき、コメントをいただきました。心より感謝いたします。

tanakasan_honmasan.jpg

 最後にサプライズとして、今日一日を振り返るリフレクションムービーを全員で見させて頂きました。 
 実は、同日同じ場所で、写真家・見木さんによるワークショップ「ワークショップファシリテータのためのカメラ講座」が開催されていました。こちらには9名の方々がご参加いただいており、実は、この日の様子をすべてカメラで納めていただいていたのです。こちらのデータを使って、見木さんが、リフレクションムービーをつくってくださいました。

 こちら、どうぞご覧下さい。

 

  ▼

jun_teatro.jpg

 ともかく、これにて「テアトロフォーラム」はすべて終了です。最後になりますが、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。また日本生産性本部の矢吹さん、大西さん、中村さん、富張さん、お疲れ様でした。内田洋行の平野さん、佐藤さん、大久保さんにも心より感謝いたします。ありがとうございました。

 そして人生は続く。

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追伸1.
当日の写真はこちらです。こちらは「第一弾」の公開です。データが整理でき次第、こちらに順次公開させて頂きます。どうぞご笑覧ください。

NAKAHARA-LAB on Frickr
http://www.flickr.com/photos/nakaharajun/

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追伸2.
 今回のギャラリーウォーク&コンセプトカフェの会場は、「クラブ風」の演出をさせていただきました。

VJ_huu.jpg

 そのときに役にたったVJ(Video Jockey)ソフトウェアが「Colorcode」です。小生が前日にダウンロードして、映像をつくり、当日、保田さんにVJをしていただきました。保田さん、ありがとう。

Color code - ipad用VJアプリ
http://colorcodevj.artteknika.com/

colorcode.PNG

 TAKUZOも、前日夜には、愉しんでいましたよ(笑)。このアプリ、簡単に、VJができておすすめです。

takuzo_vj.jpg

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追伸3.下記が「職場学習の探究」の目次です。テアトロフォーラムでは、この内容について、ポスターセッションをさせていただきました。

職場学習の探求 ― 企業人の「成長」を捉える研究論文集
目次

■序章 - 職場学習の探求、その出発点に
中原 淳

【理論編】
■1章 職場における業務能力の向上に資する経験学習のプロセスとは?
-経験学習モデルに関する実証的研究-
木村 充

■2章 「職場学習風土」と「個人の経験学習」の関係を探求する
伊勢坊 綾

【上司編】
■3章 部下の成長を促す上司のあり方とは?
--上司の成長認知と部下に対する内省支援の関係--
脇本健弘

■ 4章 職場のオープン・コミュニケーションを促すためのマネジャーのリーダーシップ行動
吉村春美

【職場編】
■5章 新入社員の能力向上に資する先輩指導員のOJT行動
~OJT指導員ひとりでやらないOJTの提案~
関根雅泰

■6章 業績と能力を伸ばす職場の探求
組織市民行動と職場学習風土に着目して
福山佑樹

■7章 職場イノベーション風土が「職場における部下の支援」に与える影響
- 新たなことに挑む職場で人は育つ -
中原 淳

【職場外要因編】
8章 就職活動時の職業価値観は,入社後の組織社会化にどのような影響を及ぼすのか?
- 自己実現志向・組織からの独立志向をもつ人は、組織になじめぬ人か -
伊澤莉瑛

■9章 海外での経験は、能力向上にどのような影響を与えるのか?
-経験学習行動を手がかりにして -
島田徳子

■10章 ビジネスパーソンの海外経験がキャリア成熟に与える影響
重田勝介

■11章 職場を越境するビジネスパーソンに関する研究
社外の勉強会に参加しているビジネスパーソンはどのような人か
舘野泰一

■ あとがき
中原淳

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■2012/03/20 Twitter

  • 17:26  (3)「引き算」の発想>RT @co_fresh 写真とプレゼンは似ている。 写真は撮りたいものを絞る。プレゼンは言いたいことを絞る。 両方とも「引き算」だ。 #teatrojp2012
  • 17:26  (2) 撮影はたしかに体力使いますね。RT @co_fresh 今日の名言(見木先生の言葉):「撮影はスポーツ」「レンズは一生もの、ボディは消耗品」「美しい瞬間は撮れましたか?」 #teatrojp2012
  • 17:26  (1)昨日はお疲れ様でした! 見木さんチームのおかげで、素晴らしいリフレクションムービーができました!RT @tunewa「学びの魅力を伝えよう」写真ワークショップは、内田洋行東京ユビキタス協創広場CANVASで行われました。 #teatrojp2012
  • 17:21  (3) 昨日は時間の都合で、かなり駆け足でしたが、ぜひ、次回は、じっくり時間をかけて、ボアールのいうような「討論劇」の「現代版」をやってみたいですね。対話や内省の時間をゆっくりとって。これに懲りず(!?)、コラボレーションをお願いします>@takaotakashiさん
  • 17:21  門外漢ながらボアールを読んで、ぜひ、一度やってみたかったのです。高尾さん、弓井さん、山本さん、Yさん、Tさん、Yさんのおかげで、素晴らしい機会になりました。RT @takaotakashi ボアールのフォーラムシアター(討論劇)の雰囲気に近くなりました。#teatrojp2012
  • 17:21  昨日は感謝です!RT @takaotakashi (1)テアトロフォーラムがおわりました。中原さんの提案で、職場の一場面を私たちがインプロで演劇化し、それに参加者の人に役として入ってもらって論文の内容を生かしながら状況の改善を試みることをしました。 #teatrojp2012
  • 00:24  今後の僕が関与する「学び系イベント」について、何件かお問い合わせ頂きました。新年度以降、さらに、いくつかの企画が動き出します。参加募集は、僕のメルマガ・ブログで行わせていただきます。よろしければ、ご登録などをご検討下さい。 http://t.co/kKZIuhLn
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■2012/03/19 Twitter

