リアルタイムニュースペーパー : イベント終了と同時に「新聞」の即時配付?:対話を促す新たな「お土産ツール」

 先日4月26日、経営学習研究所のラーニングイベント「多様な社員を講師に育てる」が開催されました。イベント自体には230名弱の方々がご参加下さり、非常に盛況をなか、無事終えることができました。心より感謝いたします。
 
 本当の開催報告記事は、写真ができあがってからと、改めて執筆させていただきたい思っておりますが、今日は、少しマニアックなネタです。
 今回のイベントでは、経営学習研究所・研究員の松浦さんが、新たな試みにチャレンジなさいました。その試みをご紹介させていただきます。すでに松浦さんが、企画の詳細、新聞記事の作り方につきましては、ブログをお書きになっているので、そちらを把握なさりたい方は、下記のブログをご覧下さい。
 ともかく、松浦さんには、今回のイベントにからみ、事務局として働くだけではなく「世界初の試み」を企画して頂けるよう、御願いしました。
 「世界初」です。
 真に受けないで下さいね、でも、大切なことなんです。そういう気概をもって、自ら仕事をつくることは。「こなせる仕事」に甘んじない、ということは。

Rie Cafe : 松浦李恵さんのブログ
http://riecafe.com/blog/2013/04/post.html

 企画の趣旨をざっくり述べますと、松浦さんらのチャレンジは、イベント終了時に

 Real Time News Paper(RTP)「経営学習新聞」

 を即時発行・配付することでした。

 詳しい説明をするまでもなく、下記をご覧下さい。

keieigakushu_shinbun.jpg

 もうおわかりいただけますね(笑)。
 いわゆる「お土産ツール」です。

「その日、当日の、今まさに進行していた内容が、新聞記事になって、お持ち帰りいただける」という仕組みです。

 企画は松浦さん、岡部先生が、進めて下さいました。このニュースペーパーは、講演やディスカッションが進行中に、一番後にいる大学院生らが、松浦さんのディレクションのもと、記事を執筆なさったようです。その後、日立ソリューションズさまのご厚意を得て、即時印刷したそうです。ありがとうございます。

 配付直後、相当、参加者の皆さんは驚いたのか、一時、会場は「騒然」となりました。リアルタイムムービーとか、リフレクションムービーは、いまや結婚式の定番ですし、あまり驚かないのだけれども、「まさか新聞とはね!」という感じだと思います。
 また印象的だったのは、登壇者の方々が非常に喜んでおられたようにお見受けできたことです。自分のプレゼンした様子が、新聞記事になっているのは、興味深いことですね。

「経営学習新聞」は「本物の新聞」を「パロディ」にしている面白さもあると思います。松浦さんには「パロディをやるのなら、なるべく精巧に凝った方がいい」と事前にコメントをさせていただきました。パロディとは「偽物」ではだめなのです。精巧に、緻密に、1ミリでも本物に近づいた方がいい。それゆえに、パロディが成立します。

 僕個人としてもっとも面白かったのは、1人につき2部ずつ配付され、1部は自分のために、1部は会社の他の人にわたしてください、という松浦さんのインストラクションです。新聞配付時に行われました。
「新聞記事をネタに、後日の対話を促す」というところが、非常に興味深いことでした。「実物のお土産ツール」の強さが、ここにあるような気がします。

 経営学習研究所では、このように、様々な新しい企画・ツールの開発に、研究員みなで今後も取り組んでいきたいと考えています。浮いたお金は、すべて研究開発ないしは未来に投資する。宵越しの金は持たない。経営・組織・学習の業界のR&Dを徹底的に行う。ひいては、日本を「学習立国」にする。それが、経営学習研究所です。このたびは、本当に松浦さん、岡部先生、ありがとうございました。

Rie Cafe : 松浦李恵さんのブログ
http://riecafe.com/blog/2013/04/post.html

 最後になりますが、先日4月26日、ご登壇いただきました、ソフトバンクモバイルの大内さん、大内さん、島村さん、海上さん、共催頂きました日立ソリューションズの小嶋さま、平山さま、畑野さま、今回素晴らしいご縁をいただきました村岸さま、ありがとうございました。重ねて御礼を申し上げます。本番の開催報告は、写真が届き次第、また書かせて頂きます。

 そして人生は続く

  ---

追伸.
 会場の都合で、こちらのイベントも〆切直前です。新たなイベントとしては、5月9日 15時から「マネジャー支援を考えるワークショップ」で、中原、ファシリテータをつとめさせていただきます(JPCさん主催)。ふるってご参加いただけますと幸いです。

Management Discovery(PDF書類)
http://seminar.jpc-net.jp/detail/mdd/seminar006828/attached.pdf

  

投稿者 jun : 2013年5月 1日 06:34