NAKAHARA-LAB.net

2021.1.1 00:01/ Jun

謹賀新年、明けましておめでとうございます!:立教大学経営学部 中原淳より


    
 みなさま、新年、あけましておめでとうございます!
    
 2020年はコロナ禍もあり、皆様のご協力やご尽力で、これを何とか乗り越えることができた年でした。
   
「ひとづくり・組織づくりの大学院コース」を教職員協働でなんとか立ち上げ、学部ゼミ・大学院・慶応MCC・HRリーダーズフォーラム・研修開発ラボなどのコースを、すべてフルオンラインで提供することに取り組み、実践しました。学生の皆さんも本当に努力してくれました。心より感謝いたします。
  
 私見ながら、キャリア20年にして、2020年がもっとも「学び多き年」であったと思います。それほどまでに翻弄され、葛藤を覚え、かつ、だからこそ僕自身が変化しました。
  
 また、人材開発・組織開発の研究領域にとっては、2020年は「過去20年の変化」に匹敵する変化が、1年でおとずれました。そして、この変化は、今後数年、続くと思われます。2020年は、そんな「変革期」のはじまりになった年かと思います。
 関係者の皆様、さまざまなコースの学習者の皆様に、心より御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
   
 くどいようですが、2021年も、おそらく、たくさんの困難や葛藤に見舞われる年だとは思います。この艱難が消失するには、まだまだ多くの時間がかかりそうです。
 が、しかし、こんなときだからこそ、人材開発・組織開発を志す者としては「下を向かない」。このことだけは「誓おう」と思います。
  
 これまで以上に、多くの人々の「学びをとめないこと」に尽力し、研究知見を社会に「お届け」することに、全力投球していく所存です。
   
 来年は、春あたりから5冊ほど、新刊著書が発刊されます。すべての著作は、わたしが独力で成し遂げたものではなく、多くの共同研究者、パートナーの皆様と成し遂げた共同研究の所産です。共同研究をともになしとげつつある、多くの方々に、心より感謝いたします。
 ちなみに、1冊の著作を世に出させていただくには、平均2年、長いものでは5年かかります。連続しているように見えますが、そういう長いタイムスパンを乗り越え、多くの方々と共同研究に取り組んでいます。これらの著作が多くの方々にお読みいただけることを願っております。
     
 また、いよいよ学部・中原ゼミ、そして新設大学院コースにも、それぞれ卒業生、修了生が生まれます。皆さんが、さらに社会で活躍していただけることも、とても楽しみです。心ゆくまで知的に暴れてください。
         
 研究歴20年、45歳を超え、僕自身も「自分自身が何かを為すこと」から「何かを成し遂げる次の世代を育むこと」にさらに取り組みたいと思います。
 わたしは、大学院の頃から、自分のキャリアを2つにわけて考えていました。25歳から45歳までの第一幕、そして45歳から65歳までの第二幕です。そろそろ、わたしも仕事人生の「第二幕」に入りかけたようです。わたしの人生には、おそらく、さらに多くの「幕間」は存在するとは思いますが、仕事人生に関しては、いよいよ「後半期」に入りかけています。
  
 人材開発・組織開発・リーダーシップ開発などなど、「開発系」の人事管理の知見や実践をさらに、社会に根付かせるため、最大限、尽力いたします。また、とりわけ、人材開発・組織開発・リーダーシップ開発などに興味をもってくれる、次世代の研究者、学生の育成に尽力させていただきたいと願っております。
    
 どうか引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします。
   
 新年は、1月4日よりオフィシャルの活動をスタートさせます。ブログ開始は1月8日からとなります。どうぞよろしくお願いいたします。
   
 2021年が、皆様にとって、素晴らしい年でありますよう!
 そして人生はつづく
      
 立教大学経営学部教授
 中原 淳
   

    
(上記の写真は、先日、Small worldというテーマパークで家族で撮影したものです。3Dのミニフィギュアが作成できます。教えていただいた関西大学社会学部教授の松下慶太先生には心より御礼を申し上げます)
  
(まことに勝手ながら、2019年より、中原は、「年賀状での新年のご挨拶」を控えさせていただくことにいたしました。何卒ご了承くださいますよう宜しくお願い致します。皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈りしております。今後は、このブログやソーシャルメディア、Facebook、Twitterなどで近況をご報告差し上げます。よろしければご高覧いただけますよう、お願い申し上げます。)

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