近況報告・・・最近の僕の頭ん中

 まぁまぁ、いろいろなことを、ボチボチ、やっております。
 下記近況、僕の頭ん中。
 
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 ひとつめ。
 新しい「研究」に着手しはじめました。

 それは、「職場における人々の学習」を支える、二つの重要な要素の関係をさぐる分析です。二つの要素とは「任せることによる学習」と「他者からの支援」ですね。

 人間の能力向上に資するのは、「ひとまとまりの仕事を、権限を委譲されつつ任せられること」と「必要に応じて上司や上位者からの他者からの支援を受けられること」の二つです。

 実は、この二つは、これまで異なる理論系のもとで探求されており、その「接点」がいかなるものかは、「暗黙の前提」とされてきました。
「まぁ、関係あるだろうね、あってアタリマエダのクラッカーだよね、つーか、今さら、バカいっちゃいけねーよ」という感じで。

 僕が、今、進めている分析では、この二つの関係をさぐっています。とはいえ、なかなか簡単なようで奥が深いのですね。
 暇をみつけて、SPSSやSTATAをポチポチしているのですが、いまだ「トレビアーンな結果」はえられておりません。あべし。

 今年、日本生産性本部さんとの共同研究で、僕と中原研究室の大学院生は調査研究を進めています(日本生産性本部の矢吹さん、大西さん、富張さんには大変お世話になっております。この場を借りて心より感謝です)。
 そちらの方でも、またリッチなデータを、新たに分析させていただける予定ですので、愉しみにしています。

 何事も粘り強くね。

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 ふたつめ。「知がめぐり、人がつながる場のデザイン」という本の執筆が、最終段階にはいっています。いわゆる「ラーニングバー本」というやつですね。

 いやー、しっかし、これがなかなか苦戦しております。なんで苦戦するか、というと、この本は、僕がラーニングバーの「実践者」として書いているからですね。

 つまり、自分がふだん何の気なしに、適当に(?)実践していることを、内省し、意味づけながら書いているからです。つまりは、この本の執筆自体が「リフレクションプロセス」なのです。
 
 たとえば、ラーニングバーで、僕がAという行動をとっているとしますよね。執筆にあたっては、「それはなぜ、なんでだ?」と考えざるをえないわけですね。

「なんでだ?ってか。えーと、で、なんでだっけ?、うーん」

 というわけで、全く筆が進みません(泣)。
 リフレクション、痛てーよ。

 しかし、大人には締め切りがありますね。リフレクションも締め切りがあるのよ。
 何とか12月初旬脱稿をめざしたいです。こちらは、英司出版さんから、1月末発売くらいでしょうか。お楽しみに。

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 みっつめ。新たなイベント「PARTYstream」(パーティストリーム)の準備を、牧村真帆さんとしています。「PARTYstream」は、「トークショー」と「パーティ」と「UST中継」を組み合わせた、全く新しい、しかし、愉しくて怪しいイベントです。1月19日(水)青山あたりで開催したいと考えています。
 
 注目すべき第一回目は、「ソーシャルメディアと学び」を取り上げました。
 近年のソーシャルメディアの発展によって、僕らの仕事や学びにどんな可能性(ポジティブにも、ネガティブな意味でも)が開けているのかを、ゆるゆると、参加者の皆さん全員で、トークしたいと思っています。
 
 この準備があるので、夜な夜なUSTを密かにチャレンジしたり、見たりしているのですが、だんだんと、このメディアの特質がわかってきました。

「PARTYstream」に出演してくださる、ヒマナイヌの川井さんは、USTを「時限あり映像つきコミュニティ」と表現なさっていますが、確かに、そうだよな、と思います。

 さらにいうならば、このメディアには、全く異なる「映像文法」があるんだろうな、と思っています。どーせなるなら、その「映像文法」にシンクロするかたちの「イベントの運営文法」をさぐりたい。
 なんか既存のシンポジウムやらフォーラムやらを、UST中継するのは、別にやってもいいんだけど、僕のやりたいことじゃないな、と思うんです。
 
 まぁ、牧村真帆さんとディスカッションしながら、少し悩んでみたいと思います。全くあたらしい試みなので、「オオゴケ」するかもしれませんが、ぜひお楽しみに。

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 よっつめ。
 TAKUZO、4歳になりました。
 おお、泣ける。
 でかくなったな、TAKUZO。

 そして人生は続く。

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■2010年11月27日 中原Twitter

  • 22:59  「即興修論」愉しみにしています!RT @YukiAnzai: それが、即興ではなかなか修論が書けなくて困ってます笑 RT ちなみに「スジナシ」は安西君から教えてもらいました。安西君の人生もインプロだね(笑)。
  • 22:45  ちなみに「スジナシ」は@YukiAnzai君から教えてもらいました。@YukiAnzai君の人生もインプロだね(笑)。
  • 22:40  鶴瓶のインプロドラマ「スジナシ」にハマっています。鶴瓶が一流の役者さんとインプロ芝居をして、その後、演技をリフレクションします。つい大人買いして見ています。でも、考えてみれば僕らの人生はインプロですよね。http://ow.ly/3gaFM http://ow.ly/3gaG2
  • 17:01  情報感謝です!RT @gokutoku: ぜんほきょうの調査 http://bit.ly/fEuwpB だと8割の保育所は朝7時から夜7時@nakaharajun
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■2010年11月26日 中原Twitter

