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2024.4.4 08:57/ Jun

日本の企業はホワイトになったのか?:あなたの周りには「ノスタルジー温泉」につかって「昔」を懐かしんでいるひとがいませんか?

 日本の企業は「ホワイトな職場」になった!
 ホワイトであることは「ダメ」だ!
 やっぱ、昔のやり方がよかった!

  
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 最近、雑誌やニュースなどのメディアを見ておりますと、
  
 日本の企業は「ホワイトな職場」になった!
 ホワイトであることは「ダメ」だ!
 やっぱ、昔のやり方がよかった!

  
 といった論調の記事を見かけることが多くなりました。テレビ番組「不適切にもほどがある」の影響なのでしょうか(わたしも見てましたよ、阿部サダヲファンのひとりとして見ないわけにはいかない)。最近、「昭和を懐かしむ論調」や「昭和の精神主義を尊ぶ」ような論調も出てきているような感じもします。おそらく令和の時代への「反動」なのでしょう。
  
 たしかに、わたしたちは「令和」の時代の
  
 1.オーバーコンプライアンス(法令遵守に関する過剰なまでの恐怖感)
  
 2.オーバーアナリシス(分析しすぎて、手が動かない)
  
 3.オーバープランニング(計画しすぎて、融通がきかない)
  
 に疲れ果てているところがあります。
 日々押し寄せているブルシットジョブ(くそ・どうでもいい仕事)にも疲れ果てている。
   
 しかしながら、だからといって
  
 日本の企業は「ホワイトな職場」になった!
 ホワイトであることは「ダメ」だ!
 やっぱ、昔のやり方がよかった!
  
 というメディアの安易な論調に飛びついてしまうのは、冷静さを欠いている気がするのです。
  
 メディア的には「ひとびとのノスタルジー」を誘い数字がとれるので「あり」かもしれない。しかし、四半世紀、この業界を見てきた人間からすれば「そりゃ、ないな」と思います。今日は、そのお話しをいたしましょう。
  
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 まず、日本の企業は「ホワイトな職場」になった! は本当でしょうか?
  
 そりゃ、日本で有数の優良大企業の、一部の職場に関しては「ホワイト化」したところもあります。しかし、そんな優良企業の「一部の職場」が「日本全体の企業」を代表しているか、というと、それは「過剰一般化」にすぎないでしょう。わたしは、「日本の会社がホワイトになった」という考えは「幻想(イリュージョン)」だと思います。日本全国の企業・組織全体を見渡してください。「あんたら、超合金化か!」っていうくらいの頑丈さで「かつてのまま」のままです。
   
 この国では、いまだに上司から部下へのハラスメントの認知や被害は増え続け、長時間労働も問題になっています。「上司が優しくなった」って? そりゃ、優良大企業によってはハラスメントを恐れて「優しくなった上司」もいるのかもしれません。しかし、全体を見れば、いまだこの国の職場は「ハラスメント」が横行しています。
  
 メンタル不調者も増加傾向にあります。ジェンダーフリーやD&Iも、国全体を見ればとても善くなっているとは言えません。ウェルビーイングも、決して自慢できる数字はありません。その意味で、安心・安全な労働環境が実現しているか、というと、それは違うでしょう。
   
 もちろん、一部の優良大企業では「以前よりは、ちょっぴりマシ」になったかなというところもあります。しかし、大企業とは、日本の企業全体の0.3%でしかありません。しかし、優良大企業の一部の職場で実現していることを「過剰一般化」しないでいただきたい、と思います。
   
 またマスメディアに蔓延る「ホワイトーブラック」という二項対立も、非常に問題を感じます。
   
 そもそも、ホワイトの定義は何で、ブラックの定義はなんでしょうか。また、それらはどのような代理指標で計量可能で、かつ、判別されるのでしょうか。これらが曖昧なままに、「ホワイト」の「ブラック」だとのという二項対立が語られます。しかも、最近は、ホワイトを「悪玉」に仕立て上げる類いの議論がでてきている。しまいには「あの組織はホワイト企業何だけど、あの職場はブラックなんだよな」という意味不明なことも書かれたりします。
   
