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2017.7.29 07:22/ Jun

新刊「マンガでやさしくわかる部下の育て方」が発売になります!

※本日8月1日から8月9日までブログ等の更新はお休みです。再開は8月10日になる予定です。みなさま、またお逢いしましょう! See you!
   
   

    
7月30日!、僕の新刊「マンガでやさしくわかる部下の育て方」が日本能率協会マネジメントセンターより刊行されます!祝!めでたい!
「マンガでやさしくわかる部下の育て方」は、チームリーダーや管理職が必要になる「部下育成の4つのスキル」をマンガで学ぶことのできる本です。
  

「マンガでやさしくわかる部下の育て方」(AMAZON)
http://amzn.to/2v4HCO6
   
マンガの主人公は、マネジャーになった「しょっぱな」から「派手ゴケ」した新任マネジャー「一条麻里奈さん」。彼女は数人の部下を率いるIT企業の新任マネジャーです。最初に申し上げておきますが・・・そんなことを言わなくてもわかる、と激しいツッコミを受けそうですが・・・マンガは僕が描いたわけではございません。僕が描けば、こうなります(笑)。
   

(バタバタしているビジネスパーソンの図 図工2作)
  
マンガはプロの漫画家さん、柾朱鷺さんにご担当をいただきました(安心!)。
  
本書は、一条さんが「マネジャーになっていく」奮闘のプロセスを通して、
  
1.観察のスキル(マネジメントは観察からはじまる)
2.目標咀嚼のスキル(部下にわかりやすく目標を理解させること)
3.振り返りのスキル(振り返りをうながすこと)
4.フィードバックのスキル(耳の痛いことを通知し、立て直すこと)
  
に代表される「非常に初歩的なマネジメントスキル」を学ぶことができます。ひとを動かすポジションになった方、リーダーやマネジャーになった方、なろうとしている方におすすめの内容です。
  

「マンガでやさしくわかる部下の育て方」(AMAZON)
http://amzn.to/2v4HCO6
  

  
冒頭で一条さんは、部下にこんなひと言を浴びせられます。
  
「もうやってられません。辞めさせていただきます。あなたの下では働きたくない」
  

「マンガでやさしくわかる部下の育て方」(AMAZON)
http://amzn.to/2v4HCO6
  
彼女がマネジメントに失敗した理由には、いくつかがありますが、最大のポイントは
  
一条さんがマネジメントとは何か?を全く教えられていないまま、辞令一枚で、マネジャーになってしまったことにあります。
  
一条さんは、マネジャーを3つの意味で「完全に勘違い」していました。
  
マネジャーは「ヒト・モノ・カネ」がふんだんに与えられる存在であるという勘違い。
マネジャーには成果が期待されるのだから、完全なチームがあてがわれるものであるという「勘違い」
  

「マンガでやさしくわかる部下の育て方」(AMAZON)
http://amzn.to/2v4HCO6
  
そして、
  
マネジャーは「会社の目標」をそのままメンバーに伝えればよいという「勘違い」
  

「マンガでやさしくわかる部下の育て方」(AMAZON)
http://amzn.to/2v4HCO6
  
です。
  
かくして一条さんの試行錯誤に満ちた「学び」がはじまります。本書では、
  
1.観察のスキル
2.目標咀嚼のスキル
3.振り返りのスキル
4.フィードバックのスキル
  
という4つのスキルを各章でマンガとテキストで学ぶことができます。
  
いかに部下観察を行うのか、わかりやすく目標を理解させ、腹落としさせるのか? いかに部下にリフレクションを促すのか。時には、耳の痛いことを通知し、立て直すのか、を物語の形式で学ぶことができます。
  

「マンガでやさしくわかる部下の育て方」(AMAZON)
http://amzn.to/2v4HCO6
  
失敗を重ねながらも、メンバーと向き合い、マネジメントを学ぶことになるのですが・・・。そこには、次々と困難が押し寄せます。最後には「ラスボス」も現れるのですが・・・さてどうなることやら(笑)
  

「マンガでやさしくわかる部下の育て方」(AMAZON)
http://amzn.to/2v4HCO6
  
本書は、チームリーダーを任せれた方、ひとを動かすポジションにつかれた方、マネジメントをはじめられた方に、ぜひ手にとっていただければと望外の幸せです。
人事部、経営企画部、総務部などで、管理職研修やリーダー研修をデザインしている方、講師をおこなっている方にも、本書で紹介している、様々なツールはお役立ていただけるのかな、とも思います。
経営者の方には、自社のリーダー職、マネジャー職の方におすすめいただけると幸いです。
  
マンガの形式なので「敷居が低い」です。
多くの方々にお読みいただけることを願っております。
  

  
▼ 
  
最後になりますが、本書の執筆にあたり編集の労をとってくださった黒川剛さん、漫画制作でご協力いただいた浦田雅子さん、シナリオ作成の葛城かえでさん、すてきなマンガを書いてくださった柾朱鷺さん、テキストのライティングでご協力いただいた井上佐保子さん、装丁・デザインのホリウチミホさん、企画を最初に持ち込んでくださった久保田章子さんに心より感謝をいたします。本当にありがとうございました。
  
書籍は、みなさまのコラボレーションの結果、はじめてできあがるものです。
今、また「旅」を終えることができたことを心より嬉しく思います。
  
そして人生はつづく
  

  
ーーー
  
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