  • 23:10  笑 RT@tomokihirano うむ。なめんなよ。 RT @YukiAnzai: 企業に属しながら仕事と並行して外でも複数プロジェクト回してる楽しそうな先輩や友人が何人かいるけど、さらっとやってるようにみせて、実は相当なキャパと管理能力に支えられてるなと思う。
  • 23:09  お疲れ様でした!二次会に行かれた方もいらっしゃったのですね!「素敵なご縁」を!RT @clione テアトロフォーラムの懇親会のあと、八丁堀から帰るなう。思いがけず二次会をやる方々にお声かけいただき/ 楽しかったっす!#tearojp2012
  • 23:06  後は任せた!ちょっと近々旅にでます、よろしく。RT @yumiwagatsuma ばろすw RT @tatthiy: ワロタwww RT @tomokihirano: 中原研究室を背負って立つ @tatthiy http://t.co/uUZWjvk5  [in reply to YumiWagatsuma]
  • 19:34  「テアトロフォーラム2012」「Fan #3 写真ワークショップ」、無事終了いたしました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!心より感謝です。ハッシュタグに寄せられた感想等は、すべて撤収後、あとで拝見させて頂きます!#teatrojp2012
  • 08:52  今日は世界初!?の試みが2つあります。うまくいくかはわかりません(笑)。皆さんで素敵な場をつくりましょう。よろしくです!@rafiki0108 新幹線の中。初めて中原先生プロデュースの場に参加できる。楽しみ!!  RT 「テアトロフォーラム2012」 #teatrojp2012  [in reply to rafiki0108]
  • 06:25  注目>「co-ba library」シェアライブラリーが渋谷にオープン。本棚をシェアし、人とつながる。http://t.co/62IZGDZl
  • 06:22  本日「テアトロフォーラム2012」と「Fan #3 写真ワークショップ」。1日同時に二つのワークショップ、最終準備中。http://t.co/ztkk2SUy http://t.co/XGRWVPbw #teatrojp2012
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■2012/03/18 Twitter

  • 23:03  お読みいただき感謝です!RT @nrhsk からだ、組織社会化、過剰適応、内省、異化、心理的安全、反転世界、ゆさぶり、イノベーティブな組織。キーワード満載!ワークショップ紙上ドキュメントは参考になる 『インプロする組織』http://t.co/adGrraQe  [in reply to NRHSK]
  • 23:02  某「インプロする組織」で紹介されているインプロの事例映像です。「ワンワード」と「ステータス」某社の役員・社員さんに突然実践していただきました。:高尾隆×中原淳「インプロする組織」(三省堂): http://t.co/p3U2x5Uk
  • 08:15  VJアプリ、いろいろ試して、Colorcode VJに決めた。iPadで動くので操作がラクかな、と。あとは素材をあつめなきゃね。
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■2012/03/17 Twitter

  • 07:11  Macで動くVJソフトを探索中(朝から何をやっておるのだ)。できればフリー(笑)。どなたかおすすめあったら、教えてください。
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■2012/03/16 Twitter

  • 22:34  拝見するのが楽しみです>金井壽宏・楠見孝(2012)実践知 - エキスパートの知性. 有斐閣: http://t.co/Oy0OalXb
  • 06:09  ご冥福をお祈りいたします>吉本隆明氏が死去 戦後思想に大きな影響(読売): http://t.co/5B1KXToj
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■2012/03/15 Twitter

  • 10:03  出版を通した学習。キャリアを考えるよい機会になりますね。 RT @peru_g13: 昨年度の演習で行った,MY ROLE PROJECTが本になりました! kamihira_log http://t.co/xNFKx08i
  • 10:02  百科事典の終焉>RT @shigejam エンサイクロペディア・ブリタニカ、244年目にして絶版。電子版で継続へ - Engadget Japanese - http://t.co/MUgAg0zk  [in reply to shigejam]
  • 06:55  徹底的な「見える化」。昨年夏には、何度か、緊急メールが学内に飛びましたね。授業中は暑かったなぁ。汗だくだった。>新書新刊「なぜ東大は30%の節電に成功したのか?」: http://t.co/5J0OwyRP
  • 06:49  面白そうですね。学部学生も500円で参加できるそうです。田中さん・石飛さんらの企画 > キャリアデザイン学会「働くことを企業と大人にたずねたい―これから社会へ出る人のための仕事の物語」: http://t.co/3nDiDIBp
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投稿者 jun : 2012年3月21日 11:17


インプロ × 組織 × クリエィティビティ : インプロ(即興演劇)を組織開発・デザイン教育に活かす!?

 昨夜は、NAKAHARA-LAB on USTで「インプロ × 組織 × クリエィティビティ」というトークセッションをおおくりいたしました。

 様々な企業・組織・地域にてインプロ(即興演劇)を実践なさっている高尾隆先生(東京学芸大学)、デザイン教育の分野でインプロを応用なさっている上平崇仁先生(専修大学)、俳優の弓井茉那(まな)さんらと、不肖・中原で、「インプロの可能性」について、ゆるゆるトークをしました。

 ▼

 近年、インプロ(即興演劇)が、学習手法として注目されてようになってきています。

 あるときは、コミュニケーション教育の手法として・・・
 あるときは、組織開発やチームビルディングの手法として・・・
 あるときは、デザイン教育の一貫として・・・
 あるときは、クリエィティビティの発揮の機会として・・・

 即興演劇には、シナリオ・スクリプトがありません。その場に居合わせる人々が、創意工夫をして「場」や「物語」をつくりあげていきます。

 と・・・概要を述べるのは簡単なのですが、インプロ、なかなかイメージがつかないですよね。かくいう僕もそうでした。また、インプロをすることの意味が、さらには、なかなかわかりにくい。

 この、「何となく、わかるようで、わからない!?インプロの実践」を、いくつかの実践事例、簡単な理論的意味づけを通して、考えることが目的でした。

 前半部の録画ビデオはこちらです。どなたでもご覧頂けますので、ぜひお暇なおりにでも、ご視聴ください。

 前半は、インプロとは何か? インプロの企業・地域・組織での実践について、高尾先生にお話し頂いております。中原は著書「インプロする組織」の2章で書いた内容 - 企業でインプロを実践することの意味 - について、お話ししました。

 当日、中原使ったパワーポイントは、こちらでどうぞ。昨日のファイルをセーブするのを忘れちゃったので、ちょっと変わっていますが、でも、たぶん、それほど変わっていませんので、気にしない、気にしない(笑)。

