人材育成本、校正開始!

 ダイアモンド社の編集者の方より、「人材育成本」の初稿がおくられてくる。僕が執筆・編集した本としては、はじめての縦書き! レイアウトも非常に綺麗で感動した。苦労した本であるだけに、非常に嬉しい。

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 今日は、ある件で一日中忙殺されていたが、夜は長い。これからシコシコと校正をしようと思う。ちなみに発売は10月の予定。下記のキーワードを企業事例とともに解説する参考書のような本です。ぜひ、お楽しみに! こうてちょ(死語を楽しむ)。

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序章 「企業は人なり」とは言うけれど
コラム コーポレートユニバーシティ
コラム eラーニング


1章 学習のメカニズム
1.1.人生いろいろ、学びもいろいろ
    (行動主義、認知主義、状況主義)
1.2.講義は忘れ去られる運命にある!?
    (長期記憶、短期記憶、二重貯蔵モデル)
1.3.協調学習は仲良しゲームじゃない!?
    (協調学習理論)
1.4.オトナのマナビかた
    (成人学習理論)
1.5.物語を通して学ぶ
    (ナラティヴモード、パラディグマティックモード
     ゴールベースドシナリオ)
1.6.誰でもはじめは初学者だった
    (熟達化とは何か?)
コラム コーチング


2章 学習モデル
2.1.教育と学習は違うのか
    (Laveの正統的周辺参加論)
2.2.学習転移モデル:基礎から応用へ
    (正の転移、負の転移)
2.3.経験学習モデル:マイセオリーづくりを支援する
    (kolbの学習理論)
2.4.批判的学習モデル:教育の中身を決めるのは誰か
2.5.正統的周辺参加モデル:学習と仕事の境界線
コラム アクションラーニング


3章 動機論
3.1.人はそもそもやる気に満ちている!?
    (動機心理学の歴史)
3.2.外側からのやる気、内側からのやる気
    (内発的動機、外発的動機)
3.3.「やる気のなさ」は学習される!?
    (学習性無気力)
3.4.やる気を高める方法
    (ARCSモデル)
3.5.我を忘れて没頭する
    (チクセントミハイのフロー理論)
コラム ニートとフリーター


4章 インストラクショナルデザイン
4.1.効果的な研修をつくるには?:
    インストラクショナルデザインの利用
4.2.しょっぱなダメなら皆コケる:教育目標の分析
4.3.教材づくりには順番がある:ADDIEモデルを意識せよ
4.4.何を指針にどのような教材をつくるのか?:
    学習支援理論を知る
4.5.明日のために評価せよ!
コラム 成果主義


5章 学習環境デザイン論
5.1.環境に目を向けろ!:
    インストラクショナルデザインとの違い
5.2.学習環境デザインの理論家たち
    (Lave、エンゲストロームなど)
5.3.学習者のコミュニティ
    (ウェンガーの実践共同体)
5.4.知識創造という考え方
    (野中郁次郎の知識創造理論)
5.5.2つのデザインを行き来して
    (IDと学習環境デザインの違いと併用)
コラム ナレッジ・マネジメント


6章 評価論
6.1.なぜ評価は必要か?
6.2.かたちづくるための評価!?
    (Formative Evaluation)
6.3.何を評価するのか?
コラム リーダーシップ教育


7章 キャリア開発論
7.1.なぜ今キャリア開発なのか?
7.2.自分らしさとサバイバル
7.3.節目で一皮むける
7.4.計画された偶然性
7.5.コミュニティを見つける
コラム キャリアデザイン事例


8章 企業教育の政治力学
8.1.教育は神聖な活動か?
8.2.企業教育で売り上げは上がるのか?
8.3.外部講師のサバイバル戦略を見極める
8.4.研修を受けるのもシゴトのうち
8.5.人材育成担当者はどう評価されるのか
コラム 企業DNA
コラム 早期退職防止


終章 人材育成の明日
コラム 企業を超えて広がる人と人との新たな結びつき:
    コミュニティ・オブ・プラクティス
コラム さらに深く学びたい人のために
    次の一歩を踏み出す<あなた>
    に贈るブックガイド


あとがき
著者紹介

  

投稿者 jun : 2006年8月27日 00:00