学会課題研究「組織・職場における学びの組織化」でお会いしましょう!

 先週一週間は忙しかった・・・。あまりの「忙しさ」に、何か飲み物を飲んだりすると意識が遠のき、口元ゆるんで、コーヒーだだ漏れするほどでした(泣)。忙しいのは「ビジョン」がなく、かつ、「内省」しないからであります。小生、猛省。

 先週最後の仕事は、産能大学の長岡先生、武内先生らが、代官山でプロデュースしている「イブニングダイアローグ」への出講です。

産能大学イブニングダイアローグ
http://ow.ly/1R2Xt

 イブニングダイアローグでは、新しい対話形式として、「がちゃトーク」をやりました。やり方は下記にあります。

がちゃトーク
http://jigajisan.net/byo.html

 がちゃトークは、一言でいえば、「話す・聞くの役割の固定化を避けるための新しいコミュニケーション手法」だと思います。誰もが対話に参加することを求めます。長岡先生によれば、がちゃトークは「オープンソース」だそうですので、ぜひ、皆さんもチャレンジなさってみるとよいのではないでしょうか。

 ともかく、長岡先生、武内先生、そしてご参加いただいた皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。心より感謝いたします。

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 そういえば、、、そろそろ日本教育工学会の課題研究の締め切りが、6月24日だそうです。

日本教育工学会 課題研究申し込みページ

http://www.jset.gr.jp/taikai26/announcement/announcement_02.php
 
 以前、このページでアナウンスさせていただきましたが、今回、僕が提出していた課題研究のプロポーザルが、大会企画委員会で正式に採録決定になったという通知を受けました。金沢大学の山田先生、学研の栗原さんらに、ご理解・ご支援をいただいたとのことです。この場を借りて御礼いたします。

 プロポーザルのタイトルは、

「組織・職場における学びの組織化」

 です。

 趣旨分は、下記のとおりです。

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 近年、病院、企業を中心に「組織・職場における人々の学習をいかに組織化するか」に関する研究が注目を浴びている。仕事に必要な知識や技術を、様々な他者の支援やコミュニケーションの中で、仕事の経験を通じて学ぶことを意図したものである。仕事の経験のみならず、顧客、上司、同僚、後輩など職場内外の人間関係、さらに異業種交流会といったインフォーマルな場での人間関係も、学習に影響を与える。

 しかし、このような組織における学習について、経営の観点では研究や調査が進められてきたが、教育・学習の観点ではまだ研究が始まったばかりであり、研究知見の蓄積、情報の共有、議論もまだ十分ではない状況にある。
 本セッションでは、組織における人々の学習・成長、および、組織内の知識獲得、知識共有、知識の制度化、学習棄却、組織社会化に関する研究に関する議論を行いたい。企業、病院、はてには大学や学校において(大学や学校等の教育機関も組織のひとつである)どのように人材育成を進めればいいのか、業務能力向上に資する組織要因は何なのか。組織の境界を越えた学習(越境学習論)など、組織と学習に関する幅広い研究の応募に期待する。

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 いかがでしょうか・・・皆様。

 教育工学会の大会において、組織の学習研究・組織の人材育成研究・組織デザイン研究などが、課題研究のテーマになったことは、これがはじめてではないかと思います。この「小さな小さな火種」を消さないためにも(笑)、ぜひ、皆さん、ご投稿をお願いできれば幸いです。もちろん、僕も投稿します。

 趣旨文をご覧いただければわかるように、

 1.組織は企業・病院・大学など、何でもOK(ひそかに入れてある)
 2.経験学習や職場学習も、何でもOK
 3.密かに組織学習論や人的資源開発論も視野に入れ込みつつ
 4.はてには「越境による学習」にも言及している

 になっています(笑)。

 これまで、「企業・組織における学習研究」は、日本教育工学会において、「生涯学習・企業内教育」という一般研究のカテゴリーで発表されていました。しかし、必ずしも、その研究が「生涯学習研究」と併置されることが適当だったのか、また、「企業内教育」というカテゴリーが適当だったのかについては議論が残ると思います。

 ぜひぜひ、こちらでのご発表を願っています。今年の学会は、9月18日・19日・20日、名古屋の金城学院大学です。

 課題研究会場でお会いできますこと楽しみにしております!