 後半部の録画ビデオはこちらです。

 後半部は、上平先生のデザイン教育でのインプロ活用事例をもとに、創造性とは何か、について考えています。
「荷物以外の体験を持ち運ぶ紙バックをつくる」という課題のもと、様々なプロトタイプをつくり(Protptyping)、それを使って、デザイナーが利用シーンなどを演じてみて(Acting out)し、さらにリバイズ(Revising)する。非常に面白いですね。

 今回のUSTは、あっという間の2時間でした。
 皆さんは、いかがでしたでしょうか。

 中原は、個人的には、放送の録画ビデオを深夜に振り返りながら見て、いくつかのことを考えていました。

 ひとつめ。
 それは、インプロは、「大人が、何かを、身体を用いて表現・外化するメディア」のひとつであって、他のやり方を「排他」するようなものではない、ということです。
 教育や学習の言説空間は、すぐに「あれか、それか」という二交対立(ダイコトミー)の議論にふれやすい。いわゆる「振り子(Moving pendulum)」のように、注目されるものが、極に振れるということです。

 たとえば、容易に予想がつくのは・・・

「これからは対話ではなくて、インプロだ!」

とか

「これからは認知・アタマの時代ではなくて、身体だ!」

 という、わかりやすい「二項対立の議論」「キャッチーなセールストーク」が生まれ出る可能性があります。そうした議論は、批判的に吟味する必要があるでしょう。

 僕個人としては、現場・学習者の状況におうじて、特性の異なる「表現メディア」が用いられてもいいと思います。 
 そして、どのような「表現メディア」のヴァリエーションをもって、それを状況に応じて、まさにimprovisationalに使いこなせる能力が、ラーニングプロデューサ、ラーニングデザイナー、ファシリテーター・・・(何とよんでもいいですが)、そういう「学びを生み出す人々」には、求められるのだと僕は思います。

 USTでもいいましたが、私たちは、むしろ「Tool box」をもつべきなのではないでしょうか。様々な表現メディアが、多種多様に入っている自分自身の「Tool box」を持ち、現場・状況の変化におうじて、様々なものを「恥知らずの折衷主義」で用いればよいのだと思います。僕としては「Tool box」に入るような、ツールを、今後も様々に発掘したり、創造していきたいな、と感じます。

 ふたつめ。
 経営・組織研究においても、「創造のために身体を用いることに関する研究が、もっと進むと面白いな」と思いました。USTでもいいましたが、これまでの研究は「生産のためにいかに効率的に身体挙動を制御するか」「多忙化・過剰負荷のために、身体に変調が起こることをいかに防止するか」「徒弟制の制度化において、師匠のわざをいかに身体化するか」ということに関する研究はあったような気がします。経営・組織の文脈において、「身体」の語られ方は、おおよそ、この3種類ではないでしょうか。もちろん、そうした研究が重要であることは言うまでもありませんが、ここにもバリエーションが生まれても面白いと思いました。

 みっつめ。
 それは、インプロを「学習の機会」として考えたい人々のコミュニティや、つながりが、インプロ業界!?(そんなのあるのかな)の中に生まれて、自分たちの実践を鑑賞・吟味し、クオリティを担保していける場があるとよいな、と感じます。僕は、インプロの内部にいる人間ではないので、このことに関しては、できることは少ないのですが、仕事柄、様々な「教育手法・学習手法の興隆と衰退」の歴史を見ていて、そのように思います。

 様々な事例がありますが、「教育手法・学習手法の興隆と衰退」の多くの歴史は、

1)手法を実践する人々のあいだの、大同小異の差が乗り越えられず、関係者内部のゆるいつながりや、協力関係が生まれず、ムーブメント自体をつくれないこと

2)資格などを設けた場合は、本来、資格を与えてはいけない人に大量に資格証明を行ってしまい(選抜と資格付与の仕組みが機能しない)、資格自体がデフレーションをおこし、その領域自体の経済的価値が地盤沈下すること

3)学習手法の普及のスピードに、学習手法を実践できる人材の育成のスピードがおいつかず、質の低いものが普及してしまうこと、ひいては、その領域自体にレピュテーションリスクが発し、地盤沈下していくこと

4)手法自体の教条化・固定化が進み、環境適応をはたせないことによって、徐々に衰退していくこと

5)実践の創設者・古参者がカリスマ化し、新参者の参入が減り、徐々に衰退していくこと

 などの、いずれかから起こります。インプロが、今後、豊かな学び・異化・内省の機会をつくりだしていくものとして発展していくためにも、ぜひ、何らかのかたちで、これらの問題と取り組む必要があるのかな、と、全くの外野・門外漢ながら、感じました。

 以上、勝手な感想です。

 ともかく、ご発表いただいた高尾先生、上平先生、弓井さん、Twitterで積極的に発言して下さった皆様、視聴して下さった皆様、今回の放送をお手伝いいただいた脇本君、保田さん、石戸谷さん、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

 そして人生は続く。

 ---

追伸1.
高尾隆×中原淳「インプロする組織」、3月16日あたりから書店にならぶようです。こちらは、三省堂の石戸谷さんに最後まで伴走をいただきました。心より感謝いたします。

 以前にもお知らせしましたが、この書籍は、一冊として同じカバーはありません。「脱予定調和」を地でいく想定で、石戸谷さんのこだわりの一冊です。

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 どうぞおたのしみ下さい。

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追伸2.
「職場学習の探究」ついに完成しました。日本生産性本部×中原研究室の共同研究の論文をまとめた書籍で、ガチ研究論文集・専門書です。ここまで伴走いただいた、日本生産性本部の深谷さん、矢吹さん、大西さん、中村さんには心より感謝いたします。どうもありがとうございました。3月21日あたりから書店にならぶようです。