 会社は、安易に、二つには分かれません。
 会社の風土も、安易に、二つに分かれません。

 物事はそう単純ではないのです。
  
 わたしは、学生には「二項対立は、頭を悪くするので、使わない」ように、いつも指導をしています。「ホワイトか、ブラックか」という二値で物事を安易に分けないでいただきたいものです。
   
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 次に「ホワイトであることがダメ論調」ですが(ここでは敢えて、二項対立にのります)、こちらも問題があります。それこそ、こうした言説は、利益をあげるために「ブラックな組織」を創り、とことんひとびとを働かせたがっている、「頭がよい邪悪な経営者」につけいる好きをあたえます。
  
 つまり、邪悪な経営者は、まことに安易に、こう考えます。
  
 だって、ホワイトって、ダメなんだろう?
 労働環境なんて、いくら整備したって無駄なんだよ。
 やっぱ、じゃ、ブラックでいいじゃん

  
 となる。ホワイトか、ブラックか、という二値しかないので、物事が安易に判断されるのです。
   
 たしかにメディアで言われるように「ホワイトな企業のなかにつとめる個人には、もっと働きたいひと」もいるし、それに満足しないひともいます。しかし、「ホワイトであること=この場合は労働環境の整備」は「衛生要因(もっとも基本的な労働環境)」です。
  
 それは「常に向上させてアタリマエ」なのだと、わたしは思います。
 むしろ、先ほどから申し上げているとおり、「労働環境の整備は、いまだ道半ば」というのが現実です。
  
 もちろん、それらが実現している一部の優良大企業で「モーレツに働きたい個人」はそうすればいいです。ただ、それは「一部」です。もしその会社で、それ実現しないなら、実現できる企業にうつればいいのだと思います。誰も、会社にいてくれ、と頼んではいません。職業選択の自由があります。個人の判断で、そうすればいいのです。
  
 むろん、再三にわたって申し上げますが、多くの組織では、「ホワイトであることがダメ」の以前に、労働環境が確実に良くなっているとは言えないのが現状ではないか、と思います。
  
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 最後に「昔はよかった」ですが、これは本当でしょうか? 
 本当に本当にそう思っていますか?
  
 オフィスや会議は「副流煙」でモクモク!
  
 数字が未達ならば「灰皿」が飛んでくる!
  
 みんなの前で「罵倒」されるのは日常茶飯事!
  
 大事なことはすべて「タバコ部屋談義」と「ゴルフ」で決まる
  
 就職での男女差別はアタリマエ! 就職情報誌は送られない!
 
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 昔の「悪いところ」もたくさん見たうえで「昔はよかった」と結論づけているのなら、それでもいいのですが、
  
 1.わたしたちは、ともすれば「ノスタルジー温泉」にヒタヒタつかり
  
 2.「昔の悪いところ」を無視して
  
 3.「昔のよいところ」だけを注視する

 
 傾向があるように思います。
   
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 ちなみに、わたしは、現代社会というのは「昔よりは、ずっとマトモになってきた=少しずつではあるがよくなってきている」という実感をもっています。もちろん、まだまだ「道半ば」ではありますが・・・。
  
 ▼
  
 今日は、「日本の企業はホワイトな職場になった」という言説に対して、私見を書かせていただきました。
  
 より多くのひとびとが長く安心して働き続けられる環境をつくりつづけることを「超継続」した方が、中長期には、結局、優秀なひとが集まる、風通しのよい、成果を残せる組織をつくれるのだと思いますよ。
  
 軸をぶらさないことです。
  
 そして人生はつづく
    
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■アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)のWebページはこちら!■
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「チームワーキング研修版」リリースされました!
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チームワーキング座談会
https://www.jmam.co.jp/hrm/training/special/teamworking/case/index.html 
  
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中原淳監修「実践!フィードバック」eラーニングコース:Youtubeでデモムービーを公開中!
https://youtu.be/qoDfzysi99w
   
「実践!フィードバック」コース ありのままを共有し、成長・成果につなげる技術(PHP)
https://www.php.co.jp/el/detail.php?code=95123&fbclid=IwAR2he6Z_PTe3YiahcnCv3z9pNRXvrajPwVaRS8LLAYFkbWVH167qHDfYF5Q    
  
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