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2021.5.10 07:47/ Jun

あなたの研修・授業・ワークショップには、問いと答えのあいだに「間(MA)」を確保できていますか?

「問い」と「答え」のあいだを、どのくらい「待つのか」?
  
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 「問い」と「答え」とのあいだに「間」が必要であると喝破したのは、大田堯さん(おおた・たかし)さんだそうです。先日、都留文科大学の山辺恵理子さんから教えてもらいました(感謝!)。
  
 教師や講師といった教える側が「発問」して、学習者に「問い」を投げかける。問いに対して、学習者は「思考」をめぐらせます。思考とは畢竟「紆余曲折」です。あーでもない、こーでもないと考え、曲がりくねった道を歩くがごとく考える。そのときには、どうしたって「間」が必要になる。
  
 しかし、教える側の人間は、ともすれば陥ってしまうのは、この「間」の時間の必要性を忘れてしまうことだということです。
  
 すなわち、教える側が「問うこと」をなせば、
  
 間など必要なく、ただちに答えがだせるはずだ!
  
 と思い込む。
  
 あるいは
  
 間の時間を過少見積もりし、十分に思考する時間を与えない
  
 といったことが頻繁に起こりうるのです。
   
 対して、
  
 思考のためには「間」が必要
  
 です。
  
 別の言葉でいえば、
  
 思考を促すこととは、畢竟「待つこと」
  
 なのです。
  
 しかし、教える側は、この「間の必要性」や「待つこと」をついつい忘れてしまう。
 時間に追われていて「待てない」というのもあるでしょう。あるいは「間」という名の「沈黙」の時間があまりに長く感じられて、「怖い」というのもあるように思います。自ら行った発問のあとに広がる、「シーン」という沈黙の時間に恐怖を感じたことのないひとは、あまりいないはずです。
   
 だからこそ、とにかく、教える側は「待てない」
  
 ついつい、間を自らの言葉で埋めてしまったり、間を認めなかったりしてしまいます。
  
 しかし
  
 待てないから、思考が深まらないし
 思考が深まらないから、答えられない
  
 のです。それなのに「答えがでない」ことにやきもきしたり、学習者を責めたりすることが多々あります。
  
 ▼
  
 今日は「考えること」と「待つこと」の関係を「間」という概念を組み入れることでお話ししました。
 しかし、このことは、言うは易いが、行うは難し。本当に、本当に、難しいことです。自戒をこめて申し上げますとしか、僕自身も申し上げたくなってしまいます。
  
 しかし、だからこそ大切なことなんでしょう。
  
 あなたは他者に「問い」をなげかけたとき、十分に「待って」いますか?
  
 あなたの研修・授業・ワークショップには、問いと答えのあいだに「間」を確保できていますか?
  
 そして人生はつづく
  
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