twitter.jpg

下記は「職場学習の探究」の目次です。

 ---

職場学習の探求 ― 企業人の「成長」を捉える研究論文集
目次

■序章 - 職場学習の探求、その出発点に
中原 淳

【理論編】
■1章 職場における業務能力の向上に資する経験学習のプロセスとは?
-経験学習モデルに関する実証的研究-
木村 充

■2章 「職場学習風土」と「個人の経験学習」の関係を探求する
伊勢坊 綾

【上司編】
■3章 部下の成長を促す上司のあり方とは?
--上司の成長認知と部下に対する内省支援の関係--
脇本健弘

■ 4章 職場のオープン・コミュニケーションを促すためのマネジャーのリーダーシップ行動
吉村春美

【職場編】
■5章 新入社員の能力向上に資する先輩指導員のOJT行動
~OJT指導員ひとりでやらないOJTの提案~
関根雅泰

■6章 業績と能力を伸ばす職場の探求
組織市民行動と職場学習風土に着目して
福山佑樹

■7章 職場イノベーション風土が「職場における部下の支援」に与える影響
- 新たなことに挑む職場で人は育つ -
中原 淳

【職場外要因編】
8章 就職活動時の職業価値観は,入社後の組織社会化にどのような影響を及ぼすのか?
- 自己実現志向・組織からの独立志向をもつ人は、組織になじめぬ人か -
伊澤莉瑛

■9章 海外での経験は、能力向上にどのような影響を与えるのか?
-経験学習行動を手がかりにして -
島田徳子

■10章 ビジネスパーソンの海外経験がキャリア成熟に与える影響
重田勝介

■11章 職場を越境するビジネスパーソンに関する研究
社外の勉強会に参加しているビジネスパーソンはどのような人か
舘野泰一

■ あとがき
中原淳

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■2012/03/14 Twitter

  • 07:16  グローバル化と大学アライアンス>東北大、東京大、名古屋大、京都大、立命館大、九州大、英6大学と協力。産学連携や人材育成で新たな枠組み。技術・知識移転、大学間人材交流、社会貢献など(日経)
  • 07:05  興味深いですね。失敗について語る「失敗カンファレンス」> 「 失敗カンファレンス 2012」のまとめ:http://t.co/NKudGimX
  • 00:24  USTでもご紹介したインプロの映像です。男性2名は某企業の役員+社員の方々です。最初2つは、本格的なインプロに入る前のゲームです。一番最後は、日常の権力関係を変えるインプロです。http://t.co/cqjD9qD7 #nlabjp
  • 00:24  UST「インプロ×組織×クリエィティビティ」後半部の録画ビデオはこちらです。主に、デザイン教育にインプロを活かすか、という話です。上平先生のデザイン教育のお話、とても興味深いです! #nlabjp http://t.co/2dAa9F2b
  • 00:23  UST「インプロ×組織×クリエィティビティ」前半部の録画ビデオ(企業でのインプロ実践・組織開発)はこちらです。いつでもお楽しみいただけるので、ぜひどうぞ。#nlabjp http://t.co/lP62C9DY
  • 00:23  UST「インプロ×組織×クリエィティビティ」無事終了しました。高尾さん、上平さん、弓井さん、お手伝いいただいた脇本君、保田さん、お疲れ様でした&ありがとうございました!視聴いただいた皆様も心より感謝です。#nlabjp
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■2012/03/13 Twitter

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■2012/03/12 Twitter

  • 15:00  面白そうな講義ですね。いいなぁ。>RT @ywakabayashi 京都大学スプリングデザインスクール 2012 - スケジュール http://t.co/dryVh9L7  [in reply to ywakabayashi]
  • 14:30  マジでよくできてますね。僕が見た講義では、先生の話した内容のテキストがあって、同期されて表示される。RT @shigejam OCWなどのビデオ教材を使い外国語を学ぶサービス"StudyStream" http://t.co/KhQSLbnw  [in reply to shigejam]
  • 08:23  TAKUZO、保育園、今日から「お昼寝」がなくなる、とのことです。もう半月で「年長」さんなので、今から慣らすのだそうです。TAKUZO、残りの人生、しばらく「お昼寝」の時間はないよ。そう考えたら、今日は、歴史的な日なんじゃないだろうか。
  • 07:26  興味深い記事:「楽しさはオマケではない」>RT @yukianzai 【ブログ更新】ワークショップはなぜ楽しくなければならないのか http://t.co/uTgNYTyw  [in reply to YukiAnzai]
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■2012/03/11 Twitter

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■2012/03/10 Twitter

  • 18:58  「人生だけは、他の数式のように、答えとしての数から"逆算"してみる訳にはいかないのだ」(寺山修司)
  • 07:44  ブログ更新。わたしたちは「経験をめぐる戦い」の中にいる!? 増え続ける間接経験の中で、いかに付加価値の高い直接経験を得るのか:エドワード・リードの「経験のための戦い」を読んで、妄想したこと: http://t.co/EHQmYxh8
  • 06:37  愉しみにしてまーす!>RT @takaotakashi 予定どおりおこなわれることになりました~ >3/13(火)19:00 UST 組織開発とデザイン教育にインプロ(即興演劇)がいかに活きるのか?その場でインプロもあるかも!? http://t.co/FhK5kVwD  [in reply to takaotakashi]
  • 06:35  お騒がせしました。予定通り行います> 3/13 火 19:00 「インプロ × 組織 × クリエィティビティ」 - 予定調和を脱し日常を揺さぶる。デザイン教育と組織開発への応用:高尾隆(東京学芸大)、上平崇仁(専大)、中原淳 http://t.co/aFwwQ7Xc
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■2012/03/09 Twitter

  • 14:20  「驚くべき学びの世界展@アーバンデザイン柏の葉」2012年3月20日-25日 10:00-16:00 に開催、無料だそうです> http://t.co/HSxzrKUe
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■2012/03/08 Twitter

  • 22:32  NHK Eテレ・グランジュテ「建築家・空間デザイナー 遠藤幹子」を見てます。非常に興味深いですね。おっ、大月ヒロ子さんが登場(笑)> http://t.co/1FlBiGfZ
  • 21:52  「オバマの作り方」読了。スマートフォン、SNS、ソーシャルメディア、Youtubeなどの動画メディアを駆使した大統領選挙戦術。次期大統領選は、どういう戦術で闘われるか?> http://t.co/TNB5HIhK
  • 07:09  そろそろ家族を、起こしに行こう。アイアム「目覚まし時計」。
  • 07:08  面白そうですね>世界を変える驚きの発想を、最高のプレゼンで学ぶ、新しいスタイルの語学教養番組。NHKとTEDの協力によりスタートする新番組「スーパープレゼンテーション」: http://t.co/ebkrTGU9
  • 07:01  大学教育の収益率は男性で6.2%、女性で7.8%。データに基づく実証。興味深い記事>大学生は多すぎるのか、大学に行く価値はないのか? 畠山勝太さんの論考(SYNODOS JOURNAL): http://t.co/isWV34F0
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■2012/03/07 Twitter

