"教えることを教えるプログラム"の先進事例がわかります!:TODAI FD.COM(トウダイ・エフディ・ドットコム)、本日始動!

「将来、大学の教壇に立ちたいと願う大学院生に"教え方を教える"プログラム」・・・東京大学フューチャーファカルティプログラムが、2013年春よりはじまるというアナウンスがでたのは2013年1月17日・・・・それから、はや一ヶ月(ほんとうにはやいよね・・・)。

「教えることを教えるプログラム」がスタートします!:大学教員をめざす大学院生向け「東京大学フューチャーファカルティプログラム」今春から開講!
http://www.nakahara-lab.net/blog/2013/01/post_1934.html

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 There is one more thing!

 東京大学より、また「お知らせ」です。

「東京大学が考えるFDとは何か」「FDの先進事例を集めたデータベース」、そして「東京大学フューチャーファカルティプログラム」のお知らせページを集合した、ひとつのサイトが産声をあげました。

 その名を

 TODAI FD.COM(トウダイ・エフディ・ドットコム)
 http://www.todaifd.com/

 といいます。

todai_fd_com.png

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 TODAI FD.COM(トウダイ・エフディ・ドットコム)は、まだまだ生まれたばかりのサイトです。
 本サイトは、今後、まだまだ充実しなければならない情報があるとは思います。いまだ、その情報は不足があり、まだ十分とは言えません。
 また、学内のFDの進行状況など、学内にフィードバックするべきものと、学外に公開出来るもの、多種多様な情報があることは否めぬ事実です。

 しかし、今日はとにかく、その「誕生」をお知らせし、その「発展」を「お約束」いたします。
 私たちは、このサイトを、東京大学内部の部局の先生方で、部局のFDをはからずもご担当になり、お悩みの方々向けに作成させていただきました。
 学外においても、どなたでも閲覧いただけるので、どうかご利用頂けますと幸いです。いまだ拙いサイトかもしれませんが、どうぞご寛恕下さい。

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 特におすすめなのは、国内外のFD先進事例は「目的別」「時間別(機関別)」「対象者別」に検索ができるようになっています。「誰に向けて」「どのような期間で」「何を目的とするのか」というカテゴリー毎に、FDの先進事例が紹介されています。

 これらの事例の一部は、スタッフが取材を行わせていただき、独自に作成したものです。基準は、学内にとって参考になるものをメインに、わたしたちの内的基準で集めました。
 取材は現在も続いておりますが、これまで取材に御協力いただいた京都大学高等教育研究開発推進センターはじめ、関係者の皆様には、この場を借りて感謝いたします。ありがとうございました。
 また、これより、様々な大学にスタッフが伺わせていただく予定です。どうかよろしく御願いします。
 石投げないでね(笑)。

 わたしたちは「国内大学の教育環境の整備」は、ひと言で申しますと「待ったなし」であると考えています。
 どうぞ「本学の試み」に共感してくださる方が、もしいらっしゃったとしたら、どうか一緒に「新しいもの」をめざしましょう。この場を借りて、心よりお願い申し上げます。

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 なお、「手前味噌」になるかもしれませんが、このサイトをメインに作成した東京大学大学総合教育研究センター・教育課程方法開発部門のスタッフを、この場でご紹介させてください。
 本サイトは、教育課程・方法開発部門の藤本夕衣先生がメインになり、同部門・栗田佳代子先生のご支援のもと、完成させました(本当にお二方ともお疲れ様でした!)。

東京大学大学総合教育研究センター・教育課程方法開発部門
http://www.he.u-tokyo.ac.jp/study/study_school/

 藤本夕衣先生は、教育哲学がご専門で、主著「古典を失った大学」などを上梓なさっております。このたびは、サイト企画から、構築まですべてをご担当頂きました。

 栗田佳代子先生は、教育心理がご専門でありつつ、ティーチングポートフォリオの先駆者として知られています。
「アカデミックポートフォリオ」「大学教育を変える教育業績記録」などの翻訳を手がけられる他、「ティーチングポートフォリオ・ネット」を主宰し、リーダーをつとめられています。東京大学フューチャーファカルティプログラムの授業担当者として、2013年4月からの準備に大忙しな日々を過ごしていらっしゃいます。

 

ティーチングポートフォリオネット
http://www.teaching-portfolio-net.jp/

 東京大学では、今後、近い将来、ていうか、来年(笑)、東京大学学内で行われているFDプログラムの一部を、オンライン等でも公開し、学内の多地点キャンパスでの受講に対応することを考えております。具体的には、東大テレビ・東大iTunesUなど、教育課程・方法開発部門が有する様々なメディアを縦横無尽(!?)に駆使します。

東大テレビ
http://www.todai.tv/

東大iTunesU(iTunesUひらいちゃうよ)
https://itunes.apple.com/jp/institution/the-university-of-tokyo/id382733273

 リソースの問題はいまだ未解決なので、どこまで何ができるかは、確約は1ミリもできませんが(号泣!)、学内のみならず、学外にも、できれば、こうした情報を積極的に公開していきたいと願っております。
 なぜなら、学外への透明性を高め、様々なフィードバックをえることが、結果として、学内向けプログラム、コンテンツのさらなる質的向上に資する、と考えているからです。そして、そのことは学外の、どなたかのお役にもたてるのではないか、と。
 いずれにしても、このことに関しては、部門をあげて、部門内オープンエデュケーションを推進している重田助教、山本特任専門職員、阿部教務補佐員らとともに、智慧をしぼっていきたいと考えています。

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TODAI_FUCALTY.png
東大 × 学び × 革新

 TODAI FD.COM(トウダイ・エフディ・ドットコム)
 http://www.todaifd.com/

 本日、TODAI FD.COM、始動です。
 
 そして人生は続く!

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追伸.
 本日午後9時30分くらい(ごめんなさい・・・アバウトで)から、USTをやります。「みんなでプレイフルラーニングの"先"を語ろう」です。近刊「プレイフルラーニング:ワークショップの起源と未来(上田信行×中原淳著:三省堂)」をざっとまとめつつ(おさらい!?)、皆さんで、「ラーニングについて未来」のお話しができれば幸いです。

 上田信行先生×中原淳、そのほか、何人かの素敵なゲストがおそらく登場してくれるでしょう。視聴は、どなたでも行えます。下記のサイト「NAKAHARA-LAB on UST」からどうぞ! 夜、お会いしましょう!

(中継は脇本君、保田さん、感謝!)



Video streaming by Ustream

NAKAHARA-LAB on UST
http://www.ustream.tv/channel/nakaharalab

  

投稿者 jun : 2013年2月16日 07:00