  • 22:51  テレビをつけたら、いきなり「ゴースト」。CGがなかった時代の映像、ライチャスブラザーズのUnchained melodyも、懐かしいですね。小生、中学生でした。 http://ow.ly/3fOK5
  • 22:22  RT @syasuak: 人件費削減のため開園時間を縮小する自治体も。過疎地は8:15〜17:00が多い。近隣に幼稚園がなく「保育に欠ける」はあまり関係ないかもRT @Hiroki_Komazaki:延長保育充実は都市部に多い傾向。@AkikoSugaya 日本の保育園7時閉園
  • 22:21  RT @AkikoSugaya: @hukamidorin 親には心強いですが、長時間労働に拍車がかかり悪循環も心配 RT: 勤務中園7時~22時土日も可。子どもたちが疲れていて、保護者働き方をどうにかできないかと悩む @AkikoSugaya @Hiroki_Komazaki
  • 12:29  情報感謝です!RT @Hiroki_Komazaki: 7時は普通。延長保育が充実しているのは都市部に多い傾向。待機児童も都市部に八割集中。 RT @hiroki_komazakiさんが、日本の保育サービスに関してはお詳しいかも。@AkikoSugaya 日本の保育園7時閉園
  • 06:25  お腹が痛くて4時起きです。でも、ここぞとばかり本を書いています。1月あたりに 英治出版さんから出させて頂きます。「知がめぐり、人がつながる場のデザイン」(仮称)でございます。ラーニングプロデューサとして、ラーニングバーの「実践」をつづった本です。
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■2010年11月25日 中原Twitter

  • 23:38  明日は、胃と大腸の内視鏡検査。今、「賞味期限1年前のポカリスエット」のような味の下剤(毒か、これ?)を飲んでおります。たぶん、朝、ポンポン痛くて、昇天するよ、僕は。安否を祈ってください。なんだか、今からハラ痛くなってきた、はえーぞ、おい。おやすみなさい、皆さん。
  • 23:01  2011年1月19日午後7時、愉しく怪しいイベントを、青山で開催します。その名も、PARTYstream!メインプロデューサは@makimuramahoさんです。テーマは「ソーシャルメディアと学び」。出演者はまだ内緒。UST、ソーシャルリーディング。UST中継あり、お楽しみに!
  • 22:53  駒崎さん感謝です。日本の保育園の閉園時間は、おそらく認可・無認可で違うのでしょうけど、平均は何時くらいなんでしょうか。 RT @hiroki_komazakiさんが、日本の保育サービスに関してはお詳しいかも。@AkikoSugaya 日本の保育園7時閉園(米国はもっと早い?)  [in reply to Hiroki_Komazaki]
  • 19:49  保育は門外漢ですので全体像は知りません。が、うちの保育園は7時までです。それでも、仕事やりくり綱渡り。@akikosugaya 7時閉園?遅くまで開いていて驚き。こちらではあり得ない。在米者としては、日本の保育園サービスには光と闇も含めて思う所があります。RT 保育園到着7時。  [in reply to AkikoSugaya]
  • 18:51  保育園到着、、、間に合った!
  • 17:43  東京学芸大学 教員養成カリキュラム開発研究センター主催シンポジウム「教師の学びを科学する」。僕は、お畑違いの「企業の話(いつもの話です)」をしつつ、教師の学びを考えるための問いかけを、前提踏まえず、する予定です。12月4日13時30分  http://ow.ly/3fjyC
  • 09:11  グラフィックアート×IT×BAR、行ってみたい> RT @YukiAnzai @LiA_log: 「テーブルも壁もモニターに変身! 日本初上陸の"アートなバー" http://bit.ly/faA7TM | graffiti http://bit.ly/eRhSpX
  • 09:04  わかるとは何か?RT @YukiAnzai: 質問するにも、まず何がわからないかがわかるためにはそれ相当の知識が必要(Miyake&Norman, 1979)。ものは少しわかるようになって初めてその先にわからないことがあることに気付く(Miyake, 1986)。
  • 07:46  熊倉敬聡さんら著(2010) 黒板とワイン読了。三田の家は、慶應大学・三田商店街、教員・学生有志がつくった「大学の傍らにある自主運営のラウンジ的教室」、「もうひとつの学びの場」。その歴史、運営、そこでの出来事。http://ow.ly/3faEu
  • 07:40  諸橋泰樹(1993) 雑誌文化の中の女性学 読了。先日の長岡先生の講義で紹介された本。女性雑誌において、「女性らしさ」は、いかに演出され、方向づけられているのか、についてのドキュメント分析。分析手法、勉強になりました。 http://ow.ly/3fawK
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■2010年11月24日 中原Twitter

  • 14:49  駒場授業「メディア創造ワークショップ」。今日も間杉さん(@masugit)をゲストにお迎えして、1)記事の書き方、2)アポイントメントの取り方についてのレクチャーです。今年つくる電子書籍のテーマは「働くこと。」誰に取材を依頼し、どのようなメッセージを伝えるかを議論します。
  • 12:24  東京大学駒場キャンパス
  • 10:16  統計分析中。あ、もう、こんな時間か。あっという間だな、ポチポチして、表を見てると。。。次いかな。
  • 09:07  千宗屋「茶 - 利休と今をつなぐ」を読みました。お茶の歴史、茶事コミュニケーション。茶の湯とは「パフォーミングアーツ」である、という記述が印象的でした。その精神には「学びのデザイン」とシンクロする部分が多々あるように感じます。http://ow.ly/3eBpW
  • 07:18  ブログ更新。ソーシャルメディア、プロセスメディア、未来の学びの可能性:今度、研究会をしようという話で盛り上がっています。 http://ow.ly/3eyxT
  • 06:32  角先生、昨日はご質問ありがとうございました。科研プロジェクトの中で、京大の先生のチームとも、何かご一緒できればよいですね!@y_sumi ご講演を拝聴し、質問&議論ができて良かったです。科研プロジェクトで何かご一緒できればと思います。 RT 三宅先生・科研会議。  [in reply to y_sumi]
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投稿者 jun : 2010年11月28日 12:27