  • 08:50  3月13日開催予定だった「インプロ×組織×クリエィティビティ」UST配信をやむなく延期します。ごめんなさい。でもリスケして必ずやりまーす。
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■2012/03/06 Twitter

  • 22:05  空間の工夫事例 RT @YukiAnzai ワークショップの空間をいかにデザインするか?: http://t.co/h92D8TBN
  • 21:52  同感!RT @junsuzuki01: ポジティブな人ってなんだか信じられないという人がいる。でもね、いい大人がポジティブなだけなんてあり得ないんだ。もし、ポジティブに見えるとしたら、それは意志のなせる技です。
  • 18:46  嗚呼、風に吹かれたい気分だね。こんな日もある。でも、明日、また日は昇る。そして人生は続く。
  • 15:54  学生の皆さん、重田先生、お疲れ様でした!RT @shigejam 駒場キャンパスにて講義「メディア創造ワークショップ」の合評会。学生が制作した電子書籍を互いに見ます。近日iTunes Uにて公開されます。 http://t.co/Pzs1lxit  [in reply to shigejam]
  • 12:39  学習手法やワークショップ手法に著作権は発生しません(笑)それはもともとオープンソース的なものです。盛会よかったですね。RT @munyon74 今回ペアワークを入れましたが、これは、中原先生の大学生研究フォーラム2011のやり方を参考にしました。というかパクりました。#fdf17  [in reply to munyon74]
  • 07:06  ブログ更新。「ソーシャルラーニング」か「ラーニング・イズ・ソーシャル」か?:「今日・明日の生産性」には1ミリも影響しないことを書きました(笑)。 http://t.co/93xrysQ1
  • 06:40  どうも、文章に「モッサリ感」が漂っておる。思い切って、この段落を捨てるべきか・・・。でも、もったいないなぁ。
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投稿者 jun : 2012年3月14日 13:32


わたしたちは「経験をめぐる戦い」の中にいる!?

 エドワード・リードの「経験のための戦い―情報の生態学から社会哲学へ」を再読しました。たしか去年読んで、ほほー、「アフォーダンスの話」と「プラグマティズム」を接合するんだ、と思ったことを、おぼろげながら憶えていますが、先日、合宿で、福山君(早稲田大学)が、引用していたのがきっかけで、読み直す機会を得ました(再会に感謝!そうでなければ、書架の奥深くに埋もれていたかも)。

   ▼

 この本は、生態心理学の観点からプラグマティズムの「経験」概念を再考察した本です。
 リードは、現代社会の、いわば「病理」を「間接経験が直接経験を凌駕する事態」・・・・「直接経験の減衰」と「間接経験の増加」に求めます。

 コンピュータテクノロジー・仮想環境が発達した現代社会では、「間接経験」が増え、私たちが「生態学的」に環境に働きかけ、そこと相互作用し、生み出される「直接経験」が少なくなっている、ということです。

 これは誰しも、心当たりのあることなのではないでしょうか。

「虫を見たいという子どもが、外にでて虫取りするよりも、Youtubeに虫の名前を入れて、誰かのとったビデオ動画を見る」

 ちなみに、最近、5歳児のTAKUZOは、「Youtube」のことを「ようつべ」といいます。

 「スターウォーズ、ようつべで、見たいよー」
 「あのさ、ポケモン、ようつべで、見ようよ」

 たぶん、僕が、Youtubeを見せるときに、英字変換するのが面倒なので、「ようつべ」って入力していたせいでしょう。

 あのね、アンタね、5歳の分際で、「ようつべ」って言うな(笑)

   ・
   ・
   ・

 閑話休題

 あるいは、会社であるならば、

「現場に出かけ生の情報を仕入れるよりは、データベースの中の、誰かがつくった過去のデータを参照してしまう」

 こんなことは、よくあることなのではないでしょうか。現場にでない実務担当者というのは、確実に増えているような気がします。

 私たちは、いまや、生態学的に「リアルな世界」を生きることよりは、「仮想世界に生きている時間」の方が長くなっている傾向があります。

 例えば、後半、リードは、人が働く現場 - 職場においても、同様の傾向があることを喝破します。そこにおいても事物や他者と直接にかかわり「直接に業務経験を得ること」が難しくなっている。
 そんな中で、ひとつ「直接経験」を得るためには、どうするべきなのだろうか。リードの提案は「Working together(ともに働くこと)」です。

  ▼

 本書を読んだ感想としては、ちょっと書籍の趣旨とはズレるのですが、最近、僕は、とみに思うことがあります。私たちは、今まさに、「経験をめぐる戦い」に否が応でも巻き込まれているような気がします。
 「経済価値の高い直接経験をめぐって、人々が、静かな戦いをしている」かのように、たまに感じることがある、ということです。

「増え続ける間接経験=価値が極限までフリーに近づく間接経験」を背景に、いかに他者とかかわり、コピペできない(簡単には他人が得られないもので)直接経験を、戦略的、かつ、意図的に得るのか。

 とりわけ、「他者との社会的交流」を含み、その経験をへたのちも、その経験を「ともに得たこと自体」が社会的結合の中核要素になってしまう直接経験はさらに注目されます。

 そうした「直接経験」が、ますます大きな経済的価値、社会的上昇へのきっかけになってきているように感じるのです。

「直接経験の価値が増す」というのは、一見、素晴らしいことのように感じますが、この事態は手放しで称揚できぬ特質をもっています。

 なぜならば、現代の「高い付加価値への直接経験」は誰にでもオープンにひらかれているわけではないからです。つまり、機会も均等でなければ、結果も平等ではない。そして、その少なくない部分は、近年は、Web上に広がるプラットフォーム、SNS等でのやりとりを媒介して生起している。

