NAKAHARA-LAB.net

2007.2.11 09:57/ Jun

ユナイテッド93、嫌われ松子

 子どもができてからというもの、全く映画、演劇、ショー、コンサートに行くことがなくなってしまった。もう4~5年したら、家族で一緒に行けるようになるだろうか。それまでは「おあずけ」である。
 先日、久しぶりにビデオを借りてきて見た。今日はその感想。
 —
ユナイテッド93
http://www.united93.jp/top.html
 2001年9月11日、俗称セプテンバーイレブン当日、ハイジャックされた5機の中で、唯一、乗客たちの抵抗によって、ピッツバーグ近郊に墜落したユナイテッド航空95便の物語。
 この映画に主人公、ヒロインはいない。犯人たちがコックピットに押し入るまでは、淡々とした情景の描写が続く。運命のいたずらで、ある日突然、乗客たちが悲劇の渦中に巻き込まれていった様子が見て取れる。僕らは、もうこの便の乗客の「結末」をすでに知っている。それ故に、その淡々とした描写が切ない。
 非常に力のある監督の作品だと思った。
オススメ度 ☆☆☆☆☆
 —
日本沈没
http://www.nc06.jp/
 うーん、微妙。
 ストーリーの展開がかなり不自然。豊川悦治の演技が、ちょっと大学教授っぽくない。大地真央の政治家役ももうひとつ。あと、本が長い・・・。いやー、すべてもうひとつ感が漂うなぁ。
 僕にとっては、よかったのは・・・独立行政法人 海洋研究開発機構の仕事が、何となくわかったことかなぁ・・・。
独立行政法人 海洋研究開発機構
http://www.jamstec.go.jp/jamstec-j/index-j.html
 —
嫌われ松子の一生
http://kiraware.goo.ne.jp/
 良くも悪くも、CM出身の監督の作品だなぁと思った。このテイストが好きな人には垂涎モノかもしれない。「下妻物語」と同じように、特殊効果、CGが効果的に使われている。
 松子が刑務所に入るところなどは、ミュージカル「シカゴ」の演出っぽいな、と思った。
 とにかくいろいろなエンターテインメントの手法を組み合わせてつくった映画です。
 僕は好きだけど。
オススメ度 ☆☆☆☆
 —
 暇を見つけて、またビデオ見たいなぁ。

ブログ一覧に戻る

最新の記事

自分の身体をどのように用いて、相手にプレゼンテーションを「お届け」するのか?:演劇の知とリーダーシップ!?

2024.4.26 10:34/ Jun

自分の身体をどのように用いて、相手にプレゼンテーションを「お届け」するのか?:演劇の知とリーダーシップ!?

褒め方ひとつ間違えると「怯える、いい子」を量産してしまうメカニズムとは何か?

2024.4.24 08:22/ Jun

褒め方ひとつ間違えると「怯える、いい子」を量産してしまうメカニズムとは何か?

2024.4.17 23:54/ Jun

給特法、および、それにまつわる中教審審議に対する私見(中原淳)

たかがタイトル、されどタイトル!?: 研究タイトルを「一字一句」正確に書いてきてね!

2024.4.17 08:17/ Jun

たかがタイトル、されどタイトル!?: 研究タイトルを「一字一句」正確に書いてきてね!

2024.4.15 08:05/ Jun

「タイパ重視の時代」だからこそ「時代遅れ!?のラーニング」を楽しむ!