あそこの人たち、怒ってもらえませんか?

 先日、某人材育成企業との打ち合わせの最中に話題になった話。

 ある企業で、新人研修を担当したところ、研修中、新人たちに私語が耐えなかった。

 私語をしている新人たちのすぐ後ろの椅子に、人材育成担当者が座っており、当然、その様子に気づいているようだったので、彼から「一言怒ってもらえる」のだと思っていたら、スタスタと講師のところに来て、驚愕の一言が。

「すみません、あそこの人たち、うるさいんで、怒ってもらえませんか?」

 思わず、

「ここは、人事の○○さんの方から言っていただいた方が効果があると思います」

 と諭したら、

「わたし怒るの苦手なんですよね。それに、この研修は、御社に発注したので」

 と返された、という。

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 人材育成担当者と外部の民間教育企業とのパートナーシップの問題は、次に、僕が議論したい内容である。

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追伸.
 三谷宏治さん(現・金沢工業大学虎ノ門大学院教授)に本郷の研究室でお逢いした。僕の某雑誌でのインタビュー記事をご覧になって、今回お逢いすることになった。

三谷宏治さん
http://www.careerinq.com/press/mitani/

 三谷さんは、87年から96年までボストンコンサルティンググループ、96年からアクセンチュアで統括エグゼクティブ・パートナーをつとめていた方。「学校教育」に大変興味をお持ちで、その話題で盛り上がった。

 世の中には、かつてビジネスで活躍なさっていた方で、学校教育に興味をお持ちの方がたくさんいらっしゃる。そういう方々と、何かオモシロイことができそうだな、と感じた。

  

投稿者 jun : 2008年10月 7日 15:40