 かつて、Webやインターネットといったようなテクノロジーは、その誕生当時は、「開放性」「オープン性」を有するメディアとして利用され、注目されてきました。それは、誰もが利用でき、誰もが情報を発信できるメディアであったからです。

 しかし、近年では、その発展が、皮肉なことに「プラットフォームの独占」「閉鎖性ネットワークの強化」に働いているように感じます。Webというオープンな空間の中にありながら、「誰かに許可を得なければ入ることのできない空間」「誰かが、他の追随を許さぬように、囲い込んだ空間」が、日ごとに増えているのです。

 だって、みなさん、最近、以前よりも、誰もがアクセス可能な「素のHTML」のサイトにアクセスしてますか? 皆さんが、最近になって、アクセスしているのは「誰かに許可を得なければ入ることのできない空間」「誰かが、他の追随を許さぬように、囲い込んだ空間」ではないでしょうか。

 そして、たいていの場合、そうした空間へのアクセシビリティ(接近可能性)は、個人の有する様々な社会背景・社会属性・社会関係資本に規定されていることが多い。

 そのような中では、いったん強い個は、さらに「人には得られぬ直接経験」を得ることができ、さらに「強くなる」という好循環に入る可能性が高いのではないでしょうか。
 そうでない個は、なかなか、よいサイクルには入れないのかもしれません。
 そのあたりが、誠に気になるところです。

 ・
 ・
 ・

 目をあけて、街を見渡せば、
 僕の網膜には、静かに進行する「経験をめぐる戦い」が映ります。

 皆さんは、いかがでしょうか。

 そして人生は続く

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追伸.
 3月13日(火曜日)午後7時から「インプロ × 組織 × クリエィティビティ」というUST番組をやることになりました。企業や地域でインプロを実践なさっている高尾隆さん(東京学芸大)、デザイン教育の分野でインプロを応用なさっている上平崇仁さん(専大)、中原淳で、ゆるゆると語りたいと思います。

 番組には、プロの役者さんもご登場いただける予定です。組織開発とデザイン教育にインプロ(即興演劇)がいかに活きるのか?という話題について、語ります。もしかすると、突然インプロもあるかもしれません。

 どなたでも、下記でご覧いただけます。
 どうぞお楽しみに!

NAKAHARA-LAB on UST
http://www.ustream.tv/channel/nakaharalab

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■2012/03/09 Twitter

  • 14:20  「驚くべき学びの世界展@アーバンデザイン柏の葉」2012年3月20日-25日 10:00-16:00 に開催、無料だそうです> http://t.co/HSxzrKUe
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■2012/03/08 Twitter

  • 22:32  NHK Eテレ・グランジュテ「建築家・空間デザイナー 遠藤幹子」を見てます。非常に興味深いですね。おっ、大月ヒロ子さんが登場(笑)> http://t.co/1FlBiGfZ
  • 21:52  「オバマの作り方」読了。スマートフォン、SNS、ソーシャルメディア、Youtubeなどの動画メディアを駆使した大統領選挙戦術。次期大統領選は、どういう戦術で闘われるか?> http://t.co/TNB5HIhK
  • 07:09  そろそろ家族を、起こしに行こう。アイアム「目覚まし時計」。
  • 07:08  面白そうですね>世界を変える驚きの発想を、最高のプレゼンで学ぶ、新しいスタイルの語学教養番組。NHKとTEDの協力によりスタートする新番組「スーパープレゼンテーション」: http://t.co/ebkrTGU9
  • 07:01  大学教育の収益率は男性で6.2%、女性で7.8%。データに基づく実証。興味深い記事>大学生は多すぎるのか、大学に行く価値はないのか? 畠山勝太さんの論考(SYNODOS JOURNAL): http://t.co/isWV34F0
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■2012/03/07 Twitter

  • 08:50  3月13日開催予定だった「インプロ×組織×クリエィティビティ」UST配信をやむなく延期します。ごめんなさい。でもリスケして必ずやりまーす。
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■2012/03/06 Twitter

  • 22:05  空間の工夫事例 RT @YukiAnzai ワークショップの空間をいかにデザインするか?: http://t.co/h92D8TBN
  • 21:52  同感!RT @junsuzuki01: ポジティブな人ってなんだか信じられないという人がいる。でもね、いい大人がポジティブなだけなんてあり得ないんだ。もし、ポジティブに見えるとしたら、それは意志のなせる技です。
  • 18:46  嗚呼、風に吹かれたい気分だね。こんな日もある。でも、明日、また日は昇る。そして人生は続く。
  • 15:54  学生の皆さん、重田先生、お疲れ様でした!RT @shigejam 駒場キャンパスにて講義「メディア創造ワークショップ」の合評会。学生が制作した電子書籍を互いに見ます。近日iTunes Uにて公開されます。 http://t.co/Pzs1lxit  [in reply to shigejam]
  • 12:39  学習手法やワークショップ手法に著作権は発生しません(笑)それはもともとオープンソース的なものです。盛会よかったですね。RT @munyon74 今回ペアワークを入れましたが、これは、中原先生の大学生研究フォーラム2011のやり方を参考にしました。というかパクりました。#fdf17  [in reply to munyon74]
  • 07:06  ブログ更新。「ソーシャルラーニング」か「ラーニング・イズ・ソーシャル」か?:「今日・明日の生産性」には1ミリも影響しないことを書きました(笑)。 http://t.co/93xrysQ1
  • 06:40  どうも、文章に「モッサリ感」が漂っておる。思い切って、この段落を捨てるべきか・・・。でも、もったいないなぁ。
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投稿者 jun : 2012年3月10日 07:40


「ソーシャルラーニング」か「ラーニング・イズ・ソーシャル」か?

