リフレクションとは?

 リフレクションとは不思議な言葉である。「内省」と訳されたり、「吟味」と訳されたり。時には「反省」や「意味づけ」とされるときもある。

 一般に、学習科学の文脈において、リフレクションとは「学習者が自分の学習について意図的に吟味するプロセス」である、とされている。そして、「リフレクションを促すこと」は、様々な教育分野において、めざされるべき地平であるとされる。

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 科学教育研究最新号 Vol.31 No.2の出口明子氏による論文「理科教育におけるテクノロジを利用したリフレクション支援の研究動向」というレビュー論文を読んだ。

 一般にリフレクションを支援するには、下記のような方法があると言われているが、

1.Process display
2.Process prompting
3.Process modeling
4.Reflective social discourse

 この論文では、Linnらによって提唱された、このフレームワークを用いながら、「理科教育におけるテクノロジ支援」を分類していた。とても勉強になった。

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 昨日は、ある先生が、現在執筆中の「ワークプレイスラーニング研究動向」のレビュー論文を、少しだけ見せてくれた。こちらもとても楽しみである。

 レビュー論文とは、次の研究の方針を考える際に、海図の役割を果たす。「海図なき航海」は、漂流につながる。ありがたく読ませていただこう。

  

投稿者 jun : 2007年6月26日 11:49