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■2010年5月28日 中原のTwitterでの発言

  • 18:31  長岡先生が「がちゃトーク(http://jigajisan.net/byo.html)」で本当にやりたいことは、「新しいコミュニーケーションの開発」なんだろうな、と思う。「誰かが教えて、誰かが答える」という関係を変えたいんだろうなぁ・・・ @kussy_y
  • 18:28  産能大学イブニングダイアローグ(http://ow.ly/1R2Xt ) 長岡先生、武内先生らが、代官山で開催している「オシャレな学びの場」をプロデュース。これから、「がちゃトーク(http://jigajisan.net/byo.html)」が始まります。 @kussy_y
  • 13:45  アパレルにつづき銀行でも、ipadの活用。商品説明のメディアとして。RT @tatsuro: なんと!みずほ銀行も各支店でiPadを活用するようです。http://bit.ly/bPThwl
  • 13:39  JR東日本本社、共同研究打合わせ。新研修開発、研修効果測定などなど。
  • 13:19  日本一寒い陸別町は現在4度でストーブ大活躍。東京は23度、半袖ちらほら。日本は広いんだねえ、、、RT @rikubetsu: 現在の陸別町は約4℃です。寒くて息が白くなりますね。もうすぐ6月ですが多くの家庭でストーブが活躍しています。今年の夏はまだまだ先になりそうです
  • 12:09  「東大式 世界を変えるイノベーションのつくりかた LIVE!」東大ischoolのワークショップを体験することができます!&社会的起業家の現状を知る。5/29(土)東大・本郷キャンパス 入場無料。上記に興味をお持ちの方誰でもご参加できます。http://ow.ly/1QY8a
  • 09:19  RT @massless1008: すげーこの発想はなかった RT @swmemo うわ、桃ラー風ってテンプレになるのか。その発想は無かった。 RT @clione RT @TanakaLaJunko: ラインMGRが「部下ができそうでできない少しできる仕事(桃ラー風)」を任せる
  • 09:18  RT @mitate1123: DeNA南場社長のエース級を引き抜く方法など経営者だからできる経験デザインはDVD「プロフェッショナル仕事の流儀・南場智子の仕事」で詳しく述べられています。 http://ow.ly/1QSAJ
  • 08:25  RT @yuuhey: RT @Yusuke_Otsuji: 多くの委員会が憂慮。RT @noricoco: 教科書のデジタル化に関して http://bit.ly/9OKZJB
  • 08:15  RT @TanakaLaJunko: 2.のラインMGRが「部下ができそうでできない少しできる仕事(桃ラー風)」を任せる、が課題だと顧客先でよく聞く。「自分がやったほうが早いし上手!」の誘惑を断ち切るにはが難しいらしい RT ブログhttp://ow.ly/1QSAJ
  • 06:46  ipad発売、銀座前:各メディアが7時のニュース中継?の準備中、リアルですね。UST映像は、メディアリテラシー育成になるかも? @softbank_ichiro @masason @ アナウンスの練習中。マスメディアはこうして作られる。 http://ustre.am/crCv
  • 06:42  ブログを書きました。「経験のデザインとは、いったい、誰が何をなすべきことなのか?」です。「経験が人を成長させる」とはよく言われる言葉ですが、それが指し示す意味を、少しだけブレークダウンして考えてみました。 http://ow.ly/1QSAJ
  • 05:47  ipad発売日、アップル銀座店前からのUST中継?RT @kiban: アップルストア銀座店は、予約済み20名、予約なし150名ぐらいで増加がストップ。RT @cka_wai: 今銀座で何人ですか? (@kiban live at http://ustre.am/crCv )
  • 05:44  電子書籍の戦国時代?:電子書籍のオープンプラットフォーム構築へ ソニー、KDDI、凸版、朝日新聞が新会社 iPad、Kindle対応の可能性も - ITmedia News - http://goo.gl/dYIE
  • 05:43  曽和哲人(著)+藤田晋(監修)「成長するしかけ」を読了。サイバーエージェントの人事施策について、紹介した本。離職率30%超を続けたベンチャー企業をいかに立て直すのか。人事施策を「挑戦」と「安心」のセットで考える、という指摘が興味深かった。 http://ow.ly/1QR4A
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投稿者 jun : 2010年5月29日 10:00