 先日、あるところで議論が「ソーシャルラーニング」に関する議論が盛り上がりました。話題になっていたことは「ソーシャルラーニング(social learning)」なのか「ラーニング・イズ・ソーシャル(learning is social)」なのか、という、マニアックな話題です。この時点で「ま、どっちでも、いいんでないの?」という方は、どうぞ、読み飛ばして下さい(笑)。

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 最近、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアが普及していく中で、それらに媒介された「新しい学びのあり方」が注目され、「ソーシャルラーニング」という言葉が生まれているのだそうですね。非常に興味深いことです。先日、ある勉強会で伺いました。
 
「これからはソーシャルラーニングの時代です!」

 というスローガンが語られることもあるそうです。
 確かに、昨今は、ソーシャルメディア上で様々な知識が生み出されるようになったり、それを用いて様々な人々がつながり、気づきを相互に与えあうような環境や現象が、出現してきました。そういった現象を「ソーシャルラーニング」という概念で、まとめるのであれば、それもよいのかな、という気もします。

 しかし、これに関して、僕自身は、この概念には興味をもちつつも、その意味するところが「ソーシャルメディアを使った学習」に限定されるのだとしたら、少しだけ、ひっかかるところもあります。

 もし万が一、「ソーシャルラーニング」が「新しい学習のあり方」だと考えられ、かつ、「これまでの学びはソーシャルではなかったから、これからはソーシャルラーニングなんだ!」・・・さらには「ソーシャルラーニングさえあれば、学校なんていらないぜー」と考えられることがあるのだとすれば、それは、僕の考えとは、少しだけ異なります。

 むしろ、「ラーニングとはソーシャルなものである」というのが僕の立場です。これは、1980年代以降の学習研究の理論的系譜にも呼応します。1980年代以降の学習研究は、マクロに見れば、一貫して「一見、個の現象と見なしうる学習を、いかに社会的なものとして描き出すか」ということに関する挑戦を企ててきました。

 その立場にたつとすると、ソーシャルメディアがあろうと、なかろうと、TwitterやFacebookが、あろうと、なかろうと「ラーニングはそもそもソーシャルである」ということですね。ひと言で述べるのであれば、「ラーニング・イズ・ソーシャル」ということになりますね。

 むしろ、「そもそもラーニングはソーシャルなもの」として考えることが適当なのではないか、と。ソーシャルメディアは、それを加速するひとつの手段であって、重要な契機である、という感じですかね。

 うーん、微妙なニュアンスの違い。
 ま、いいか(自爆)。

 今日のお話し、「今日・明日の生産性」には1ミリも統計的有意な正の影響は及ぼさないので(笑)、早々に切り上げますけれども、「ソーシャルラーニング」という言葉で、そんな議論が盛り上がりましたよ。

 そして人生は続く。

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■2012/03/05 Twitter

  • 23:01  小生は隔年で授業を担当し、卒業論文指導も受け入れます!RT @nozawa 広域科学科から学祭科学科に変わったのですね!魅力溢れるところでした!RT 東京大学教養学部・学際科学科・総合情報学コース http://t.co/tvSTbXRq  [in reply to nozawa]
  • 19:59  東京大学教養学部・学際科学科。小生も兼任しておりまする。 http://t.co/tvSTbXRq
  • 07:02  OECD PISA(国際学力比較テスト)から見た日本の教育現場:ビデオクリップが印象的>http://t.co/dYMmxY4N
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■2012/03/04 Twitter

  • 17:21  ちょっと「飛び級」しすぎなんですけどね(笑)。RT @39yamane 天然でバタフライ?すごいですね。 RT TAKUZOプール教室。クロールは、両腕同時に、水をかきだすんじゃないんだよ。片腕で交互にやるんだよ。
  • 11:06  TAKUZOプール教室。クロールは、両腕同時に、水をかきだすんじゃないんだよ。片腕で交互にやるんだよ。
  • 08:02  福山さんのプレゼンにあったので、読み直し。示唆に富む本ですね。生態学的心理学とプラグマティズムを理論接続して、直接経験と間接経験を考える。直接経験が減衰していく現代社会の危険>Reed,E.「経験のための戦い」: http://t.co/DZbYGpfB
  • 07:38  ちょっと気になる、いい言葉ですね。>@fumituki85 僕もこの言葉が刺さったのでスライドに入れました。絶対的な価値がない時代、意味は探して見つけ出すものになるだろうなぁと RT 我々の生活の「意味」は、自分でそれを「探す努力」を払うときにのみ、見出されるだろう  [in reply to fumituki85]
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■2012/03/03 Twitter

  • 21:19  我々の生活の「意味」は、自分でそれを「探す努力」を払うときにのみ、見出されるだろう(Reed 1996)
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■2012/03/02 Twitter

  • 21:57  明日から水「MELL EXPO」(3月10日・11日)だそうです。デジタルストーリーテリング(写真とナレーションでショートムービーを作成するワークショップ)のご発表もあり、とても興味深いですね> MELL EXPO http://t.co/Ezx5ddE4
  • 18:02  染川さん、先日の研究会ではありがとうございました。Nさんて誰でしょうね。また教えて下さい!RT @ksmkw 先日はどうもでした!楽しかったです♪ Nさんは中原さんと私が繋がっていたことに驚いていました。  [in reply to ksmkw]
  • 18:00  このたびはお疲れ様でした!今後もよい縁を!RT @maa20xx 東大中原研の合宿「EnCamp」に参加させて頂きました!帰りに/EnCampメンバーをco-baにご招待。学びでイノベーションを起こそうとしている方々とco-baの出会いを良い御縁に育てていければと思っています!  [in reply to maa20XX]
  • 17:38  全く同感です。こりゃ、ウカウカしてられないね(笑)。>EnCamp終了。ただいま自宅。フラフラです。これは後で振り返らなければ。ひと言:学部生のパワーを感じました。やれることは大量にある!  #encamp2012
  • 17:37  春合宿「EnCamp」終了&片付け終了しました。参加いただいた皆様、お疲れ様でした&ありがとうございました。中原研M1・伊勢坊さん、舘野さんをはじめとして、研究室の院生の皆さま、お疲れ様でした。#encamp2012
  • 17:35  羨ましい!ぜひ素晴らしい時間を!RT @t_mochizuki: 夏のアメリカ行きチケットを確保。7/29の夜から8/30の夜まで滞在します。英語を勉強しに行きます〜。
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■2012/03/01 Twitter

  • 07:04  中小企業の人材育成を研究している橋本先生(@satoshi_hashimo)の良記事>「人材育成は「行う」ではなく、組み込む!」http://t.co/5kOkEmMY
  • 07:00  週2回授業とかにするのかな。興味ぶかし>早稲田大学、1年を4学期にわけるクォーター制へ 来年4月から 独自路線で国際化。約2カ月(8週)で終わる短期集中型の授業を増やし、学生が留学しやすくする。(日経)
  • 06:58  【おすらせ】3月13日19時-「インプロ×組織×クリエィティビティ」UST配信。インプロを研究する高尾隆さん(学芸大)、デザイン教育の観点からインプロを用いて組織創造力の向上をめざす上平崇仁さん(専大)と中原とでプレゼン&トーク。その場でインプロも?。
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■2012/02/29 Twitter

  • 05:31  朝から気合い。明日から大学院春合宿「EnCamp」なので、今日は今週のすべての仕事を片付けなければ。EnCampは、すでにFacebookページが盛り上がっています。 事前学習用ビデオなどもあります。http://t.co/MlYcrE8P
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■2012/02/28 Twitter

  • 17:40  地下鉄大手町駅。丸ノ内線から千代田線への乗り換えで、迷子になった。階段上がったり、下がったり、まるで冒険だね。
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■2012/02/27 Twitter

  • 06:45  秋入学問題に関して>基礎教育、実現のチャンス(一橋大学長 山内進氏):従来通り、4月に入学させるが、9月から国際的サイクルの学期運営を行う。4月から9月までは「導入学期」、大学が責任を持って教育する。4年次最後を「修了学期」と設定(日経)
  • 06:40  ほほー興味深い>社会人大学院生、大学院生定員の2割に(5万4994人 / 27万2566人)。社会人大学院生が最も多いのは医療・福祉分野、全体の33.0%。教育、理学・工学・農学は増加。MBAロースクール等の社会科学分野は06年より8.1%減、現在2位(日経)
  • 05:12  へー。びっくり。背景には「本離れ」の問題があるのかなぁ。記事によると最低だったのは15年前だそうですが>様変わりする高校図書館、書店のような飾り付け・企画コーナーなど(asahi): http://t.co/L2a7McMk
  • 04:47  金井先生、ありがとうございます。今度、ぜひ拝見させて下さい!RT @tkanai1954 ロンドンビジネススクールにいたとき、当時の住銀、野村證券、神戸製鋼、パナソニック、富士フイルムの英国現地法人に勤務する50人におこなったインタビュー調査があります。  [in reply to tkanai1954]
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■2012/02/26 Twitter

  • 21:49  全く同感です。特に、最近では、組織の思いどおりにならないことは、すぐに「個人の資質のせい」にしてしまう議論が横行してますので、注意が必要かもしれません。 RT @sakura_osamu 「〇〇しろ」というのは誰でも言えますよね(以下略)RT 海外勤務  [in reply to sakura_osamu]
  • 19:24  なぜ「ポケモン」だけが闘うのか。なぜ人は「ポケモン」に指示するだけで、己は闘おうとしないのか。どうも納得がいかない。今、はじめて見たから事情は知らないけど(笑)。ミジュマル、オマエも大変だなぁ。。。
  • 17:35  なるほど>RT @osk_0328 その通りです。で、行く方も様々。「日本と同じ」って感覚で、行ってから「こんなはずじゃない」と騒ぐヤツもいれば、行く前からあれやこれや「そんなことまで心配しても今は何もできないよ」って言いたくなるヤツもいる RT 海外勤務  [in reply to osk_0328]
  • 17:09  同感です(笑)RT @sakura_osamu 大学も同じですね。RT 「グローバルに活躍せよ」と社員にメッセージを発し、それを求めるのなら、「海外勤務に関する人材マネジメントのあり方」をもっと整備した方がいいように感じます。  [in reply to sakura_osamu]
  • 16:53  「グローバルに活躍せよ」と社員にメッセージを発し、それを求めるのなら、「海外勤務に関する人材マネジメントのあり方」をもっと整備した方がいいように感じます。データを見ていて、海外勤務に関する考え方が「行き当たりばったり感」漂っているように感じるのは、気のせいかな。
  • 16:48  最近「海外勤務に関する調査」の分析をしている。海外勤務の内定・着任・滞在・帰任までを追う研究。それにしても、皆さん突然海外勤務を言い渡されているんですね。準備もクソ(失礼)もないだろうなぁ。10%弱の人々は「約1ヶ月前」3割の人は「約1ヶ月前から3ヶ月前」に「はじめての打診」。
  • 16:44  さっきワークショップコレクションでTAKUZOが体験してきた「対話型鑑賞」を調べていたら(今、TAKUZOは昼寝中)、平野君のスライドが出てきて勉強になった。まだ言説空間の全体像は見えず。とりあえず、アメリア・アレナスさんの本をすべて注文。...
  • 15:18  お疲れ様です!>RT @mikadukihime そして中原センセ&TAKUZOくんに遭遇。RT @mikadukihime: ワークショップコレクション2日目。黄緑色のど派手なウィンブレ着てうろうろしてます、そろそろ子どもスタッフと取材に出かけまーす♪  [in reply to mikadukihime]
  • 15:13  自己メモ:対話型鑑賞。京都造形芸術大学アート・コミュニケーション研究センター: http://t.co/JjBrSlzF ミモカアートカード:https://t.co/mI3M5Qd0
  • 15:08  ワークショップコレクションにTAKUZOと出かける。スゴイ人。平野君、三宅君らが取り組んでいる対話型鑑賞のワークショップにも参加。TAKUZOも愉しんでいました。お疲れさまです。 http://t.co/uKtQxLwD
  • 11:19  TAKUZOでかした。苦節半年。昨日の特訓が報われた。冬のプールは寒かったけど。 http://t.co/wQgKEtkm
  • 10:48  ブログ更新。そもそも「コラボレーション」とは何か? :「みんな仲良くモデル」と「インプロヴィゼーションモデル」。皆さんのコラボレーションのイメージって、どんなものですか> http://t.co/O24FGrs6
  • 10:04  TAKUZOプール教室。僕はカフェで仕事。空いているので、パソコン二台持ち込み中。 http://t.co/UOsYCbmI
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投稿者 jun : 2012年3月 6日 07:01